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厳しい現実

なんでー?

さあ練習試合開始。調子が良さそうだったからおそらくA戦一試合目スタメンだあと張り切っていたのだけど、蓋を開けたらなんと、息子ではなく一年生がスタメンに入っていた。ガーン。まさか!なんで?

だけど気を取り直す。一年前のシーズン一試合目、息子も二年生を差し置いてスタメンだった。せっかくのチャンスをものにできず
次の試合はいきなりB戦メンバー。もう少し様子見てくれてもいいのになあ、そう思ったけれど、しかたない。そんなものなことは、これまで何度もあったしね。だから正直一年生がノーヒット、まずい守備をした時はホッとした。

さぁ、打ったれい

さあ、とにかくたくさん打ってほしいなと期待した二試合目だったが、一本のシングルヒットで終わった。ノーヒットよりはね、そう自分をなぐさめた。息子はきっと自分がスタメンじゃななかったことに満足していない気がする。どけど、どうしようもないことは彼の方がわかっている。なんて切ないんだろう。泣けてくるわ。

リセットだー!えっ⁈

一縷の期待を持った二戦目。なんとノーヒットだった一年生が変わらずスタメン。はあ、ため息をついちゃう。去年は一試合結果出なかったらすぐ落ちたのに。しかも、息子の出番は代打のみ。しかも一年生ばっかり出てる?すると、わたしの矛先はノーヒットやのになんで?のその子に向いちゃう。その子が出られる事情をあれやこれやと思いつく。情けないけれど考えてしまう。そして、気持ちがどんどん落ちていき、息子の行く末が果てしなく悲劇的なものになっていくのだ。こうして書いていると、なんともバカげた妄想だと思う。私がどうしたって、どうしようもないし、そもそも息子の野球。

認めたくない

頑張ってほしいなあ。いろんなことがあって私が知らないことが多いのだろうし、妄想したって仕方ない。結局は息子の実力が足りないだけなのかもしれない。そうである方が救われる。
だからこそ、頑張ってほしい。ただただ、上手くなったら良いだけ。いろんなことを越えて上手くなればよい。シンプルなこと。

母のバカ愛

母親って本当、子どものためなら、どんなふうにでもなれるものだ。事実もつくるし、真実も曲げる。我ながら怖っと思う。母の愛ってこんなものなんだろうか。

夢のような

フッと我にかえる。息子はただの部活をやってるだけだよね。もし練習や試合を見ていなくて、親同士も関わることがなければ、こんなふうに妄想する?息子の様子や話をうんうん聞いて、一緒に笑ったり一緒に悔しがったりして過ごせるんじゃないの。息子の不満を聞いても「アンタの実力が足りないってことでしょー」で終わるんじゃない?

本当そんな夢のような現実にいたいもんだ。

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