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【体験レポ】アラフィフの私もカッコよく穿けた!ワクワク気分になるライトなジーンズ/ALL YOURSのハイキックジーンズ


私のもとに届いたそのジーンズに初めて触れたとき、生地の柔らかさと持ち上げたときの軽い感触にハッと驚き、心がときめきました。
これはきっと私の人生を心豊かな新しい世界へとそっと導いてくれる…。そんな予感がしました。
私に新しいフィーリングを与えてくれたもの。
その名は、ハイキックジーンズ

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ジーンズと私

私の父は家具職人でした。そんな父の仕事着は、昔からジーンズでした。

仕事中はおが屑や塗料で服が汚れるため、父が穿(は)いているのは量販店の名もなき低価格ジーンズでしたが、スタイルのいい父にはとてもよく似合っていました。
父は昨年末に82歳で現役を引退しましたが、今もジーンズを普段着にして穿いています。

そんな父の後ろ姿を見てきたせいか、私もいつしかジーンズが好きになっていました。
大学生の時、教員採用試験一本だった私が、唯一、就活をしたのが、日本の某ジーンズブランド(今も大手)でした。
ただ「ジーンズが好きだから」という理由で会社の説明会に出向き、二次面接まで進みましたが、面接日が教員採用試験の二次試験と重なったため、ご縁がないまま終わりました。
しかし、このブランドのジーンズは今も好きでよく穿いています。


ジーンズ好きの私が「ハイキックジーンズ」に興味を持った理由

こんな私が、ある時、ALL YOURS(以下「オールユアーズ」と表記します)さんのサイトにて、ハイキックジーンズなるものを見つけました。

上記のサイト内では、【着ていることを忘れてしまうジーンズ】という見出しで、次のような文章が記されてあります。

ハイキックジーンズの特徴は、その名前の通り「高々と足をあげることができる」ほどの伸縮性をもったジーンズです。従来のコットン100%のジーンズのような表情をしていますが、見た目とは裏腹に、高い伸縮性を持っています。また、従来の圧迫感のあるハイストレッチのジーンズともちがうはき心地です。柔らかく圧迫感が少ないため、その着心地は部屋着以上。室内でもお出かけでも、着ているストレスを感じさせません

この部分で、私は「ななななな、なんと!?」と驚き、興味を持ちました。

というのも、私も今までにストレッチジーンズを穿いたことはありますが、なかなか自分にピッタリの一本に出会うことが難しかったんです。大抵は「きつい」「かたい」もしくは「ゆるゆる」…だったんですよね。心地よいストレッチ感って、ホント難しいです。
ところが、このハイキックジーンズは「柔らかく圧迫感が少ないため、その着心地は部屋着以上」とのこと。

「そんなことってあるんかいー⁉」と正直驚きました。最初からユルユル~とかではなく、「高い伸縮性」をもって、ストレス・フリーな着心地の良さを実現している…⁉

なんと~!

「(従来の圧迫感のある」ハイストレッチのジーンズともちがうはき心地」とは何ぞや…? ←この部分、(前のめりで)ものすごく気になりました。

更に読み進めていくと、【あなたと一緒に育つ服】と言う見出しで、こんなことまで書かれてあります。

正真正銘のジーンズとして、ハイキックジーンズは経年変化もお楽しみいただけます。ぜひ、あなたの生活のなかで、あなたらしい色落ちを楽しんでください。

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(上の写真は、オールユアーズさんのサイトから引用。ダメージの入り具合がすごく素敵です。)

「えっ?!育てられるストレッチジーンズですって~!!」

これにも、本当に驚きましたよ~。だって、私が過去に履いていたストレッチジーンズは、洗濯を繰り返していくうちに生地が耐え切れなくてビロビロになり、伸びてダメになるものがあったんです。

立派に育つ前にクラッシュして「お釈迦」になるんですよね。私も今まで何本のストレッチジーンズをお浄土へ送ったことか…。合掌。

そのため、私は「ストレッチジーンズは消耗品だ」と思い込んでいました

ところが、このハイキックジーンズは、ストレッチジーンズでありながら、最初から柔らかくて履きやすいくせに、ちゃんと「育てられる」とのこと。これはスゴイ!

