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【発達障害】息子がチェロの発表会で学んだこと

先日、発達障害がある息子が習っているチェロの発表会がありました。発表会を終えたその日の夜に息子と話してみて気づいたことについて、残しておこうと思います。

え、画像は野球っぽいけど、どういう事なの?と思われた方もおられるかもしれませんが、お気になさらず、とりあえず読み進めて頂ければと思います。

夜、私が部屋で本を読んでいると息子がおやすみの挨拶をしに来てくれました。
はじめは発表会お疲れさま!といった話をしていたのですが、気になっていた事を聞いてみることにしました。

私:今回の発表会、初めは出たくないって言うてたやん?
実際に出てみてどうやった?
息子:やっぱりめっちゃ緊張した。人は少なかったけど、いつもより広いホールやったから、圧を感じるというか…。今回はピアノの先生の伴奏に合わせるのを頑張ってみた。緊張したけど満喫できたと思う。

彼の「満喫する」の意味を確認してみると、上手く演奏すること=満喫するなのだそうです。

息子は今、学校のソフトボール部に所属しています。そこで、今回の発表会を経験した事で何か部活や学校生活で活かせそうなことはあったか尋ねてみました。

「見られてると思うと緊張するんやけど、見られてても見られてない時もする事は同じっていうのは、チェロもソフトボールも一緒かもなぁ」

緊張しててもしなくても、ピアノの伴奏をよく聞いて上手く演奏することに集中する。
緊張しててもしなくても、バッターボックスに立てばボールを打つことに集中する。
緊張しててもしなくても、やることは同じ。

これが今回の彼の学びになったようです。

もちろんこれは、すんなり言葉になって出てきた訳ではありません。
「んー」と考える時間も多くありました。私もそうですが、自分の思考を言葉にするには慣れが必要なんですね。私がこれは、どういう意味?と確認したりもしたので彼は考えなくてはいけなくなって、何だか面倒な話になったぞ…と感じていたかもしれません。

ただ、彼から出てきた内容は私が全く予想もしてなかった事だったので驚きましたし、そうかこんなこと感じてたのか!と分かって嬉しくもなりました。今後、彼の緊張する場面との付き合い方に今回の発表会で学んだことを活かしてくれたらいいなと思います。

彼の思考に触れる事は私にとっても学びが多い時間で、息子と向き合う時間をこれからも折を見て作っていこうと思う経験になりました。

発達障害のあるお子さんはもちろん、お子さんを育てておられる方の何かの参考になれば幸いです。

もし以前の私と同じように、子育てに悩んでおられる方がいらしたら、あなたの中にある答えを一緒に探します。今、無料60分コーチングセッションのモニターさんを募集していますので、よろしければお声掛け下さい。

今日もここまでお付き合い下さってありがとうございました。あなたにとって明日が心穏やかな一日になりますように。

松岡恵美子

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