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ただのレポ

秋晴れでわずかに汗も滲んだ11月19日。私は今年3度目のライブへ参戦してきた。誰のライブだったかって?それはもちろん!マカロニえんぴつ!!!

今回行ってきたライブのチケットは、確か半年くらい前に当選したもの。もちろん当選メールがきたその瞬間から、楽しみ!という気持ちで溢れてかえっていた。そして当日、会場にもその気持ちをありったけ持って行った。

しかしいざライブが始まるとどうか。私はいつも「今日は帰ったらあれして」とか、「明日はあれをしなきゃで」とか、余計な事を考えてしまう。脳内は、言うなればニコ動のアレ。次から次へと、文字の羅列がバァァっと流れてくる。おそらく皆よりも現実世界から乖離するのに時間がかかるのだろう。なんだよ!なんか、不利すぎるじゃん!!!

相変わらずそんな調子だったので、1〜3曲目あたりはほぼニコ動だった。ワシ、絶対損してるだろ!と思いつつ、それでもだんだんと雰囲気に溶け込み始めている実感はあった。7曲目にはやると思っていなかった零色が来たことで、個人的にバイブスが急上昇した。おそらく去年の野音ぶり、ライブ会場でまたこの曲を聴けるとは思っていなかったゼ...感無量。

その後数曲披露し、プチPM挟みしっとり落ち着く曲へ。嘘なきもやると思ってなかったから、もう、胸がいっぱいホクホク。会場全体が良い落ち着き具合になった所でお馴染みのMC。はっとりさんとメンバーのやりとりに、孫を見守るばあちゃんの様な眼差しを向けてしまっていた。

「ずっとこのバンドでベース弾いてね♡」
「やった〜〜〜!♡」

なんやこれェ!!!ほっこりしない訳ないやろがい!!!(キレ)

そしてMCから自然な流れで茶番へ突入。ショートムービーでゲラゲラ笑ったと思ったら、スーツに着替えたメンバーがステージ上へ戻ってきて、平然とした顔で演奏を始めた。___嵐の番い鳥。

まさか、まさか、このためだけに関西からリコちゃんが来てくれたなんて。アルバムがリリースされてからというもの、私はすっかりとこの曲の虜になっていた。だから今回、生歌と生演奏を聴けて本当に嬉しかった。カラオケの背景映像の様な映像が流れてたのもめっちゃ良かったな。間奏中「裏渋にありそうな高い寿司屋行かないかい?(うろ覚え)」「...え!行きますー!」なんてやりとり。リコちゃんかわいい...。ハァ、感無量〜(あと何回言うんだろ)令和にリリースされた昭和歌謡本当に良いのでまじでみんな聴いてくれ(圧)

会場が再度活気に溢れた所で、続けてネクタリンへ。アルバムに収録されているやつよりも、少し低めのキーだった。あれ、そのままやったらキー高すぎて首傾げまくる事になるもんな...。演奏中モニターに映されていた映像は、モンドリアンのコンポジションっぽくてオッシャレ〜だった、どんな人が作ってるんだろ。

ネクタリンから数曲挟み、ここでも私のバイブスは急上昇した。なんでかって、メイビーネイビー演奏しちゃったの〜〜〜!!「よし!懐かしいのやろう!」と一言、すぐにその曲へ。これ会場で聴いたの、初めてかもしれない。嬉しスギ〜〜〜

そんで、ここからが、もう凄いのなんの。息つく暇もなく、Frozen My Loveの演奏へ突入したと思ったら、近くでスタッフがGoProの付いたバカ長い棒を用意し始めていた。ん、何だろう?と思っていたのも束の間、ステージの方から謎の人形が何体も送られて来た。白い上半身だけの人形で、今回のツアーグッズであろうTシャツを着ていた。カオスな人形を玉送りの要領でポンポンと回すその様は、今まで私が参戦したライブ史上初の演出。もう、この辺りで自分の中のストッパーというか、リミッターが解除される音が聞こえた。

