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気配を消す

おはこんばんちは。
春のきざし。
ようやく冬が終わると実感し、それはそれで寂しさを感じます。
大変だったのに、本当に終わるとなると寂しい。
冬だけじゃない、何事にも通じる気持ち。
毎日いろいろあるけれど、そんなことも長い人生のほんの一瞬。
大変でもなんでも、終わる。ちゃんと終わる。
毎日噛みしめて生きていこう。
理想。


今日は、「気配を消す」。
あなたは気配を消すことが得意ですか?
私は、元来、目立ちたがりなところがあって、
しかも、目立ってしまうところもあるらしい。
学校の授業中にコソコソ話をすると私だけが見つかるとか。
声が大きかったり、高かったり、話すのに熱中して周りが見えなくなったりするから。
前に大勢の場で会った人と再会して「話してみたいと思ってた」ということ言われたり。
(文字にすると不審者かナンパみたいだけどそうではなく)
たぶん存在がうるさめ。
口数も相槌も身振り手振りも多く、リアクションがうるさい。
静かにしていられない。
年齢とともに落ち着いてはきたと思うけど、まだまだ。
自己分析ではあるけど、
好奇心も旺盛だし、共感力も高いし、人の役に立ちたい願望もあるから
つい余計な口出ししたり
余計なもめ事に加わったり
話の主導権も握ってしまって仕切ってたり。
はーぁ。

で、
どうでもいいことや、嫌だなと思う人のことにも
巻き添えで加わることになったり、
自分自身、加わらなきゃいけないと思ったりする。
普段の行い、普段の性格を皆はわかってるからね。
気をつかいすぎる。

でも、最近、コロナもあって人付き合いを減らしたり、
やりたくないことはやらないようにしてきて、
ついでに、コロナじゃなくても理由がなくても減らしてきて、
(理由がないと断れない性格だった)
もうすぐ気配を消すことができるかもしれない、と思ってきた。
そこにずっといるのにいたことに気付かない人って、憧れる。
会社にもいる。
ずーっと静かに、意思も示さず人の邪魔になることもなく、いる。
私にはなかなかできない技。

昔は、そんなの嫌だと思ってた。
だからより前に前に出ようと意気込んでた気がするし、
存在感を出さなきゃと思っていた。
でも、少しずつ気持ちが変わってきた。
目立たない存在ともまた少し違う、「ただ、いる」という存在。
空気のような人。
いつもいる。そして見聞きして状況をわかってる。
特に何か意見をするでもないし、でもただ静かに自分を認めてくれてる安心感。
皆がその人の存在に実は助けられ、恩恵を受けてる。
感謝されるべき存在だけど感謝してよと主張も全くなく、
気付く人だけが気付く。
そういう存在ってすごいなぁと。

いろんなタイプがあって自分らしさも認めたい、
それでいいんだけれど、
でも、気配を消せるって優しいと思う。
共存の社会で生きる一員として、必要な場面はある。
自分は引いて、周りの人を生かす場面。
それができるのは優しい人。
優しい人になりたい。


今日も、自分を信じて。

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