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令和のシングルマザー"いま"と"これから"

こんにちは!
シングルマザーコミュニティLINQURE代表の笑美里です。


今回は改めてシングルマザーの現状について、
少しでも知っていただけたらと思いまとめています。
(2024年6月3日現在)

最後に、私が一番感じていることを書いているので、
読んでいただけると幸いです。


1. はじめに

近年、日本ではシングルマザーの世帯数が増加していますが、シングルマザーの貧困や園子どもたちの教育・体験格差など、様々な課題を抱えているのが現状です。


2. シングルマザーの現状

厚生労働省の調査によると、
2023年のシングルマザー世帯数は約119万5000世帯
過去30年間で約1.5倍に増加しています。

経済的な困窮、孤独感、社会的な偏見など、
様々な課題に直面しています。

2. シングルマザーになる理由

シングルマザーになる理由は、離婚が最も多く、
次いで非婚・未婚、死別となっています。

離婚:79.5%
非婚・未婚:10.8%
死別:5.3%

3. 就労状況

・母子世帯の母の就業率:74.7%
・パート・アルバイト・派遣社員等の非正規職員:56.1%
・年収:236万円

令和3年度全国ひとり親世帯等調査結果報告

日本の女性全体の就業率は71.1%(令和3年1月 労働力調査)なので、
全体で見ると3%ほど高くなっています。

また、同年代の夫婦共稼ぎ世帯の年収の、
約700万円(令和3年 国民生活基本調査)と比較すると、
母子世帯は約1/3です。


4. 貧困率

相対的貧困率:25.5%

令和3年度全国ひとり親世帯等調査結果報告

同年代の夫婦共稼ぎ世帯の相対的貧困率は、
9.7%(令和3年 国民生活基本調査)と比較すると、
貧困率は約2.6倍です。


5. 子どもへの影響

このような状況で、子どもへの影響は
どのようなことが考えられるでしょうか。

・貧困の連鎖
・教育格差
・体験格差
・ヤングケアラー問題

正直、ひとりで子どもを育てていると、
体験や教育の部分は特に限界を感じることが多いです。

6. 支援制度

シングルマザー向けの支援制度は、主に以下の3つに分類されます。

<1>経済支援

・児童扶養手当
18歳未満の子どもを養育しているシングルマザーに支給される手当。
全部支給は年収160万円(2人世帯)、一部支給は年収365万円(2人世帯)となっており、上限金額を超えると一切支給はありません

・ひとり親家庭等医療費助成制度
ひとり親の親自身の医療費が無料、または自己負担が軽減される制度です。こちらも所得制限があります。


<2> 子育て支援

・ひとり親家庭等在宅就業推進事業
シングルマザーが在宅で仕事をするための支援事業です。
パソコンや保育用品等の貸与、研修などが行われています。



<3>就業支援

・ひとり親家庭等就労支援事業
シングルマザーの就職を支援する事業です。
職業訓練、面接指導、求人紹介などが行われています。


・自立支援給付金
シングルマザーが資格取得のために教育訓練を受講する際に支給される給付金です。
受講する教育訓練の種類や条件によって、支給額が異なります。


その他にも、各自治体によっては、
引越しや離婚前の支援制度があります。

ただ、基本的には一律の所得制限があるので、
「ひとり親家庭はみんな助成金をもらってるんでしょ」
というのは良くある誤解ですね。
(私もシングルマザーになるまでは正直そう思ってました。)


7. その他の課題

  • 社会的な偏見

  • ワンオペ育児による体力的な負担

  • 精神的な孤独感


8. まとめ

シングルマザーは、様々な課題を抱えながらも、
社会と家庭を両立しています。
支援制度の拡充や養育費受給率の向上ももちろんですが、
そもそも育児をしながら働いて稼げる社会の仕組みが、
もっと必要なんだとお思います。


さいごに、プレシングルマザーの方・シングルマザー方へ

とにかく、ひとりで全てを抱え込まないで。

私自身が人に頼るのが苦手で、
あまり相談できなかったし辛かった。
離婚してからも、娘がまだ小さくてたくさん泣いてきました。

離婚することは社会的にネガティブな印象かもしれない。
確かに、正直ひとりで子ども育てるってとっても大変。
ただ、離婚することは自分たちの次へのキャリアの一歩で、
新しく見える世界もたくさんある。

育児も仕事もみんなで応援しあおう、
そんな想いでシングルマザーコミュニティ
『LINQURE』を運営しているので、
よかったら覗いてみてください。

▼3期メンバー募集
〜2024年6月7日(金)まで


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