私は上へ上へともっと高くまで手を上げ、更にはジャンプもし、過去1番会場の空気に溶け込んだ。あの瞬間、あれだけ大きな会場なはずなのに、箱の中にいるのでは、と一瞬錯覚を起こすほどだった。メンバー対観客、から対自分になった気さえした。  

今までに感じたことのない感覚で包まれているまま、またもや息つく暇もなく、次は洗濯機と君とラヂオへ。既に会場内のボルテージは最高潮へ達していたので、物理的にも精神的にも激アツだった。もちろん自分もその中の1人だったし、激アツだったが故に所々記憶はなくしている。おそらく、このタイミングで銀テが宙を舞った、はず。会場内全てのエネルギーを可視化するかの如く、勢いよく、高く宙へ放たれた。

これまでに何度もマカロニのライブへ参戦したが、銀テ演出がない、もしくはあったとしても2階席というオチだったので、実質初。ボルテージは既に最高潮なのに銀テ飛んできたらもう、本格的に記憶ぶっ飛び!☆(おい)キラキラと宙を舞うテープに手を伸ばし、数本掴んだ。感動の瞬間〜!!

そしてテープも全て舞い散り洗濯機(略し方わからん)も終了。スタッフが急いで床へ落ちたテープを回収し始める。メンバーは、あちこちに散らばってしまったかけらを優しく掬い上げる様に、星が泳ぐを演奏し始めた。さっきまでFEVER☆だった観客たちも、スウッと聴き入る。私はこの曲がきっかけでサマレン大好き人間になったので、もちろん嬉しかった。最近のセトリに入っている率も高く、新たな定番曲といった所だろうか。

ここでお馴染みのPM。はっとりさんは「疑ってください。自分が間違ってたのかも、私が、俺が、って。抗って、疑って、考えて、認めて、また一緒に歌いましょう。」と。確かに、自分が間違っていない確証なんてないし、それを認める事も大事。しなやかな心を持って人と関わっていきたいと思った。あと、毎回思うのだけど、はっとりさんのPMの言葉たちは、アドリブなのかしら。気になる。

で!もちろんトリだった曲は、悲しみはバスに乗ってだった。私の中では、曲の終盤にかけて明るい印象にはなるものの「悲」「無」「苦」の様な漢字がしっくりとくる曲だと思っている。凄く人間味がある所や、軽快に韻を踏んでいる歌詞には、やはりマカロニらしさを感じる。先程までの雰囲気とは一変し、「あぁ、もう終わるんだな」と身体全体で感じさせてくれる曲だった。

ここでライブ自体は一旦終了。メンバーの皆がお辞儀をして裏へはけていく。照明はまだ暗く、その中で小休憩をする人もちらほら出つつ、アンコールのクラップが鳴り響いた。声出し解禁されたこともあり、「アンコール!!!」と大きな声で盛り上げてくれる人たちも沢山いた。

間も無くして、今ツアーのグッズのTシャツやパーカーに着替えたメンバーがステージ上に戻ってきた。「アンコールありがとうございます」そうしてヤングアダルトが始まった。この曲は割と後半で出てくる事が多い印象なので、終わりを告げるメロディだなと、更に悲しくなった。

そして、ほんとに最後の最後、ミスター・ブルースカイ。この曲はかつてドラムだったサティさんが抜けてしまう時に、はなむけとして作られた曲。私が初めて行ったマカロニのライブのアンコールもこの曲だったなぁ、感慨深い。「別れ」というワードがしっくり来る。

ジャジャジャジャーーーンと皆で音を揃え、終了。そして深いお辞儀。よっちゃんとけんやさんはギターピック投げてた。はっとりさんはいつもの投げキーーッス♡黄色い声援。てか、けんやさんのに関しては、後から知ったのだが、カントリーマアムを投げてたらしい。通りで?なんかデカいし結構飛距離あるなって思ったんだよね?キャッチしてももったいなくて食べれなさそうすぎるぜ?

はい!こんなもんかな、細かいの書くとキリなさそうなので、ここでおわり。3,000文字超えているわね〜すごい。最後まで読んでくださった人がいましたら、心より感謝申し上げます。

では、またいつか。

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