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お召しの格が小紋より下?!(お召しについて3)

「お召しは略礼装まで使えます」と、以前の記事「お召しについて1」で一度書きましたが、着付けに関するTPOを説いた書籍からエビデンスを沢山見つけましたので、ご案内しますね。

これも蓮池の言に従って沢山の書物を紐解いた結果です。

皆さんいい加減食傷気味になられているでしょうが、わたしの発言以外のエビデンスがないと、わたしの記事を誹謗中傷する、ネットストーカーに勤しむ自称着付講師がいますので、お付き合いくださいませ。

こちらの書籍は「付下げ小紋とは2」で取り上げた「フォーマルきもの装いの手引き」です。

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お召しはフォーマルに【もちろん】OK、華やかなパーティーにとありますね。
こうやって着姿を見てもお祝いなどの席に相応しい、華やかさと上品さがありますよね?

蓮池はこう言ったお召しの着物を見た事がなかったのでしょう。かわいそうですね。否、かわいそうなのはデタラメを教わっているであろう生徒さんの方かしら?そういう生徒さんが存在すればの話ですが。

見た事がないとなると、呉服屋さんに行った事がないのでしょうか?いやいや呉服を販売した職歴があると公言してましたね。売ってた人が知らない訳がありませんから、人に尊大な態度をとるために口からデマカセを言ってるんでしょう。無様ですね。

このペイジについては一言付け加えないといけない所が一点ありました。別記事にてお伝えします。「ここの事だな?」とわかる人はコメントしてもらってもいいですよ。

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結婚式・披露宴に伺うのにお召しがセミフォーマルの格を備えているとありますね。

確か蓮池は現代においてお召しを格高に着るのは一般的でないと言ってました。

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いつの時代に生きてる人なんでしょうね?

フォーマルにどういうお召しを選ぶべきか、お召しに種類がある事はすでに申し上げましたが、それ以外にもフォーマルに使うための条件がありますので、別記事にてご案内します。

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上記の画像では省きましたが、他にも色々詳しく説明がありますので、もっと勉強したいという知識欲に溢れる方は購入して読んでください。

こちらの記事は「小紋に〜3」の記事でも取り上げた「着物の教科書」の1ペイジです。

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中程に「御召は準フォーマルで使える」とありますね?他のペイジには長寿のお祝いの席や、お正月のお出かけコーデが提案されていましたので、もっと沢山知りたい方は購入して読んでみてください。コーデを眺めるだけでも着物を着たいとウキウキしてしまう、楽しい書籍です。

次は世界文化社さんの書籍です。

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この書籍も、きもの文化検定で問われる程度の知識があるなら、おおよそ知っているはずという内容のものです。

着物との組合せの章でお茶席でのコーデが提案されています。

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江戸小紋の柄付けが織り出された光沢のあるお召しに、名物裂の柄(格が高いのです)の帯とのコーデで格高に着られるんですね。

華やかなパーティーにと挙げられてたコーデよりは控えめな組み合わせですが、格は十分に高いコーデになります。お茶席ならではのコーデの特徴がよく出ていますね。

ではここでお召しは格が高くないと見なす蓮池の発言を再確認しましょう。

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お召しの名前の語源は何でしたか?お召しについて1で既に述べましたね。名前から考えれば、お召しがどういう格なのかはちょっと考えたら判る事ですよね?

小紋より格下のカジュアル着になるというと、農民がお召しになったのがそもそもだったからでしょうか?違いますよね?

これは蓮池が着物の格について「織は染よりも格下だ」と機械的に覚えて思いこんでいる事に原因があります。
誰か言ってましたよね?「着物のルールは機械的に覚えちゃダメ。」と。

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毎度恒例、蓮池がお召しについて発言した残りのツイートを以後に掲載していきます。重複があり、申し訳ないです。

既にお召しについて十分に勉強された皆さんは、如何にトンチンカンな発言であるかを楽しみながら振り返ってみましょう。

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ここまで読んでくださった皆さんはもうお解りかと思いますが、夏お召しならば帯は格調高い袋帯から八寸まで幅広くコーデできるものなのです。柄にもよりますが。質問された方のほうがよくご存知なのでは?と感じる一幕ですね。

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お召しの種類について答えられないので、その方に尋ねろとか言ってますね。調べる能力がないのでしょう。

種類分けは同じ「お召し」にカテゴライズされる事が、知識なしでは認識できないほど見た目が違う品が同じ産地で作られますし、柄によって種類分けをするなど、ぢゃあ一体何種類あるか説明してみろと言いたくなるような解説ですね?

「一般的な認知度が低い」?  普通に着付けに関する業種の人・ただ着る事を楽しんでいる人・呉服販売に携わっている人の多くは認知していると思いますけどね。

わたしもただ着物を楽しんでいるだけの一般民ですが、お召しの事は割と初期に教えてもらいました。その時の話を今回書けなかったいくつかの案件と一緒に、次の機会にご案内したいと思います。

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