大好きな人とチキチキバンバン
ちょっと前の話だけど、Netflixで「パリピ孔明」というアニメを観てた。「なんやそれ」という方のためにあらすじ↓↓↓
これ読んでもやっぱり「なんやそれ」やけど、わたしにはあんまり馴染みのない渋谷を舞台にした、音楽×三国志みたいな漫画。ボーカルのえいこちゃん、すごく歌がうまくてかわいいの。
このアニメ、第一話を観てたときに、うちの娘たち(9歳と7歳)がまったく興味を示してなくて、「誰このヒゲのおじさん」ぐらいのかんじやったんやけど、わたしが何話か観てるうちに、自然と一緒に観るようになりまして。しまいには「次の話も観るー!あと一話だけ!!」と懇願されるようになったからパリピ孔明すごい。
でね、第6話ぐらいかな、孔明がMCバトルをする回があるのね。あ、ちなみにMCラップバトルの解説はこちら↓↓↓
その回、とある人物が再びラップバトルをするための勇気を取り戻すというテーマだったので、ストーリー的にもおおおって盛り上がって観てたんやけど、見終わったあとに娘たちが「うちらもやろう」て言い出して、寝室でMCバトルを始めることになった。
もうその時点でまぁまぁなんでやねんやし、しかも飲み込み早!てかんじで。おそらく人生で初めて目の当たりにしたMCバトルを、すぐさま自分のモノにしようとする心意気。子どもって柔軟性の塊やな。
長女は身体を上下にゆらしながら「YO-YO」ゆうてるので、めちゃ本気感感じる。
次女も真似して「よう!よう!ww」て言って飛び跳ねてて、とにかく二人はゲラゲラ笑って楽しそう。
長女が仕掛ける。
「お前はYO、いつも宿題やるのが遅くて
朝の用意も遅いんだYO、
たまには言われる前にやってみな」
めちゃ的確な指摘。そして、さすがピアノを習ってるだけのことはあって、裏拍も使いながらリズムにのせてくる。シンプルにうまい。
次女も負けてはいない。
「お姉ちゃんはー!いっつもマイクラばっかりやってて全然代わってくれないよう!よう!」
リズム感は皆無やけど、ちゃんと自分の想いを伝えている……!すごい。
しばらく続く二人のやりとりを、わたしはゲラゲラ笑いながら聞いていた。すると長女が「次おかあさんやで」と言った。え、まじ。わたしも参加すんの……。
「お母さんはええわ」
「なんでー!みんなでやるねん!はやくはやく!」
「えぇーw だってほら、バトルやから、なんか言われないと言い返せないでしょ。いまお母さんなんも言われてないもん」
「あ、そっか。じゃあ、長女ちゃんがいまからお母さんに言うからな!聞いててや!」
わたしはYouTubeで、ラップバトル用のBGMを流していたので(そんなんもあるんやな)、長女は身体を揺らしてリズムをとりながら、どのタイミングで始めるかを思案している。そしてついに口を開く……!
ここから先は
しあわせに生きて、しあわせに死ぬまで
このマガジンの更新は終了しました。
いただいたサポートは、子どもたちのために遣わせていただきます😊いつもありがとうございます!