ちなみに、上のオールユアーズさんのnote記事を読むと、歴代の強者たちのハイキックジーンズの履き倒し(経年変化)っぷりがすごくって、これにもビックリしました。こんなにダメージをくらわしても大丈夫なの?!と衝撃を受けました。

ここで私は、

ハイキック 育ててやろう ホトトギス

…と、メラメラと闘志が湧いてきたのでした。

これは是非 試してみようぞ ホトトギス

(何故、ここでホトトギス?しかも字余り…)

こうして私は、「ハイキックジーンズ」を穿いてみることにしたのです。


自分にぴったりのサイズを選ぶ

では、まずは「自分に合うサイズ」を探ってみましょう。

サイズ選びは「試着」が一番。オールユアーズさんは東京と大阪に店舗があるので、実際にお店に足を運んで試着して選ぶのが一番ベストな方法です。

特にジーンズは、「試着なし」では自分に合う一本を見つけるのは非常に困難です。

これは「通販あるある~」だと思うのですが、ジーンズは、メーカーによって微妙に「サイズ」や「履いた時のフィット感」が異なるので、インチ数で一律に「これ!」と決められない部分があるんですよね

ましてやストレッチジーンズだと、種類によって生地の伸び具合や柔らかさが全然違うので、インチで選ぶと後で失敗することが多々あるんです。

そこで今回、私は自分の手持ちのジーンズのサイズを測り、ハイキックジーンズのサイズ表に照らし合わせて、「サイズを選ぶ」ことにしました。

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ハイキックジーンズと同じ「ボタンフライのハイウエストジーンズ」を箪笥から引っ張り出して、サイズを測ってみました。

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次に、股下の丈がピッタリサイズのジーンズを引っ張り出して、股下の長さも測ります。

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調べた結果、私のウエストサイズは28~29インチ。ベストな股下は75cm。その他のデータもメモしておきます。(ちなみに身長は162cmです。)

こうして調べた自分のサイズをもとに、ハイキックジーンズのサイズ表を見ていき、自分に一番合いそうなサイズを確認。

私は「28インチ・股下82cm」を注文することにしました

※ちなみに、チョイスした股下サイズですが、私のベストサイズより7cmもプラスです。でも「洗濯で丈が縮むのか?否か?」を確認したかったので、あえてお直しはしないで注文してみました。

サイズ選びで心配な方は、オールユアーズさんのサイト内の、「あなたにピッタリのサイズを知る」(unisize)を利用したり、チャットを使ってスタッフさんに相談することも可能です。また、「自宅試着」という制度もありますので、いろいろ利用して上手に「自分の一本」を見つけてくださいね~。

※ちなみに、ハイキックジーンズのカラーは「ワンウォッシュ」のブルーのみです。


我が家に「ハイキックジーンズ」が届きました

お待ちかねのハイキックジーンズ、ようやく届きました。いよいよご対面です。

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とてもきれいな藍色。しかも軽い。手に持ってみて、あまりの軽さに驚きました。

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丁寧な縫製。ヒップ部分が立体的になっているので、きっと心地よくフィットするはずです。

フロントはボタンフライです。

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ファスナー式のズボンしか履いたことがない人は、こうした「ボタンフライ」タイプのジーンズに苦手意識を持つかもしれません。

でも、ボタンフライ仕様って、意外と下腹が楽なんですよ~。

女性向けにわかりやすく説明すると、下腹ポッコリを解消するための補正下着(ガードル)を履いているような感じなんですよね。サイズが合っていれば、ボタンでがっちり下腹がホールドされた感じになるので、おなかが安定して気持ちよく穿けます。

しかも、ボタンをしっかり留めるので、外出先でファスナーが自然と下がり、いつのまにか「社会の窓」が全開になってて大恥をかく…という心配もありません。(←「社会の窓」ってもしかして死語?)

更に、このジーンズはストレッチタイプなので、自分の体にフィットして良い塩梅に伸びたり縮んだりしてくれます。普通のジーンズよりはウンと楽だと思います。


試着してみました!

それでは実際に穿いてみましょう。

ジーンズを手に取り、初めて足を通した瞬間の最初の感想は「軽い!」

普段穿いているジーンズと異なり、肌触りも手触りも、そして足に絡みつく生地の感触も、全てが空気みたいに軽くて驚きました。

しかも、柔らかいです。新しいデニム特有の「硬くてごっつくてゴワゴワした感じ」が全くなく、しっとりと柔らかいです。

確かにこれは新感覚でした。

柔らかい上に、生地が脚全体にしっかり纏(まと)わりつくようにフィットします

太もも部分は、やや「ゆとり」がある感じです。でも、膝から下の部分はピタっと足のラインに寄り添い、馴染んでくれるイメージ。

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(上・自撮り棒で撮ってみました。トップスは「着たくないのに毎日着てしまうTシャツ」です。)

ウエストサイズは、ピッタリでした。フロントにボタンが2つ付いています。お腹周りの太さに合わせて、ウエストサイズをボタンで調節できる仕組みです。

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ちなみに、フロント部分のボタンは、(生地自体がとても柔らかいので)、一般的なボタンフライのジーンズと比べても、つけたり外したりがとても楽です。トイレや着替えでもたつくことはありません。

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ウエスト部分の生地も、良い感じに伸びてくれるので、座ったり立ったりの動作がとても楽です。

また、長時間座っていることで、ウエスト部分がおなかに食い込むことは無さそうです。また、長く座っているうちにウエストやヒップ部分の生地が伸びて戻らなくなりダブダブになる…なんて心配もなそさうです。


毎日の暮らしの中で穿いて過ごす

ハイキックジーンズが届いてからは、ほぼ毎日、穿き続けてみました

以下は、毎日穿いてみて「気が付いたこと」「やってみたこと」「感じたこと」「新しい発見」の数々です。順番に挙げてみましょう。

①ポケットが深い

これは、初めて試着で穿いた時に「おぉ~!」と気がつき、感動したことです。

ポケットに手を入れると、手首まですっぽり収まってしまうほど、ポケットがとても深いのです。とくとご覧あれ~!

