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199.名前のことだま🄬50音と「ひふみの道」で魂の望みを生きる ep.2 ほんとうの名前

ひふみ2 (1)


〈わたしがどんなにみすぼらしくても、わたしの名前は、目の前の人にすごい力をプレゼントする!〉

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◆夢の種

『ep.1 蒔いた種、育てていますか?』の冒頭で、

〈日本人が大切にしてきた和の叡智が秘められている「やまとことば」を拾い集めて、山下弘司先生が紡いでむすんでくださった「名前のことだま🄬」に関することは、私のライフワークだ〉

と書いた。
画像は、京都伏見にある古い町屋 アジアごはんの店「たゆたう」。

画像2

イラストレーターのきゃらめるさんが、お友だちと合同で創った自作絵本の原画展と、読み聞かせをされたときに初めて訪れた。

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そのときから、なせだか細胞が一斉にリラックスして呼吸をはじめるような心地よい空間だと感じたのだが、ご縁が結ばれ、2012年から何度か、名前のことだま🄬の鑑定会をさせていただいた。(今は、もうありません)

初めての鑑定会のお知らせの文面が、ブログに残っていたので読み返すと、私が伝えたいと思う全てのことが書かれていたので、転載する。

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「ほんとうの名前」

(前略)

名前のことだまの鑑定会をすることになり、呼びかけのコピーを考えた。
それは、

自分のためから人のためへ何かをしたくなった人、
受けとる幸せから、差しだす幸せへと心が動き始めた人、
何かやりたいけど、どうしていいかわからない人、
どうしてもあきらめられないものをもっている人……。
名前に封印されている使命を、いっしょにひもといてゆきませんか?

というものだった。でも、ほんとうは……

〈自分の名前があまり好きじゃない(かつてのわたしみたいな)人がいたら、そんな人に、伝えたい〉

〈自分に自信がなくて、人の前に出ることが苦手で、いつもすみっこで目立たないほうがいいと思っている(かつての……いや、今もだけど……わたしみたいな)人がいたら、伝えたい〉

最初は、ほんわか、ほんのり、じんわり、自分だけの秘密みたいな、ともしび。
それが、だんだん、いろんなものを巻き込んで、強く大きくなって、まわりも照らす光になる。

いろんなものっていうのは、

もっているのに気づけなかったこと。
あふれているのに、さしだせなかったこと。
そそがれているのに、受け取れなかったこと。
つつまれているのに、感じられなかったこと。
いつもそばにいて、手をつなぎたがっているもの。

気づきだすと、とまらない。
感じだすと、とまらない。
動き出すと、とまらない。
どんどん、うれしくなって、伝えたくなって、

〈わたしがどんなにみすぼらしくても、わたしの名前は、目の前の人にすごい力をプレゼントする!〉

そのことを支えに、勇気をふりしぼって、名前のことだま🄬の話をしてきた。

名前のことだまが、ほかの人にとってどういうものになるのかを断言することはできないけれど、わたしにとって、どうだったのかは、話すことができる。

***

「千と千尋の神隠し」という映画の中で……。
千尋やニギハヤミコハクヌシが、本当の名前を隠され、「セン」や「ハク」と呼ばれていた世界。

別の名前を呼ばれ、湯屋の下働きでも魔法使いの弟子でも、その世界で行うことがあり、それなりに自己実現でき、達成感や喜びもある。

だけど、それは、本来の自分の使命(氏名)じゃない。

センとハクが、自分の本当の名前を思い出した瞬間の、あのシーン。あの歓喜。
昇りたつ白い竜神。天地のエネルギーを包括した清らかで神々しい川の流れ。たゆみない鼓動。ぬくもり。生命の息づき。

名前のことだま🄬を知るとは、まさに、こういうことだ。

それまでのわたしは、同じことをしていても、自分がやっていることの意味がわからず、どれだけやっても達成のない、虚構の世界にいるようなものだった。
仮の名前で呼ばれ、湯屋で働いているようなものだったと、今、思う。

ほんとうの名前を知って、さあ、湯屋から飛び出そう!

