後藤明生氏の近畿大学における活躍については、遺稿集『日本近代文学との戦い』(2004.4.30)の、乾口達司氏による「あとがきに代えて」、「略年譜」並びに東條慎生氏の『後藤明生の夢』にも詳述されていました。又、前回記事に対し、X(Twitter)にて倉数茂氏より貴重な証言を賜りました。後藤氏が近畿大学文芸学部教授に就任したのは、1989年4月とのことですが、その頃、多忙だった私は、遠くから近大HPを眺めるのみだったと思います。
後藤明生氏を亡くした人たちのそれぞれの感想、評価を振り返り、語り継いでいきたいと思います。
『群像』1999年10月号の後藤明生追悼特集より
(続く)