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1923年創業。同年9月1日関東大震災発生 #電気湯 へお湯をいただきに #北斎漫画舞踏 創作過程 7

再び電気湯さんへ!前回は開店前でしたが、今回はお湯をいただきに。

電気湯

電気湯さんにはワークショップ1回無料というサービス券付き「おどる湯」のチラシを置かせて頂いてます。また、SNSで宣伝もして頂きありがとうございます。

https://twitter.com/denkiyu1010

1923年創業、電気湯というお名前の由来は過去にお湯を電気で沸かしていたことからで、電気風呂はなく現在はガスで沸かしているそうです。

1923年といえば大正12年、関東大震災の年。9月1日午前11時58分に発生し、火災と相まって大きな被害をもたらしました。

死者・行方不明者は推定10万5千人で明治以降最大の震災。その後第二次世界大戦(1939-1945)に飲み込まれていきます。

戦後、都内の銭湯は激減、燃料不足からお湯を沸かすのに電気を利用した時期もあったそうです。お名前はこうした状況から付けられたのでしょうか?激動の時代にお湯を沸かし、電気湯という当時珍しい名前の元に集まった人々を想像します。

私が行ったときは年配の方が多く、洗い場も賑わっていました。皆さん慣れてゆったりとしている様子。話し声も浴室に心地よく響いてとても落ち着く雰囲気。前回お邪魔したときに、時間をかけてとても丁寧にお掃除をしてお湯を沸かしている姿を見ていたので、とてもありがたい気持ちでお湯に浸かります。

人の体は物語る。体の使い方の癖か、形は年を重ねる程に千差万別になっていく気がします。内から表へ現れてくる美。俗に言うスタイルの良し悪しは誰かによって造られた価値観。

湯船の近くの壁に電気湯新聞が貼ってあって性自認についての議論が「くりこみ」論の観点から書かれていた。銭湯という場から当事者の痛みを想像すること、ふぅ~っと一息つける湯のように広がる未来を想像する。

銭湯にてローカルと世界を交互に思い巡らす日々。

北斎漫画舞踏「おどる湯」

我妻恵美子(舞踏家・演出家)が代表を務めるAGAXARTはアートプロジェクト「隅田川 森羅万象 墨に夢」にて、北斎漫画舞踏「おどる湯」を開催します。

【WEBサイト】

『北斎漫画』を踊りで楽しもう!

「北斎漫画舞踏ワークショップ」とは?

ちょっと体を動かしてみたいという方でも楽しめる初心者歓迎のワークショップです。簡単な舞踏の基本トレーニングを紹介し、『北斎漫画』をモチーフとした踊りへと少しずつ発展させていきます。ダンスが苦手と思っている方でも自分のペースで参加できます。

9月6日(水)から毎週水曜日、すみだ生涯学習センター(ユートリヤ)にて開催します。毎回違う内容です。4回連続の参加をおすすめしますが、1回のみでも可能です。運動不足を解消したい、舞踏を体験してみたい等、お気軽にご参加いただけます。

開催概要

イベント名称 :「北斎漫画舞踏ワークショップ」
日程 : 2023年9月6日(水)、13日(水)、20日(水)、27日(水) 各回 18:30~20:30
会場 : すみだ生涯学習センター(ユートリヤ) 東京都墨田区東向島2-38-7
料金 : 全納 11,000円(税込)/ 4回、各回 3,000円(税込)/ 1回 ※墨田区民は500円割引
講師 : 我妻恵美子、塩谷智司

申込フォーム :


舞踏とは?

1960年に日本で生まれたコンテンポラリーダンスで、土方巽と大野一雄が有名な創設者です。舞踏では既成の価値観を疑い、自身の体や内面、日本の風土、そしてダンスを問い直し、独自の視点で再構築します。この独特な身体表現は西洋のダンスとは異なる考え方を持っており、世界から関心を集めています。

『北斎漫画』とは?

