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デタラメな袴の着せ付け方を解説する蓮池かえる

先の五輪閉会式でタカラジェンヌの袴着の衿を抜かない着姿をご覧になりましたか?

タカラジェンヌが衿を全く抜かない着方はそれが体型に合ってるからですか?違いますよね。衿を抜かない着方には理由があります。蓮池かえるは正しい袴の着方を知らないからこのような間抜けな回答をしているんですね。

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他の着付師さんはこのように感想を述べられています。衿を抜かない着姿にこの着付師さんのみならず、多くの方が惚れ惚れされたようですね?

一般の着付師さん4人(それぞれ違う着付教室でお免状を取られた)に袴の着付でどのくらい衣紋を抜くか聞いてみました。もちろん蓮池と全く違う答えが返ってきた事は言うまでもありません。

なぜ蓮池は一般的な教えを無視して適当な着付けをするのでしょうか?

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体格に応じてと蓮池は言いますが、以前には『お尻のトップラインに合わせて』と意味する発言がありました。着付け終わったお尻のトップラインに合わせるというのでしょうか?

着物を着終えた状態で、お尻のトップラインは確認できるものでしょうか?帯のタレが跳ね上がらないように腰にはたくさん補正をしますので、お尻のトップラインは確認できません。なのに着付けた結果見えないものに合わせた衣紋で姿勢がよく見えるとはどういう事なのでしょう?

帯をつける前にお尻のトップラインに合わせた衣紋の抜き具合で、帯をつけた結果、背中の丸みがわからなくなるというのには無理があります。背中の肉の付き具合で衿の抜き具合を変えると言われた方がまだ得心がいきます。

また、袴の着付けですと帯に袴の腰板を引っ掛けると、もうお尻のトップラインなんか全く出ません。

そしてタカラジェンヌ達の背筋は丸まって見えたでしょうか?否、訓練された事がよく判る、キリッと伸ばされた背筋でしたよね?

このように全くもって、お尻のトップラインに合わせて衿を抜くという解説は不合理性に満ちているのです。

着物の着方において、このようなデタラメに基づいて衿の抜き加減を決めるなどというのは全くナンセンスで、明治時代から一般的に定着しているルールがありますし、袴着の衿の抜き加減というものはその慣習が発生したある由来と密接に結び付けられているのです。

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そう言えば、蓮池は袴下に結ぶ帯結びの事を『文庫』と言ってましたが、一般的に着付師さんは違う呼称で呼んでいます。

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普通に『文庫』と呼ばれる結び方とは根本的に違うのに、同じ呼び方であると思い込んでいるようです。先生の教えをまともに頭に入れられているんでしょうか??

ではわたしが集めた着付師さん達の袴の時の衿の抜き具合についての回答、

明治時代から定着している衣紋の抜き具合についての一般的なルール、

袴下の帯結びの正しい呼称、

タカラジェンヌが衿を全く抜かない理由、

これらについての回答を以下に述べます。

これ以降は蓮池かえるを黙らせた後、無料公開に切り替えます。

一般の着物ユーザーさんにはぜひお伝えしたいところですが、人の知識をさも自分が苦学して得た知識のようにひけらかす、前から知っているとうそぶいて自分の手柄のように吹聴する、蓮池かえるのような着付け講師を自称するネットストーカーがいますので、お伝えできずに心苦しいです。
悪質ネットストーカーに盗用されずに皆さんにお伝えできる何かいい案がございましたらお教えください。

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