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全大人必見!子どもたちからのSOS(動画)Britain's Got Talent 2020 Auditions

2020年というこの激動の時を過ごす大人たちに、彼らのピュアでまっすぐなメッセージが突き刺さります。英語歌詞と共に日本語訳もつけてみたのでぜひご一緒にどうぞ。

This is an SOS from the kidsの歌詞

This is an SOS from the kids
(これは子どもたちからのSOSです)
All the grown ups take note of this
(全ての大人たちは良く聞いてください)
We’re finding our voice, calling you out
(私たちの声を振り絞って あなたたちに届けます)
You can’t leave the world in fire and drought
(地球で起きている山火事や干ばつをそのままにしないで)
This is an SOS from the kids
(これは子どもたちからのSOSです)

Please change the story
(お願いです未来を変えてください)
Re-write the plot
(プロットを書き直してください)
This beautiful earth can not be lost 
(この美しい地球は失われてはならない)
Stop hurting our planet
(私たちの地球を傷つけるのはやめて)
Like you don’t care
(何も気にかけていないみたいに)
There’s only one world
(地球はたったひとつしかないのだから)
For us to share
(私たちがシェアできる)

-------  ↓このパートは原曲のみ
Wake up and see that you must make a change
(目を覚まして 変化を起こすべきだと気づいて)
The riches you seek will all be washed away
(お金持ちの人 あなたが欲しがっているものはいずれなくなるものです)
This is an SOS from the kids
------- 

Don’t listen to the fat cats, they only want their cream
(金持ちたちの意見を聞かないで 彼らは自分のことしか考えていない)
Always needing oil for feeding their machines
(彼らはマシーンを動かすための石油をいつも必要としている)
We must care about the animals; care about the trees
(私たちは動物のことを気にかけなければいけない 森林のことを考えなければいけない)
I'll need help from you, you'll get help from me! 
(あなたの助けが必要です 私もあなたの助けになりたい)

Please change the story
Re-write the plot
This beautiful earth, can not be lost
Stop hurting our planet, like you don’t care
There’s only one world, for us to share

This is an SOS from the kids
You can do better than this
(あなたは今より良くできるはずです)

※オリジナルの歌詞(英語)は彼らのYoutube↓から引用しています。

何度も何度も動画を見て、私が感じたこと

この動画にただただ感動してヘビロテしていたのが、彼らのパフォーマンスのテーマである『環境問題』というテーマはもちろんのこと、この歌が生まれてきたプロセスにとても興味が湧きました。

動画を初めて見た時、最初はステージに立つ子どもたちの緊張した面持ちや受け答えにこちらまでソワソワ。でも、歌い始めた瞬間に、まっすぐな声が心に届いてきて、本当に伝えたいことがある人たちの歌なんだなって思いました。

1人1人が歌うパートの担当をどうやって決めたんだろうって不思議に思うくらいぴったりあっている。とにかく、1人1人の声や表情や動きやがみんな違っていて、それぞれが尊いものなんだと感じさせてくれました。(このスカート下げてくるくるしてる子なんて、そこにいるだけで周りを幸せにしている!!)

この曲は動画の中に出てくる通り、Sim君がお母さんと一緒に作った歌です。彼が学校で環境問題について学んだあと、お家で熱心にその話をしており、その様子からインスピレーションを受けたお母さん(音楽家)が曲を作り始める。それを見ていたSim君が自分で歌いたいと申し出て、一緒に歌詞を作って行ったそうです。元々お母さんが考えていたワードも用いながらも、本当に自分が大人たちに向かって伝えたい言葉に置き換えていったと言います。Youtubeの彼らのチャンネルを見ると、色々なところでこの歌を歌い、大人たちに訴えてきた履歴を見ることができます。

学校で問題に出会い、友達や両親との会話でその考えを深め、地域やYoutubeを通じてその活動の幅を広げていく。本当に解決したい課題と、そのために自分ができることを見つけた時に、人はこんなにも目が輝いて、周りの人を動かすことができるってことに感動しました。そして、そのきっかけを与えてくれた学校の先生や、後押しをしてくれたお母さん、一緒にやろうと集まったいろいろな年齢の友達とその家族、そして彼らが歌う場所をつくるために奔走した地域の方や番組のスタッフの方々。この歌が私や皆さんに届くまでに色々な人たちの支援を受けているんだなと実感し、なんか子どもの探究心を育むってこうことなんじゃないのかなぁと思ったのです。

動画の最後にサイモンが "You are exactly what I was hoping we would find this year." 君たちはまさに、私たちがこの年に見つけたいと願っていたものだよ。と言っています。(多分)

2020年5月にYoutubeに動画がアップされているので、収録はもう少し前だと思いますが、彼の言う通り、まさに今この時に、最も世の中に広がって欲しい歌だなと思います。(個人的にはDon’t listen to the fat cats〜のくだりを聞くたびに、トランプさんの顔が浮かびます…)

ちなみに、原曲だと最後の歌詞はYouで歌われているのですが、BGTの動画にあるWeのバージョンが個人的には好きです。審査員の方に思わずYes, we areと言わせてしまう力強さがありますよね。

私はこの秋からイギリスに留学予定なので、彼らの活動が再開したら何かお手伝いできたらいいな。


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