さんぽ道をこえて
車にのるのがすきなんだ。
じつは、さんぽよりうれしかったりする。
いっしょに出かけられるのがうれしくて、車の下までかけあしでむかう。
ドアが開いたら、だっこしてのせてもらうのをまつよ。あまえんぼうってよくいわれてる。
車の中では、ひざの上でおとなしくして、窓から外の景色をみてる。かおはださない、あぶないからね。
窓からみえるのは、ぼくのしらない世界。遠くへいける。しらない場所へいける。ちっともこわくないよ。わくわくするね。
おねえちゃんも、おかあさんも、たのしそう。ときどきなまえをよんだり、背中をなでたりしてくれるんだ。
よくいくのは、おばあちゃんのところ。
おばあちゃんは、いつも元気だし、たくさんごはんをくれる。おじいちゃんは、とってもしずかでやさしくて、おなかの上でねるときもちいいんだよ。
見なれたさんぽ道をこえると、たのしい場所にいけるんだ。きょうはどこへいくんだろう。
わからなくても、だいじょうぶ。
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