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名前の由来

こんにちは。emirafish(えみらふぃっしゅ)と申します。ニット作家としてはなんとも突拍子もない名前だなって、今でも思います。でもこの名前を思いついてなかったら、こういった制作&販売には至らずにただ趣味として編むだけになってたかもしれない。
今日はそんなヘンな名前について、少し。

名前決めたから、販売しよう

いま思うと、作家名を考えるというのはなかなかの労力が必要だ。覚えにくい?音の響きは?表記は読みやすい?同じ名前の人はいない?…などなど、考え出したらキリがない。ただ、『名前考えなきゃ!どうしよう間に合わない!』という焦りはなかった。なぜなら、販売すると決めていない状態のときに名前を決めたから。

作品がいくつかストックされ始めて、『だんだん増えてきたなぁ。どうしよう、販売しちゃう?笑』なんて軽いノリで妄想を始めたのがきっかけ。『販売するなら、名前いるよなぁ。ロゴも欲しいな。』なんて考えるのが楽しくて、ワクワクしながらそこらへんに転がってた裏紙にいろいろ書いていた。(懐かしい)

販売について知識も何もないのに本当にただの妄想で、キッズがやる"◯◯屋さんごっこ"と同じ状態。それ故に何でもありのノーストレスで楽しかった。

姓はふぃっしゅ、名はえみら

そんな妄想によって生まれたのが、emirafish。読み方は、えみらふぃっしゅ。(ひらがなで表記するのはあんまり知られていない小さなこだわり)ロゴはこちらのショップカード参照↓

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えみらは、本名を少しもじって。いまは作家活動を通して知り合った方のほとんどはこの名前で呼んでくれる。めっちゃくちゃ嬉しい。
そして問題は、ふぃっしゅですよね。本来ならここに"ニット"とか"編み物"を連想させるようなワードがいいんだろうけど…、うちは魚でやらせてもらってます。はい。

#おじいちゃんは漁師

emirafishの活動にあたり、Instagramのアカウントも作成した。当時からずっと使っているのが #おじいちゃんは漁師 というハッシュタグだ。もうホントに意味わからんタグだけど、インパクトはあるし、まぁ覚えられるし、何よりemirafishという名を表すにはもってこいのタグだ。emirafishという名前は、このハッシュタグとワンセットで覚えていただきたい。

で実際、うち祖父は漁師だった。(真ん中の人)

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数ヶ月かけて遠洋に出るときは、船内での暇つぶしに毛糸を持って行ったらしい。重いものは持って行けないし、今のようにスマホもない。そんなときは、毛糸だ。(私なら即船酔いで終了。)そして数ヶ月ぶりに遠洋から帰ってきた時には、手編みのセーターを娘にプレゼントしたらしい。

漁に使う網を編む技術を持つ漁師は、実は器用な人が多く、昔は編み物をする人もいたとか。またヨーロッパでは、漁師の防寒着として広まったフィッシャーマンズセーターと呼ばれるニットもある。実は、漁師と編み物は関係が深い。

そんな編み物が上手だった祖父へのリスペクトを込めて、ふぃっしゅを名乗ることにした。
emirafish えみらふぃっしゅ、我ながらいい名前を思いついた。この名前を思い浮かばなかったら、販売してなかっただろうし、こんなに編み物にハマってなかったかもしれない。

おじいちゃん、ありがとう。いつかそっちに行ったら一緒に編み物しよう。

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