emma(えま)

関西在住。アート、絵本、ストーリーテリング(素話)、料理、旅行、読書、建築、ものづくり…

emma(えま)

関西在住。アート、絵本、ストーリーテリング(素話)、料理、旅行、読書、建築、ものづくり、海外文化、語学…など色々な事に興味があります。

最近の記事

1人おうち昼ごはんの日

気づけば前回の更新から1年以上たってしまいました。お久しぶりのnoteです。 皆さんは家で1人お昼ごはんを食べる機会は週に何度ありますか? 私は週に一、二度くらいでしょうか。 それ以外の日は仕事場で仕事仲間と食べたり家で家族と食べたりなので、まるっきり1人でという機会は週に一、二度くらいです。 その週に一、二度ほどやってくる1人おうち昼ごはんの日が、実は私にとってなかなか楽しい時間なんです。 なぜかというと、冷蔵、冷凍庫の食材や、その他乾物などの食材ストックを使っていか

    • 文章が、格好良い。

      久しぶりに訪れた図書館のエッセイコーナーで見つけた本です。 『ニューヨーク散歩 街道をゆく三十九』 司馬遼太郎著 朝日新聞社 司馬遼太郎さんといえば『竜馬がゆく』『燃えよ剣』などの歴史小説で有名ですが、晩年は主にエッセイ等を書かれていたようで、週刊朝日では長年に渡り『街道をゆく』という題で国内外の街を歩いた紀行文を連載され、それが単行本化されています。 けれども司馬さんファンは大勢おられるので私がごく浅い知識を披露する必要も無いと思いますし、知らない方はググるなり、ウィ

      • パスタの思い出から始まり4番手のボロネーゼソースのぼんやり味をなんとかしよう。と決めた日。

        昔々、パスタ屋さんでアルバイトをしていたことがあります。ペペロンチーノやボロネーゼ、カルボナーラなどの定番ものから、タラコ、スープパスタなどの和風ものまであって、どのパスタも人気でした。 当時はイタリア料理が大流行で、本格的なイタリアンレストランから大衆的なトラットリア、ピザやパスタの専門店もあちこちにあり、スイーツもティラミス、パンナコッタ、ジェラートなどのイタリアンドルチェが入れかわり立ちかわり流行っていました。 私は昔から食べることが好きで新しい味、流行りの食べ物は

        • ホットドッグが食べたいと思えば食べられること。

          ドトールコーヒーのジャーマンドッグが好きです。パンにソーセージにマスタードというシンプルな作りながら計算尽くされたおいしさだなと思います。 パンは硬過ぎず柔らか過ぎず、フカッとした食感とちょっと乾燥ぎみの皮も好き。ソーセージも熱すぎずいい感じに温まっていてパクつきやすく、そのソーセージを引き立てつつ、パンにもほんのちょっと色を添えるマスタード。この三位一体の絶妙さがまた食べたくなる理由なのかもしれません。 けれど、うちの最寄り駅付近にはドトールはありません。たぶん。知らな

        1人おうち昼ごはんの日

          空色の花。

          オオイヌノフグリが枯れ葉に紛れて咲いていました。小さいけど、存在感がある。 季節は巡っているんだな、としみじみ思いました。 この花をみて思い出すのは、大昔、子供の頃にいとこが友達とままごとをする時に、この花を集めてお皿に乗せて「あおぞらごはん」と言って遊んだという話。子供は見立て遊びの天才ですね。 当時それを聞いた私はすごい!と思ったのでした。でも、自分もやってみようと思うには私は大きくなり過ぎていて、ままごとをする時代も過ぎていました。 それからは春になってこの花を見

          空色の花。

          もう一度食べたい食べ物の話を息子にしたら、彼にももう一度食べたい食べ物があって…という話です。

          東西南北に碁盤の目のようになっている京都市内の通りでは北上することをあがる(上ル)、南下することをさがる(下ル)、西へ行くことをにしいる(西入ル)、東はひがしいる(東入ル)というのはご存知の方もおられるかと思います。 そんな京都のど真ん中、寺町通り四条上ル(てらまちどおりしじょうあがル)何軒目かのビルの地下に『コーヒーガーデン』という喫茶店がありました。過去形なのはその店がもう無いからです。 初めて訪れたのは高校生か短大生の頃、姉に連れて行ってもらったと記憶しています。地

          もう一度食べたい食べ物の話を息子にしたら、彼にももう一度食べたい食べ物があって…という話です。

          大人も子供も楽しめる本を紹介します②

          図書館で借りた素敵な児童書を紹介します。 『ミリー•モリー•マンデーのおはなし』 というタイトルのこの本はある先輩におすすめしてもらいました。 1928年の作なので今から94年前に出版された本です。写真の本は1991年発行(日本では原書発行の63年後に初版ということでしょうか、そのあたりは定かではありません)ですが、内容はおそらく変わっていないと思います。 ミリー•モリー•マンデーと呼ばれている女の子(本名はもっと長い)と、その家族や友達が住むイギリスの田舎での暮らし

          大人も子供も楽しめる本を紹介します②

          絵を壁に掛けるハードル

          皆さんは家の壁に絵を掛けていますか? 我が家のリビングには絵がひとつも掛かっていません。正確には掛けたいけど掛けていないのです。 掛ける絵も持っていません。絵を描くのは好きなほうなので、たまに小さなイラストを描いて壁にピンで留めてみたりはしますが、それまでです。 6年前に今の家に引っ越してきて、それまでに住んでいた2DKの賃貸マンションから一変し、『L』リビングと呼べる部屋が出来たときには色々と夢をえがいていました。 飾り棚をつけたい、ヴィンテージっぽい本棚を置いて本と

