がんになったことを言う？言わない？
がんであることを周りに言った方が良いのか？
言わない方が良いのか？
とよく聞かれることがある
結論として私は
自分の心のままに
選択するのが良いと思っている
仕事などで言わざるを得ないことは別として
もし
言うことに
躊躇う気持ちがあるのなら
無理して言う必要はないと思うし
自分の心が言いたくなったら
伝えれば良いのかなと…
私が初診で
「がんであることは間違いない」と
医師に初めて告げられた時思ったことの1つに
家族の顔が浮かび
「父には言えない…」
そう思った
それは母を
父にとっては妻を卵巣がんで亡くしている
今度は娘の私ががんであるとわかったら
どんなにショックを受けることかと思ったら
「父には言えない」
そう思った
結局
抗がん剤治療で100%
髪が抜けると聞き
髪が生えるまで会えない状態になると思ったら
その方が親不孝だと思ったし
妹からは
「治療で大変になる中
余計な気を遣ってほしくない」
そう言われ言うことを決意！
1回目の抗がん剤治療が終わり
元気に回復した時
実家に帰り父に元気な姿を見せて
できる限り安心させる状況の中
告白した…
周りの友達には
必要最低限の親しい友人にしか
言わないと決めていた
というより
甘えられる人達が
自分の中で限定されていたのだと思う
なかなか甘えられない性分
でも誰にも言わずに
がんと向き合えるほど強くもない
自分が甘えられる人にだけ
心配かけちゃうけど
その人たちにだけ伝えた…
同僚にも
確定診断されるまでは言わなかった
当時、コーチングスクールで週一学んでいた仲間にも
ハッキリするまでは言わないと決めていた
それは
「心配をかけたくない」
「迷惑をかけたくないから…」
この言葉
がんに罹患した人達から
同じ言葉をよく聞く
心配をかけたくない
迷惑をかけたくない
「できることなら知られたくない」
「可哀想と思われたくない」
「私は他の健常者と何も変わらないんだから…」
そんな気持ちも
私の中にあったように思う
ただ私の状況（検査結果）は
隠し通せるほど簡単な状況ではなく
逆に深刻であったため
言わざるを得なかった…
言わずに
会社や授業を長期間休んでいたら
余計心配をかけ
状況を知っている周りの人達に
迷惑をかけると思ったから
でも時間が進むにつれ
私にとってこの病気は
1人では乗り越えられるものではないと悟り
周りに伝えた…
観念したと言うか
その状況を受け入れたと言うか…
迷惑かけちゃうかもしれないけど
みんなに助けてもらおう…
そう思ったのだ
「心配かけちゃうけど
迷惑をかけちゃうかもしれないけど
何かで恩返しするから
少しだけ甘えさせてください…」
そんな気持ちだった
人に甘える生き方をしてこなかった私にとって
とても大きな一歩だった
そしてそれができたことで
数え切れないほどの
感動、勇気、パワーを貰った✨
たくさんの人から
私が病気にならなければ聞けなかったであろう温かい言葉を沢山貰った…
私をどう思っていたとか
どう願っているとか
元気になったら一緒にどんなことをしたいとか
だからと言って病気になって良かったとは全く思わないけど
もらった言葉は
まるで幸せの言葉のシャワーを浴びているようで
神様がいるとしたら
「あなたに沢山のご褒美をあげるから
頑張りなさい✨」
そう言われているようだった…
確定診断を受けてからの2年間
人生で一番多くの涙を流したけど
そのうち9割は
感動の涙だったかな…✨
勇気を持って
甘えさせてもらおうと決心ができ
それによって多くの人に支えて貰えて
今がある
ただそれは
自分のタイミングで
できたこと
そうせざるを得なかったから
言えたこと
もし周りに言わなくても済むような
こっそり治療して
バレないくらいの状態であったなら
もしかしたら私は言わなかったかもしれないし
もしくはもっと遅い別のタイミングで
周りに伝えたかもしれない…
その人その人のタイミングがあるのだと思う
＞言うか言うまいか迷っているあなたへ
あなたの心のままに
行動することが
一番だと思います
そして私の経験が
必ずしも同じように当てはまるかどうかはわからないけど
自分が言ったことによって
沢山の人に
困難を乗り越えられるパワーを
驚くほど受け取りました✨
そして周りは
喜んで
手を差し伸べてくれました✨
あなたがどうしたら良いのかは
きっとあなたの心が
それを示してくれると思います
少しでも
気がかりなことから解放されます様に🍀
＞支える側のあなたへ
色々な思いがあるかもしれませんが
どうかそのタイミングを
側でそっと
見守って
あげてください🌸
あなたが少しでも心配から解放され
心穏やかに過ごせます様に🍀
元気に心地良い時間を過ごせますように✨