『北斎漫画』は浮世絵画家葛飾北斎による絵手本。葛飾北斎は代表作として『富嶽三十六景』があり、その名は世界に広く知られている。この『北斎漫画』は彼自身「事物をとりとめもなく気の向くまま漫ろに描いた画」と表現している。一般的な漫画とは異なり作品は連続性を持たず、無秩序なままに描かれた。この作品は1812年、葛飾北斎が52歳の時に描き始められ、初版は名古屋の永楽屋東四郎から出版された。その後も1878年まで出版が続いた。

実施体制

主催 :AGAXART、「隅田川 森羅万象 墨に夢」実行委員会
共催 :墨田区
協賛 : 株式会社東京鋲兼、東武鉄道株式会社
※「隅田川 森羅万象 墨に夢」実行委員会 事務局は(公財)墨田区文化振興財団が担っています。

舞踏の基本トレーニングを初心者でも楽しめるように紹介

20代から60代まで幅広い年齢層と、ダンサー、役者、アーティスト、学生、医者などバックグラウンドも異なる方にご参加頂きました。基本トレーニングから始まり、『北斎漫画』をモチーフとした踊りへ発展させていきました。のべ56名が参加し、公演には10名が参加しました。

活動詳細は下記リンクからご覧いただけます。


AGAXART(アガックスアート)とは

AGAXARTは、身体、精神、魂の探求を通じて人々の創造性を高めることを目的としたアート集団です。ワークショップ、公演、イベントを企画運営しています。舞踏の身体操法を主軸にして言語では表現しづらい内面と向き合い、多様な表現を発掘する場を提供しています。異なる文化との交流を積極的に行い、地域資源の関心を高める取り組みを行っています。
【WEBサイト】


我妻恵美子 AGAXART代表

舞踏・振付・演出
宮城県出身。1999年早稲田大学文学部を卒業と同時に舞踏集団・大駱駝艦に所属。2020年に独立し舞踏を中心とした舞台・イベントの企画制作を手掛けるAGAXARTを設立。
2015年に自らの震災経験を元に振付・演出した作品「肉のうた」を発表。パリ日本文化会館(フランス)より招聘され、同年第46回舞踊批評家協会新人賞を受賞。2020年台北国際芸術村の滞在芸術家として選出、舞踏ソロ作品「Future Temple」を発表し第39回 Battery Dance Festival(ニューヨーク)よりアジア代表として招聘される。2022年すみだの町工場と職人さんをテーマとした舞踏作品「北斎漫画の墨の囁き、街の響き」演出。

北斎漫画舞踏「おどる湯」北斎漫画舞踏ワークショップ後の企画

第二弾:「おどる湯」創作過程一般公開

「おどる湯」舞台裏を見学できます。美術制作や振付稽古など、すみだの銭湯と北斎漫画をモチーフにした舞踏作品が出来るまでを無料で公開します。

期間 :2023年11月1日(水)~7日(火)の13:00~18:00
会場 :北條工務店となり 東京都墨田区東向島3-22-10

第三弾:舞踏公演「おどる湯」 HOKUSAI MANGA BUTOH "Dancing SENTO”

『北斎漫画』をモチーフとし、すみだの銭湯をリサーチして創り上げる舞踏作品。舞踏ワークショップ生有志も参加。

演出・舞踏 :我妻恵美子
音楽・演奏 :大野慎矢(KiMiMi)
作中オリジナル江州音頭「隅田川」 唄:宇宙軒明星、演奏:プリンス王子(ミックスナッツハウス)
舞台美術 :大漁舟隆之 

日時 :2023年11月10日(金)~12日(日)
会場 :北條工務店となり 東京都墨田区東向島3-22-10
料金 :2,500円(税込)※墨田区民の方は500円割引

「隅田川 森羅万象 墨に夢」(通称:すみゆめ)とは

すみゆめ2023プロジェクト
葛飾北斎が 90 年の生涯を過ごした隅田川流域で、墨で描いた小さな夢をさまざまな人たちの手で 色付けしていくように、芸術文化に限らず、森羅万象あらゆる表現を行っている人たちがつながり ながら、この地を賑やかに彩っていくことを目指していくアートプロジェクトです。「北斎」と「隅田川」を主なテーマに、すみだの地域資源を活用する多彩な企画を約 4 カ月にわたって展開していきます。  

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