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エンパワーメントの第3の波

エンパワーメントとは「力を与えること」です。私たちは自分自身をよりパワフルにするためのやり方として、これまで二つの段階を経て今に至っています。


エンパワーメントの第1の波は「リーダーに従う」ことでした。

方向性を差し示してくれるパワフルな人に従う時、私たちは外から叡智を学び、自分自身が満たされて生きる道を獲得できました。

それらは心にフォーカスを当てたときは「宗教」と呼ばれるものになり、また肉体によりフォーカスを当てたときは「政治や経済のヒエラルキー」を作りました。


第2の波は「自分自身に従うことを学ぶ」というものでした。

直感や心の声にしたがって生きるというような、ニューエイジやスピリチュアル・心理学的なアプローチによって内側から湧いてくる叡智に耳を澄ませることを人々は学び、それによって自分がパワフルになっていくというものでした。


そしてやってきた第3の波とは「ハーモニー(調和)」の下に生きるということです。

それは、自分自身のパワーを手にすることを大切にしながら、自分の周りの人達にも彼らが彼らであるためのスペース(空間)を持ってもらい共に生きるということです。

言い換えるなら、自分がセルフ・ファーストであることを大切にしつつも、相手のセルフ・ファーストも尊重するということです。

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私たちはすでにエンパワーメントの第1・第2の波を通り抜け、2016年頃からやってきた第3の波に入って生きることを地球規模で行う時がきています。

そして、すでにそのように生きている人達は、その波が世界に波及していくことを推進する役割を持っているのです。

また、今生まれてきている子ども達の多くが、最初からそのエネルギーを携えて生まれてきているので、私たち大人は彼らがその光を損なうことなく成長していくことをサポートしなくてはなりません。

「リーダーに従う」ことで生きている人達が作った世界がこのまま存続していくことの難しさは、昨今の混乱した世界の状況において一目瞭然でしょう。

自分自身の内なる声を聞きそれに人生を導かせると共に、自分の周りの人達にもそうするスペースを与え尊重することによって、私たちは「ハーモニー(調和)」の世界を創りだしていけます。

自分を輝かせることと、他人を輝かせることを同時に行う事は可能なのです。

誰かがパワーや権力を持つことで他を従わせるという形は、もう今のシフトした地球には合わないのです。

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第3の波は、第2の波をマスターした後にやってきています。「自分自身に従う」ことを躊躇している人はまずそれをマスターし、そうしたのち「他にスペースを与える」ことを尊重し、人々と本当の意味で調和して生きることをしてください。

内なる声に従うことを阻んでいる人の多くが、身近な人がその人の内なる声に従うことを尊重するのに抵抗を感じます。

「毒親」問題なども、このメカニズムで起こっています。

毒親に育てられた人であっても、自分自身をマスターすることによって、そして子ども達を本当の意味で尊重することによって、次の世代へそれを引き継ぐことを断ち切ることができるのです。


すべては自分から始まります。勇気を持って「自分の内なる声に従う」ことを自分に許可していきましょう。

そしてそれをマスターしながら、他の人が自分自身のパワーを手にするための空間を尊重して、彼らと調和して生きていきましょう。

「共に生きる」とは、何かを一緒にすることではないのです。

それぞれが、それぞれの個で生きることを尊重しあうということです。

ハーモニーとは、発せられた別々の声が調和することで、一人よりもより美しい音が奏でられるということなのです。