何も頑張ってなくても、ただ生きててほしい

4月に体調を崩して以来
私の中で変化が起きている。

それは
もう何かを成し遂げるために生きる
というのに興味がなくなっていること。

夢を叶えるとか、理想を実現するとか
楽しむとか、もっと前向きに突き進む
という事に興味がなくなってきている。

こうやって書いてみると
すごくネガティブな事のように見えるし
私もそんな意欲のない自分は正常じゃない
とずっと思ってきた。

こういう時期は、大抵が一時的なもので
今までだったら、通り過ぎてしまえば
また趣味とか仕事とかに打ち込めていた。

だけど、今回はもう1ヶ月以上も経つけど
一向に仕事にも趣味にも興味が湧かない。

そもそも
最初から意欲なんか無かった
ような気にさえなってくる。

私、なんであんな生活してたんだろう？
なんであんなに頑張ってたんだろう？
一体、何を求めていたんだろう…？
そう感じてさえいる。

せっかく人間として生まれたのだから
何でも経験したくて、自分の可能性を見たくて
ずっと何かを求めて生きていた。

だけど、このところの私は
もう何かを経験しようとしたり
何かを成し遂げようとしたりすることに
魅力を感じなくなってしまった。

自分がしたいことは
そういうことではない気がしている。

頑張って楽しもうとしたり
頑張って自分の気持ちを上げたり
頑張って何かを成し遂げようとしたり

なんか全部違うんだよなぁ… って思う。

そうやって自分を高めていくことこそ
人として素晴らしい生き方だと思ってたので
今の私はやっぱりどこかつまらない人間に
なってしまったような気もしている。

趣味にも打ち込まず、仕事にも打ち込まず
ただただ自分の気持ちを優先して
ゆっくりと丁寧に日々を過ごすだけ。

身体がだるい時は休んで
お腹が空いたら食べて
ドラマを見たり、noteを書いたり

衣替えをしたり、皿を洗ったり
ハーブティーやほうじ茶を食後に飲んだり
ただただ毎日をゆっくり過ごしているだけ。

稼ぐ女になる方法にも夢を叶える方法にも
引き寄せ力を高める方法にも興味がない。

毎日の暮らしを充実させて
自分を満たして暮らすことが今はしたくて

何か素敵な私になることとか
活動することが素晴らしいという観念は
もう手放しているのかもしれない。

こんな私は私じゃない！
本当の私はもっと活発で行動的で
グングン突き進む強いパワーを持ってるはず！

という気持ちもあるんだけど
何というか、今は静かにゆっくり
自分との時間を満足させたいなぁと思う。

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先日、私の友人の妹が病気で亡くなった。

40代という若さで、子供も2人いた。

私も何度か話したこともあったし
友人が大事にしていた優しい妹さんだった。

何年も闘病生活をしていたようだけど
何だかんだで死ぬはずがないと思ってたので
本当に亡くなったんだ…と思ったら
すごくショックだった。

そっか、生きてたことが奇跡だったのか…
とハッとさせられた。

私にも大事な妹がいるので
自分が友人の立場だったら… と思ったら
もう悲しくて寂しくて堪らないだろうと思った。

あぁ、生きてたことが奇跡だったんだなぁ…

そう思ったら、妹も甥っ子も姪っ子も父も母も
ただ生きているだけでいいと思った。

無理に頑張って身体を壊すくらいなら
ワガママでもバカでもアホでもダメでもいいから
ただ生きててくれるだけでいい。

いい人間になろうと頑張ったり
優しい自分になろうと頑張ったり
人に迷惑かけないように頑張ったり
人を幸せにするために頑張ったり

そうして身体を壊してしまうくらいなら
もうそんなの手放してもいいから
ただただ生きてて欲しい。

もしかしたら
私もただ生きてるだけでいいのかな？

ただ存在するだけではいけないと
今まで頑張って何かをしようとしてたけど
私も生きてるだけでいいのかもしれない
そう思った。

身近な人が亡くなった時
亡くなった人の分まで精一杯生きよう
と思う人は多いと思うけれど

私は精一杯生きるというよりかは
ただ命があるだけで奇跡なのだから
本当に自分が楽しいと感じることをしよう
もう我慢して生きるのはやめようと思った。

何かを成し遂げるのも
夢を叶えるのも、苦しみが伴うなら
それは何かが違うんだと思う。

限りある命なのであれば
自分が苦しんでる暇なんてない。

私の大事な人が病気になったら
きっと私はこう言うと思う

もういい人やめな。好き勝手やりな。
誰が何と言おうが、何したっていいよ。
もうさ、生きててくれるだけで
私は嬉しいんだからさ…

人に言いたいことというのは
自分に言いたいことだと言われている。

もうダメになったように感じる私に
そう言いたいのかもしれない。

精一杯生きてるように
人には見えないかもしれないけど
これが今の精一杯だと私は思う。

生きててくれて、ありがとう。