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家守になって1か月が過ぎました


はじめに

家守になって1か月が過ぎました。あっという間でした。9月20日までは通いで家守をし、その後引越しをして住込家守になりました。

したことや、思ったことをまとめておきます。

引継ぎ家守

私は引き継ぎ家守で、私の前に、別の家守さんが家を管理していました。前の家守さんが適度に頑張ってくださっていたおかげで、私は大きなプレッシャーなく、(すごく会員さんにいいサービスをしなくちゃとか)引継ぎができてよかったです。

引継ぎにはADDress側は関与がないのですが、誰が何をするのか、の引継ぎのガイドがあったらいいのにと思います。

最近、ADDressは家守に対して厳格なルールを定めていて、私はそのルールを遵守する旨のサインをしました。違反の場合の罰則規定もあります。300近い拠点があり、いろいろな家守さんがいて、「性善説」では、利用者の満足するサービスレベルを維持することが難しくなってきたのかなと想像しました。

一方で、家守の引継ぎは、かなり「アナログ」であり、困ったことがありました。家守同士で引き継がなくてはならないことは、近隣トラブル等、注意すべき点、と家守専用サイトに記載があり、他に特別な明記はありません。

前任家守さんが退去された後、物件について、ADDress側のチェックもありません。なので、前任家守さんが残していった大量のもの(ほとんどはゴミ)を私が片付けることになりました。

また、家の中の家電製品等の取扱説明書や、ADDress側で用意されたPOPなどのありか、部屋の鍵のことなどは、実は家守同士で引き継ぐ必要があり、それが事前に説明されていなかったことで、あとからわからないことが出てきていしまいました。
私から再度、前任家守さんに連絡を取ることはできますが、私は責任の所在が誰にあるのか、誰が何をどこまですべきなのかを(前任家守さんなのか、私なのか、ADDress側なのか)明確にする必要があると思い、運営側の人と連絡を取りました。
運営側からは、「あそこにあるはず」、「〇個ずつあるはず」と言われ、探してもない、結局前任家守さんに聞いてもわからない、(その前の前任家守さんから引き継いでいない)ということがありました。

ADDressは現状、性善説というか、関係する皆さんの好意によって成り立っているところが多いサービスで、私はそういうところが好きだなと思っていますが、今回私がサインした契約書の細かさ、厳しさと、引継ぎの緩さのギャップには違和感がありました。

運営側の方や、サポートの方はお忙しい中、常に親切で即座に対応してくれます。前任家守さんもお返事をくれます。なので、今のところ大きな問題ではありませんが、改善されていくといいなと思います。
(あくまでの担当者、関係者の問題ではなく、仕組みの問題なので)

予約サイトの工夫

予約サイトで、予約を自動承認に変更したり、到着時のお願いを書いたり、ちょっとした情報を書いたり、現在も試行錯誤しています。

私が家守をしている家には、駐車場はないのですが、「バイク(自転車)を停められますか?」というメッセージがかなり多くあったので、予約承認のページに書き込みました。自動承認だと、ご質問に対する返事をしないことが前提なので、これをしたことでやり取りが少なくなりました。

私はマルチタスクが苦手なので、複数の会員さんと何度もの質問のやり取りをしたくありません。お返事をしないことで会員さんが困らないように工夫していこうと思います。

最近、拠点の近隣をいろいろ探索しているので、もう少し情報が固まってきたら、拠点情報も更新したいです。

家の工夫

「住み心地のいい家」についての模索は、これからずっと続くと思います。

今はマイナスをゼロに、それからプラスへの段階の渦中なので、まずは、清潔で、安全な家にする段階として、掃除をしたり、清掃道具を整えたり、ゴミのガイドを書いたりしました。

拠点のキッチンがめちゃくちゃ狭いので、水切りかごを撤去して、簡易的なラックを置きました。

お風呂の脱衣所には、ADDress運営の方が新たにワゴンを設置してくださったので、見違えるほど使いやすくなりました。ドライヤーと浴室利用の注意書きを置いていい感じになりました。

家事に時間を使っているものの、全体的に家がぱっとよくなった感じはしないのですが、地道に続けていこうと思います。

いろいろな会員さんがいること

家守になって会員さんを迎え入れるようになると、本当にいろいろな会員さんがいるなと思います。

他の会員さんが使ったシーツまで洗濯してくださる方もいるし、共用部を汚したまま出て行ってしまう方もいます。長期間予約していても来ない、という人もいるんだと知りました。

滞在中のルールやマナーについて、「OK」なのか「グレー」なのか、「OUT」なのかを判断するのが難しく、またそれらに対してどうやって対応するかも試行錯誤中です。

「グレー」のことについて、ちょっとしたお願いとして会員さんに伝えてみました。バスルームの排水溝のゴミを片付けてほしい+玄関の鍵は施錠してほしいの二つをお伝えしたら、快く「すみませんでした」と言ってくれました。「知らない」からしていない、や「ほかの家ではOKだったから」そうしている、ということがあるのだと思います。うるさいと思われない程度(ちょっとは思われてもいい)がどのくらいかをいろいろ実験中です。

私自身は会員として拠点を利用するとき、ハウスルールがめちゃくちゃ厳しすぎる家は居心地が悪かったので、様子を見ながらバランスを取りたいと思います。

今月は、6人の知っている会員さんが滞在しに来てくれました。久しぶりに(会ったばっかりの人もいたけど)いろんな人に会えて嬉しかったし、わざわざ訪ねてくれて、みんなすごくいい人たちだな、家守になってよかったと思いました。

おわりに

私自身は、「他者と暮らす」という生活がもう当たり前になってしまいましたが、その大変さと、楽しさを天秤にかけると、圧倒的に楽しさが上回ります。楽しいだけでなく、人生が豊かだと言えます。

家守として暮らすようになって、地域を見る目も変わりました。どうやってこの地域のいい点を見つけられるかなと、受け身ではなく、能動的に観察するようになりました。不思議なものです。

とりあえず、1か月何とか無事に終えられてよかった。

今夜もよい夢を見られますように。







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