見出し画像

桜の季節②東京千鳥ヶ淵のライトアップ

いつか東京の桜を撮りたかった。今年はやっとそのタイミングが来た。東京に住んでいるからふらっと撮りに行ける。今までもいつでも行けたのだけれど、長野とか他にも行きたいところがあったからわざわざ東京に撮りに行くことはほとんどなかった。


東京の桜が満開になりはじめた先週、いつか行きたかった千鳥ヶ淵のライトアップを撮りに行った。武道館や靖国神社のあるあたり。何度か歩いたことはあったけれど桜を撮るのは初めて。コロナ明け(もう1年くらいたつけど)のためかすごい数の人だった。

桜のトンネル


人が多すぎてすぐに帰ろうかなと思ったけれど、流れに乗って光のあたる桜の下を歩いてみた。本当に美しかった。帰らなくてよかった。基本三脚は使わないから(人が多すぎてとても使えないけれど)、手持ちでISO感度というものをあげて撮る。

使うのはペンタックスとオリンパスと2台のカメラ。ペンタックスがメインでオリンパスはサブ機。オリンパスは10年以上使っている。ペンタックスはまだ2年ほど。(カメラのことはまた別記事で詳しく書きます)


もはや意識はしないけれど、撮っているときに大切にしていることがある。目に見える世界をそのままの形で撮りたいとは思わない。人の目に見える世界だけがすべてではない。せっかく写真に撮るならより美しく撮りたい。(撮ったものは加工しない)


そのままを撮るのではなく、僕の感性にしたがって目の前にある瞬間をできるだけ美しく切り取る。何年もかけて何回も何回も撮って、ほんの少しずつきっと何かが上達していく。もう10年以上撮ってきたけれど、この先何十年と撮り続けて何かわかるのかなと思っています。


単純に撮るのが好きだし、喜んでくれる人もいるから撮り続けます。ということで、今回撮った写真の中から、好きなものを何枚か載せます。


水の青さが美しい


大きな桜


水面ギリギリまで枝が伸びる


ちょっとピンクを強めに


青く光る桜

撮っていて嬉しくなる光景だった。撮りたかったけれど、正直行こうかどうかは迷った。(わざわざ時間かけて撮りに行く?とだいたいいつも自問自答する。そしてだいたいいつも撮りに行く)。やはり撮りに行って正解だった。

好きな写真もたくさん撮れた。この写真たちを僕の手元に置いておいても意味がない。もちろん自分のためだけに撮る写真も時にはあるけれど、基本的に誰か見てくれる人がいて、写真は初めて意味を持つ。


毎年数万枚の写真を撮って公開するのは200枚程度だった。noteにならもう少し載せられる気がするから試してみる。今回の千鳥ヶ淵の桜も気に入ってくれる人がいたら嬉しいです。では。


(おわり)

この記事が参加している募集

一度は行きたいあの場所

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?