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屋久島からのプレゼント(偶然ではないもの)

旅の最終日に屋久島で出会った虹



2020年の年末、数年ぶりに屋久島を訪れていた。6度目の屋久島。少し時間が取れたから思い切って年末に訪れた。白谷雲水狭・ヤクスギランドなど、行きたかった所にはいくことができて十分に満足していた。

ヤクスギランドの森



帰りの船は12月30日の朝の便を予約していた。しかし、海と空が大荒れで船も飛行機も全便欠航した。特に驚きはしなかった。過去6回のうち何回かは天候が荒れて島抜けできなかったことがあった。

まだ休みはあったし宿も空いていたから1泊延泊して、ゆっくり帰ることにした。結果的に翌日の朝、トップ画像に載せた虹を見ることができた。天候が荒れたおかげ。

そしてこの虹との出会いには、もうひとつエピソードがある。振替えの船を予約していたが、この日僕はなぜか船の乗船時間と港を間違えていた。本当はもう1時間ほど宿でゆっくりしてから出ても十分に間に合うはずだった。

しかし、なぜか勘違いしていて、1時間以上早く宿を出て、乗る必要のないバスに乗って関係のない港まで行ってしまった。旅をしているとたまに発生するミス。

しかし、早く出たことによって結果的に虹を見ることができた。こんなに低く目の前に虹が出ているのは初めて見た。宿を出た直後ほんの数分だけ虹が出ていてすぐに消えてしまった。(急いでカメラを出したけど5枚ほどしか撮れなかった)


宿を出た直後の虹①


宿を出た直後の虹②


もし天候が荒れなければ、僕はそもそもこの日、屋久島にいなかった。そして、船の時間と港を間違えなければ、虹の出ていた時間は宿の中にいるはずだった。

まるでこの虹を見るために、偶然ではなく必然として、僕はこの場所にいたように感じた。「今回もよく来たね。また来なさい。」と屋久島から言われているような気がした。

あくまでも僕の主観。ただ、偶然にしてはできすぎていた。年末の朝、屋久島のこの場所で虹を見ていた人はもしかしたら僕しかいなかった。

たまに自然からプレゼントされたと感じるような瞬間と出会うことがある。この時はまさにそんな瞬間だった。本当にラッキーでした。

しばらく行っていないので屋久島にもまた行きます。旅の記事をnoteに投稿したいと思っています。いつかやりたかったこと。試行的にまず始めて見ました。

※今回の虹の写真はすべてスマホで撮ったものです

                               (完)

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