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Vol.1 仕事はスキマに落ちている

これから書くのはスキマ時間を使ってするお仕事ではなく、わたしがメインでしている仕事のお話。

その部分「だけ」が仕事になるなんて。
小さなスキマの、名前のつかないお仕事。


キャラクターの、中の人のうちの、ひとり

わたしの仕事は説明が難しい。
一言で言い表すこともできなければ、肩書きも見つからない。

簡単に言うと、いわゆる「中の人」…
んー「中の人のひとり」?

企業系のキャラクターが登場するSNSにアップするイラストのアイディアとコピーのみを担当している。

の、だけれど、これを簡単に説明するのが難しい。
中の人、と言い切ると語弊が生じるし(なにせ絵を描いていないので)、詳しく話すと長いし。

企業系のSNSなので広告やキャンペーンなどの投稿が多いけれど、わたしの担当はそこではない。
利益とは遠く離れた場所でフォロワーさんと戯れている(キャラクターを通して)。

イラストも管理も担当の方々が別にいて、広告やキャンペーンはまた別の担当者だったりするから、キャラクター1体に中の人がギュウギュウに詰まっている状態だ。

わたしの持ち場は体の部位で言うと、脳と心とお口だろうか。
ボディはイラストレーターさんたちが動かしてくれるし、身の安全や礼儀作法は管理者さんが見守ってくれている。

キャラクターがどんな性格でどんなふうに考え感じ、それをどんなふうに口にするのか。

季節や行事なんかと組み合わせて毎月提案し続け、今年で8年になる。

これだけ続けていると、わたしの頭の中にはそのキャラクターが住み着き、スマホには芸人さんのネタ帳のようにアイディアメモが入っている。
何かを見たときに頭の中のキャラクターが動いたらすぐにメモするためだ。

そういう意味ではキャラクターがわたしの中の人のひとりでもあるわけだね。
書いていて気がついた。


なんでそんな部分的なスキマのところだけ担うことになったのか。
具体的にどんなお仕事をどんな手順でしているのか。

これから少しずつ書いていきますね。





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