(後略)

(初出 アメブロ・FC2ブログ 「ほんとうの名前」H12.8.8)

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十年前に書いたものだけど、今、伝えたいことも同じだと思った。

「ほんとうの名前」とは、見えていない部分に心と身体を澄ませること。

目に見えているものとは、名づけの由来や、親の子どもに対する願いや期待。
見えていないものとは、名前の一音一音に秘められた、ことだまの意味と力。家系につながる想い。それらから導かれる使命。

顕在意識と潜在意識を表す氷山の図のようなイメージだ。

見えていないもののほうが、ずっと大きい。
見えていないものの中に、生まれてきた「使命」が秘められている。

どのようなものが「使命」として託されているかは、ご両親や、祖父母様のお名前、ご家系図をひもとくことで、みえてくる。

魂の望みとは、「使命(人があなたにやってほしいと願うこと)」と、「夢(あなたがやりたいと願うこと)」が、結ばれたものではないだろうか。

「自分がやりたいこと(夢)」と、「託されたもの(使命)」を結ぶことができたら、それは「夢の種」。
「育てて開花させることができる」と、山下先生は教えてくださった。

私は、今、「夢の種」を受け取っているのかもしれないと、感じている。

◆ことだま師🄬

命名言霊学協会 「ことだま師・育成講座(鑑定講座)」の序論で、名前のことだま🄬の創始者 山下弘司先生は、「ことだま師」と「師」について、次のように定義づけている。

「ことだま師🄬」 
① 使命と日本の知恵を伝える人
② 言葉や物に心を込める人

「師」
① 人の見本、道しるべになる人
② 特別な技術、専門家
③ 一生学ぶ人

〈言葉や物に心を込める人〉
〈一生学ぶ人〉

この言葉に胸を打たれる。
山下先生は、学びには三段階あると教えてくださった。

① 聴きながら学ぶ(生徒として講座を受講する)
② 伝えながら学ぶ(鑑定・セッションをする)
③ 教えながら学ぶ(講師として講座を開講する)

インプットからアウトプットへ。
自分磨きから相手磨きへ。
自分のためから人のため、社会のためへ。

〈磨くのは、魂〉

自分のことを知る方法は、いくつもある。
名前の音。生まれた日。グラウンディング。
でも、使命や、魂の望みがわかっても、それをどのように使っていくか、どうやって達成するか、達成したあとに続く道のことを、教えてくれる人は少ない。

もちろん、身体は知っている。わかっている。
でも、自分ひとりでやっていると、いつのまにか、邪気が入ってきて、とりこまれてしまう。

不安。無価値観。罪悪感。

伴走してくれるソウルコーチが、いつもいるわけではない。
ところが、その対処法や、道筋が、「50音表」の中に秘められているのだ。

日本語の読み書きができる人ならだれでも暗記していて、いつでもどこでも書くことができる「50音表」に、日本古来の人々の生きる知恵と力が息づいている。

「あいうえお」の5つの母音と、「あかさたなはまやらわ」の10の行が織りなす縦横無尽の法則が、私たちに人生の指針を教えてくれているのだ。

このことを、2009年より山下先生から学び、実践したことで、今の自分がある。

「安心」と「安全」が約束されていることが、何より大事な私にとって、そのとおりにやれば、必ず到達できるという「法則」があることは、本当にありがたかった。

そして、私が、折に触れて使ってきた「あいうえお」の5つの母音と、「あかさたなはまやらわ」の10行の法則に加えて、新しく体系化されたのが、和の数秘「ひふみの道」だ。

この「ひふみの道」のレクチャーを受けたのは、LAS式ソウルコーチの認定試験の終了後だったので、「ひふみの道」と、今年一年歩んできた「ソウルコーチへの道」が、リアルに重なった。

今、自分が十段階のどのあたりにいるのかがわかり、これからやりたいと思うことについて、古代数詞のことだまが、道を照らしていることが実感できた。

「ひふみの道」を実践したら、果たして、どんなことが起こるのか。

とても、わくわくする。

一度体験したら、何度でも使っていける道だと思う。
だから、伝えたい。

***

名前のことだま🄬で、ほんとうの名前を知ると、使命と夢が結ばれ、夢の種ができる。夢の種を育てると、開花させることができる。
そのプロセスが、「ひふみの道」

今、その道の途上です。

浜田えみな


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