          絵を壁に掛けるハードル

          レーズンロール玉子サンドの由来から

          我が家の定番の朝食を紹介します。 『レーズンロール玉子サンド』です。 玉子サンドといえば、ゆで卵をフォークなどでつぶして、塩コショウ、マヨネーズ、マスタードなどを混ぜ、薄切りの食パンに挟むのが定番ですね。ここ数年、ちまたでは厚焼き玉子サンドも人気です。 ところが我が家では結婚当初から、いや、正確には夫が一人暮らしを始めてからなのでその数年前からレーズンロールパンにマヨ玉子をサンドして食べるのが玉子サンドの主流となっています。夫から受け継いだとでも言いましょうか。 それは

          レーズンロール玉子サンドの由来から

          インプットの多めな日々を送って三日経ってしまいました。

          noteの記事を2日に一度は書こうと思っていたのに、近頃の世界情勢を自分なりに知ろうとしたり、本を読んだり、動画をみて現実逃避していると、気づけば3日が過ぎようとしていました。 基本的にインプットする事の方が多いのが私の日常なんだと思います。 書きたい事は色々あるけど、どこから手をつければ良いのかわからないのも本当のところです。でも、やっぱり何か書いておこう。 そう思って、今日は書き始めました。 近所のパン屋さんで買った紅芋ベーグルをらくがき帳に描いて、これもアウトプ

          インプットの多めな日々を送って三日経ってしまいました。

          蝋梅(ろうばい)を見つけて

          住宅街などを歩いている時に、ふわっと花の匂いがしたら、この蝋梅の花が咲いています。黄色の小さな花です。まだまだ寒い時期だけど、春が近づいていることを教えてくれます。 薫りは離れた所でも気づくのに、花は満開なのに、その存在に気づかず通り過ぎてしまうのは何故か? この黄色が風景と馴染んでしまっているからかもしれません。急いで歩いているからかもしれません。 歩いていて、ふわっとお花の薫りがしたら少しだけキョロキョロと辺りを見廻してみてください。 きっと、見つけられますよ。

          蝋梅(ろうばい)を見つけて

          好きな色や形はそこら中に現れてくる

          朝、コーヒーを飲みながらアーモンドをポリポリ食べるのが習慣になっています。プラスチック容器に入れたまんま手掴みで取り出してポリポリ、ポリポリ…。 いかんいかん、食べ過ぎると良くないな、けどこの組み合わせ好きなんだよな、あ、このセットを写真に撮ってnoteの見出しにして書き始めようかな。 そう思って撮ることにしたけど、プラスチック容器のアーモンドはちょっと恥ずかしいよね、いいんだけどね、日常なんだからね…やっぱ移し替えるか…。 と、好きな豆皿を出してきてアーモンドをのせる

          好きな色や形はそこら中に現れてくる

          帰り道で想うこと

          京都で用事があり、帰りに最寄りの市営地下鉄:蹴上(けあげ)駅へ向かう途中で、南禅寺三門前を通りました。 土曜日の昼ごろでしたが観光客の姿はほとんどなく、閑散としていてちょっと寂しい。時々近くの中学•高校の男子生徒がグループごとに歩いているのを見かけるくらいでした。木々もまだ新芽を出すには早い、という寒々しい風景ですね。 2月はオフシーズンでもあるとは思いますが、この2年ほどは来るたびに、あーー、こんなに人のいない京都は見たことないな…と思います。住んでいる人よりも外から来

          帰り道で想うこと

          大人も子供も楽しめる本を紹介します①

          アーノルド・ローベルをご存知でしょうか。 アメリカの絵本作家で、有名な作品に『ふたりはともだち』などの、かえるくんとがまくんシリーズがあります。『ふたりは〜』シリーズの中の1篇は小学校の国語の教科書にも採用されているのでこちらを知ってる方も多いかもしれません。 そのアーノルド・ローベルの作品の中で、私のいち押しはこちら。 『ふくろうくん』(文化出版局 三木卓:訳 1976年刊) ちなみにアメリカでは1975年刊。 47年前の絵本です。永く読み継がれているんですね。 【

          大人も子供も楽しめる本を紹介します①

          さて、これからどうするか?考えてみました。

          noteに投稿を始めて20日近く経ちました。日記のようなエッセイのようなものを、2日に1度、何となく書き綴ってきましたが、なかなかうまく書けません。ムダに長くなったり、結局何が言いたいのか分からなかったり…文章を書くのは本当に難しいですね。 それにnoteの始め方や、沢山の人に読まれている記事などを読ませて頂いたりもしましたが、参考にさせて頂いて自身の記事を改善…とまではいきません。実は2日に一度の投稿に必死でそこまでたくさんの記事も読めていません。 それと、ツールも使いこ

          さて、これからどうするか?考えてみました。

          私はこれからも【シフォン道】を行きます。

          シフォンケーキに初めて出会ったのは学生の 時です。通っていた学校の近くにあったカフ ェのスイーツラインナップはシフォンがほと んどでしたし、シフォン専門のカフェなども ありました。おそらくブームがきていたので しょうね。 高さのあるドーナツ状の生地をショーケース のガラス越しに見たときにはその大きさに ちょっとびっくり。切り分けたあとは、どう やって盛り付けるの?と思っていると、白い ホイップクリームが側面に塗られているシフ ォンはお皿の上に横たわり、粉砂糖がそっと かけら

          私はこれからも【シフォン道】を行きます。