桜のピンクは「愛」そのもの
桜、桜、桜。
列島がピンクに染まるこの季節、私はピンク色をして私たちの元に届く「愛」のエネルギーの中に浸り続ける。
「桜のピンク色は愛そのものなのよ」と、ある人から伝えられたのは20年ほど前。愛に深い欠乏感のあった当時の私は、すがるように一人で川沿いの桜並木の下を歩いていた。
なぜあんなに苦しかったのだろう。なぜあんなに悲しかったのだろう。
あの頃の私は私自身を見失い、本当の自分を生きてはいなかった。そして、私の周りに反映される現実から私という人間を定義し、見えなくなっ