8歳の息子の自由研究NFTが1.2イーサリアム(52万円相当)で取引され完売になった話。
追記:*この記事は9月3日に更新されたものです。その後価格は変動して、9月7日現在、最高額としては4ETH(160万円)相当で二次流通しました。(入ってくるのはその額ではなくここからのコミッションです。)
8歳の息子 が描いたNFT作品が海外のコレクターに買われた。一枚20ドルくらいで出した21点が完売し、一部の作品は2次流通し、最高額では実に45万円相当で落札された。現在、一作品最高2700万円相当で売りに出ているのが現状である。(驚愕)
⭐️息子Zombie Zoo KeeperのNFTはこちら⭐️
なんでも市場になるNFT
昨今、世界中が夢中になっているNFT、テクノロジーについて造詣がある方なら、最近よく耳にするだろう。
要は、簡単に説明すると、デジタルアートの唯一性をブロックチェーン技術で証明することによって、絵、VR映像、ツイートなどさまざまなデータに価値と市場が生まれたという話だ。やり取りされる通貨は仮想通貨。特にETH(イーサリアム)が多い。
海の向こうニュースをきっかけに「自分にもできるかも」と感じた息子
かくいう私も、Foundation(通称:FND) という招待性のオークション型のNFTプラットフォームにて作品を一つ売ったのが春だった。それからと言うもの、なんとなく気にかけながらも、まだ世の中にどんな価値をもたらしているのか体感的にに理解できないまま、日々0歳の次男の世話と仕事に追われながら、関連のネットニュースを目で追っていた。
そんな時、一際目を引いたのが先月のこのニュースだった。12歳の少年が作ったジェネラティブ作品が総額3800万円以上で取引されたというものだ。
息子にこの話をしたら、目を爛々と輝かせて、私の元にiPadを持ってきた!
「ねぇ、これやりたい。せっかくなので夏休みにやってみたい。ママ売ってくれない?」
出展にあたる市場調査と作戦会議
せっかく売るならと、2人でNFTの市場調査を開始した。
なんだかかレトロなドット絵がうけるらしい。
収集して楽しいコレクティブなものが人気が高いよね
彼の大好きなマインクラフトにでてくるゾンビ×動物たちでやることにした。
動物園というテーマだけれども、虫や恐竜などが不規則に登場するところも彼らしい。
息子の希望で本当の名前や顔がはっきり写る写真は出さないでやりたいということなので、Zombie Zoo Keeper(ゾンビ動物園飼育員) という名前になった。
一番やりとりが盛んな、アメリカではゾンビが人気だし、動物は世界中誰でもわかるから良さそうだねと言うことで早速製作に取り掛かった。
無料iPadアプリで製作をスタート
作品の制作には、特に難しいツールを使っておらず、iPadのドット絵アプリで描いている。絵を描くのが苦手だという本人曰く、ドットにすると描きやすいらしい。
数日間は売れなかったが、スタートして数日で最初の一作品をドット絵の巨匠、たかくらかずきさんに購入いただく。
息子にとって生まれて初めて、自分で作ったものを売って稼いだお金。(メルカリで売ったポケモンカードを除く) 0.006ETHだった。
日本円にして約2000円ほど。小学生には大金だ。ポケモンカードを買うと浮き足立って出かけていった。
ハッシュタグの活用等で注目を浴びて完売へ!
NFTを購入してもらうには、兎にも角にもTwitterとの連携、コミュニティからの発見されることが重要になるそうだ。そこで、SNS戦略は母と相談しながら進めることにした。私が翻訳した英語のTwitterで、ハッシュタグをつけて発信することに。
その後、昨日の夜NFTコミュニティの熱心なアメリカのコレクター、クリスさんの目に留まった。
https://mobile.twitter.com/chrismartz/status/1433442588598550530
NFTの面白いところは購入者が転売することができて、それが全て記録され、コミッションとして入ってくるということだ。
なんと、最初の作品は、1ETH(42万)まで高騰して落札れだった。その後完売し、引き続き高値でやり取りされている。何が起きてるのか発破をかけた張本人である母の私でさえもよくわからない。
この方なんか、買ったヘビを、66ETH (2600万円)で売りに出してる。いくらなんでも強気すぎるだろう。。。。
買う人の投資の醍醐味を感覚として掴めてなかったが、今回の一連の取引で、ようやく母さんも学んだよ、、、実にすごい世界だ。
ちなみに彼の同級生たちは、NFTもイーサリアムも知らなかったため、学校で自分の絵が売れたことを言っても誰にも信じてもらえなかったらしい(笑)
彼はこれから毎日更新していくらしいので、ぜひ、注目してください!
👇opensea ページ
https://opensea.io/collection/zombiezoo
👇Twitter
http://twitter.com/zombiezooart
👇instagram
https://www.instagram.com/zombiezooart/
その後掲載された記事にも続編があります。
Buzzfeedでは、子供とデジタルとの付き合い方について子育て視点で、Bussines Insiderではどのようにして広がったかNFTのプロモーションについて語っています。両記者さんとも素敵な記事をありがとうございます。