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学ぶ楽しさと、成長の喜びを

2020年3月にコア学園グループの代表になった。

コア学園グループは、私の父が40年近く前に立ち上げた専門学校。
父は、若くしてコンピューターの会社を企業し、80歳を超えた今でも代表権のある立場で仕事をしている。

コア学園グループの誕生は、今から40年近く前、当時日本で「コンピューター技術者が何万人も不足する」と言われていた時代。いちばん最初は北海道帯広市、帯広畜産大学という単科の大学しか無い自治体が、地域活性化と並行してコンピューターの専門学校設立を企画、ご縁があり父にお声がけ頂いたそうです。
その話が他の自治体に広がり、帯広市以外でもオファーを頂き、コア学園グループとして現在全国9拠点13校の専門学校を運営している。

私は学校を卒業し、IBM(日本アイビーエム株式会社)に就職した。それは父と同じコンピュータ業界に、というわけでは無く、当時女性が仕事キャリアを続けていくためには、コンピューター業界でのキャリアスタートが、一番潰しが利くのでは?という下心からだった。

IBMでの仕事はとても刺激的で楽しかった。同期も先輩も社員は皆優秀で魅力的、時には胃潰瘍で吐血して入院したりもしたが、振り返ると楽しく働いていた。

そんな私に、転機が訪れた。たった1冊の本との出会い。仕事で移動中に、地下鉄で座っていた私の前の男性が読んでいた本のが、ソニー創業者の井深大さん「胎児から」。
ソニー製品のファン、特に技術者の井深大さんを尊敬していた私は、急いでそのタイトルをメモし、近くの書店で取り寄せた。それはAmazonなどのネットショッピングが無い頃で、まさにそのネットショッピングの実証実験を仕事にしていた頃だった。

本を読み、「人・物・金・情報」の今までは「情報」を仕事にしていたが、これからは「人」、教育の仕事がしたい!とまるで雷に打たれたように思った。ちょうどその直後に長男を妊娠、出産。約1年の育児休暇を経てIBMの元の部署に復職したが、どうしても教育の仕事がしたいという思いが捨てられず。IBMの中での移動も考え、相談もしたが、勤務地が遠いなどなかなか条件が合わず、しかも度重なる保育園からの「熱が出ましたー」のお迎えコール。
今から大学に入り直して教職免許を取るにはコスパがあわない。。。ならば大学院に入り直し、企業の人事部や、社会人研修などができるキャリアを目指そうと決意し、家族でご飯を食べている時に、何気なく父の前で「会社をやめる」と報告をしたら、「じゃ、うちくる?」と。

私から見た父は「コンピューターの会社の社長」でしたが、そういえば、専門学校あるよね。。。
当時はアメリカからeラーニングのシステムを持ってくるとか、コンピューターメーカーと共同で今のYahooKidsのようなサイトを運営するなどの仕事もあり、その二つの担当ということで2001年転職、今に至る。

2004年に帯広コア学園の理事長に就任。2018年にコア学園(秋田)の理事長に就任。実は私学学校法で、「理事は4法人までの兼務、うち理事長は2法人まで」という決まりがあり、コア学園は都道府県毎に法人が別なので、私が創業者の娘だからと言って、全ての理事長を兼務することはできません。その中、グループで一番大きな山口コア学園で、色々とチャレンジしたく、初めて自分から希望を申し出、この4月に山口の理事長に就任しました。その為、長年通い続け、もう第2の故郷、いえ実家が東京なので、故郷になり、沢山の友達がいる帯広の理事長を、信頼できる人にバトンタッチしました。

コア学園は、株式会社クリエイティブ・トゥエンティワンという本部組織があり、父の会社の社員が転籍してきて、理事長や事務長としてコア学園の経営にあたっています。私は2年前から「取締役」から「取締役副社長」と名刺に印刷して活動していた。あと2、3年はこの名刺を使う予定だったが、色々と経緯があり3月から「代表取締役社長」の名刺で活動です。

私が専門学校運営でいちばん大切にしているのは、「学ぶ楽しさと、成長の喜びを」。高校までの教育では、そのほとんどが与えられる物で、強いられる事。でも社会に出ると、学ぶ、今まで知らなかったことを知るのはとても楽しいし、昨日できなかったことが今日できるようになる、成長を感じられるのはとても嬉しい。それを在学中に体感してもらい、沢山の失敗と成功体験を積んで、社会に出て欲しいと思っている。

Instagram(適当に写真をUP&英語学習を意識), facebook(プライベート/お会いした人だけと繋がる趣旨/それ以外はフォローをお願いしています),twitter(最近は友達のつぶやきのチェックだけ)/LINE(プライベートの連絡用)
と、SNSは色々利用しているのですが、
コア学園グループ代表の神山恵美子として、Officialとして、このnoteで想いを発信していきます。

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