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令和6年の“街の上で”

【昭和の集い  六角精児バンドLIVE】

憂歌団、西岡恭蔵、The Band、PPM…
ブルースやフォークを無性に聞きたくなる時があります
配信とかじゃなくてね、できればレコード CDでもいいな
でもLIVEに勝るものはないです  時間と体力が許すなら

ということで昨夜は“六角精児バンド”のLIVEに出かけました
昭和のオジイ、オバアの集いという体ですが
それはそれで楽しみがあります
曲のテーマは“ギャンブル” “酒” “不摂生・不健康” “老化” “鉄オタ”…
会場の皆さん、身に覚えがあるようでノリノリです
時折 “恋” “人生” “生き様”の歌が挟まるのがまたいいんでしょうね

会場はLa Canaです
六角さん 少しやせたかな?

六角さんが歌の合間のMCで
「下北も通りは変わってないけど店が変わっちゃって」と言っていた
変わってないのはキッチン南海と珉亭くらいだと
確かにドンキはできてるし洒落たカフェと古着屋がやたらと増えている
昔のもう少し落ち着いたサブカル的なニオイが薄まっている…かな
そんな気がします

【『街の上で』の下北沢 】

2021年4月9日に公開された今泉力哉  脚本・監督の『街の上で』は
下北沢を舞台に、絡み合う若い男女の出逢いと別れを
街の魅力とともに今泉流に淡々と描写しています

今泉力也監督

【 古着屋さん、爆増 】

小田急線下北沢駅東口を降りガードをくぐって商店街を少し歩くと
すぐに気が付きますが「やたらと古着屋が多い」です
“街の上で”が公開された2021年当時の下北沢界隈の古着屋さんは
せいぜい100店舗くらいだったそうです(それでも多い!)
当時から下北沢は古着の聖地と言われていましたが
2024年現在は180店舗くらいまで増加しているそうです
小さな店舗から大型の店舗まで、また空き地ではバザールのように
露店で古着を販売していたりします
そのどの店舗にも大勢の若者が群がって品定めをしています

主人公の“青”は古着屋勤め

何店舗か寄ってシャツやパーカーなどを見ましたが
サイズがよくわからない…
値札のサイズ欄は空欄で商品のタグを見ても外国製なので
SML表示じゃないものが多く、結局試着してみないとわかりません
でもそんな宝探し的な買い物がまた面白いのでしょうね

【CITY COUNTRY CITY】

“街の上で”に出てくるカフェ『CITY COUNTRY CITY』

下北沢には喫茶店やカフェがたくさんあります
“街の上で”にも主人公の青がよくいくカフェとして「CITY COUNTRY CITY」
(CCC)が出てきます
ビルの4階にあるので注意していないと見逃して通り過ぎてしましますが
レコードジャケットがたくさん飾ってある素敵な喫茶店です

通りの看板
レコードのジャケットがおしゃれ
チーズケーキと珈琲

劇中ではこのCCCに来た若い女性が漫画家“魚喃キリコ”の聖地巡礼を
やっていて、店の女性店員に漫画に出てくる場所を尋ねます
「ここに出ている白鳥座ならちょっと裏のところに行けばありますよ」と
その店員は言って、「もうすぐバイト上がりなので案内しますよ」と
提案します
そして二人が漫画を持って白鳥座の前まで行くシーンになります

ここです  左側に井の頭線が通っています

【 珉亭 / 初めて行った風俗店の女性と中華料理屋で遭遇 】

結局その子とは何もせずに帰ってきた青

“街の上で”の1h20sからの中華料理屋のシーン
青はカウンターの女性が初めて行った風俗店の子だと気づきます
その時の情景や気持ちを思い出しているとその女性と目が合い
一瞬青は気まずい思いに駆られます
でもその女性は優しくにっこりと微笑み返します…

その風俗嬢が食べているのは“支那そば”です
支那そばは鶏ガラベースの澄んだスープにストレート麺で
さっぱりしてい口当たりの良いとても美味しいラーメンです

豚骨醤油が流行りの昨今、貴重なラーメンです

しかし!珉亭といえば『炒飯』です
“シャー”じゃないですが独特の『赤い炒飯』が大人気

赤ともピンクとも言われている炒飯

時間帯を間違えるとこうなります

鍋を振りすぎて調理の人が腱鞘炎で炒飯が作れないとか諸説あります…
色の源はこのチャーシュー  かなり強い赤なので紅麴かコチニールかな
最近はいつもお客さんの列ができています

【 リバイバル上映始まる 】
https://tollywood.jp/coming/66d2ba09cc60f177f983b528

【 下北沢の混沌 】

年季の入ったビルが多い
歩道まではみ出さないのがジャパニーズ流
古いゲームセンターがあちこちに…
細路地に渋い飲食店がたくさんあります
落書きとアートの狭間
キミはいったいどこから来たんだい?
舞台人も多い街

※隣の新代田まで行くと雰囲気は一変します
 落ち着いた住宅街です
 時々家内と息子が長期ロケの時に新代田の賃貸マンションの
 風通しに行きます
 下北沢もいいですがあまりに人が多すぎて頭がくらくらします
 ですので最近では新代田からの帰りは代々木上原で買い物したり
 散歩したりしています
 下北沢はLIVEや映画を見に行くときに限られてきました
 歳を取ると頭が受け付けられる情報量が限られてきます
 そこそこのんびりがいいですね
 ではまた!




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