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コインポケットもご覧の通り。指が根元まですっぽり収まる深さです。

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お尻のポケットも、手首まですっぽり収まる深さでした。

これは地味に嬉しい~。私は外出時にハンカチをポケットに入れておくのですが、浅めのポケットだと、ハンカチの先がポケットからチョロッと飛び出てしまい、何だかみっともなく見えるんですよね。

あと、車のキーも、私は降車時にポケットに収めることが多いです。この深さなら、座ったときにポケットからうっかり落ちることは無さそう。安心していられます。

②動きやすさをチェック

「ハイキックジーンズ」と言うくらいですから、足を思いっきり上げたハイキック・ポーズができるはず…。ということで、いろんなアクションをしてみました。

アラフィフという年齢上、ハイキックポーズはちょっと無理でしたが(←足がつりそうになる)、可能な限り頑張ってみました。

あらよっと~!

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(片足立ちで静止ポーズ)

空中浮上~!

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(公園で無邪気に飛び跳ねる元気な50代女子)

しぇー!

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(すみません!ガチ昭和世代です)

どんな動作をしても、ごわつかず、引っ張られず、自由にのびのび動くことができるので、とても楽チンです。

これがジーンズであることをケロっと忘れてしまうほどです。

③裾をロールアップしてもしなくてもカッコいい

私のハイキックジーンズは、私の足の長さより股下はプラス7cm。実験で「お直し」無しで穿いています。

靴を履いている時は、長さはあまり気にならないのですが、家の中にいるとき(靴を履いていない時)は、かかとで長めの裾をうっかり踏んづけちゃう時があり、ちょっと気になります。そういうときは、裾をロールアップしています。

ちなみに、靴を履いた状態で「裾の様子」を比較すると、こんな感じです。

フルレングスでの状態

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(裾がクシュクシュして留まるので、野暮ったくなりません)

裾をロールアップした時の状態

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(こなれた感じがして、これもまた良し)

全体像を見ると、こんな感じです。

後ろ姿を比較してみましょう。

フルレングスの状態

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裾をロールアップした時の状態

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どちらもOK。後ろ姿に自信が持てるジーンズです。


④和風の家で暮らしているので、椅子ではなく床に座ることが多い。しかし、どんな座り方をしても全然苦しくない。

我が家は古い木造家屋で、和風の家です。そのため、家の中では床に座ることが多いです。もちろん「正座」をよくします。

しかし今までは、ジーンズだと「正座」はもちろん「胡坐(あぐら」」や「横座り」更には「体育座り」をしていると、お腹や脚が窮屈に感じられて、ちょっぴりしんどかったんですよね。

ところが、このハイキックジーンズは、どんな座り方をしてもOK。ストレスフリーでどんなポーズも取れます。

こんな座り方もストレスフリーでできちゃいます

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膝を抱えてしゃがんだ後、スッと立ち上がった時、膝をパンパンして払えば、膝小僧のポッコリ感も簡単に解消でます。

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座ることによって出来た皺も、クシュクシュして良い感じに見えるので、ありがたくて嬉しい。

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和式の暮らしの人に超おすすめです。


⑤お洗濯をしてリセット

「ジーンズを育てる」ために、「5日間穿いたら1回洗う」というルールを最初に立ててみました。でも、そこは臨機応変に…。天候や穿いた時の状況によって、3~4日に1回のペースで洗うときもあります。

ちなみに、ハイキックジーンズは、エマールで洗うのがベストだそうですよ。洗濯時はハイキックジーンズを裏返しにして、ネットに入れてから洗濯機にイン。通常コースで洗っています。

ちなみに、ケアの方法については、

従来のジーンズと同様に色落ちするため、他の洋服とは分けて洗ってください。色落ちを軽減させたい場合は、裏返して洗濯してください。

とのことです。(オールユアーズさんのサイトより抜粋)

干すときは、こんな感じで外干し

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今のところは、「洗濯後にかなり縮んでしまった!」ということは全然ありません。むしろ、数日間穿き続けたことにより、だらっと少し伸びてしまった箇所が、洗濯することで良い感じに引き締って元に戻る…という感じです。お洗濯によってリセットする感じでしょうか。

洗いざらしのハイキックジーンズも、また心地よい感触です。

⑥穿いていると楽しい気分になる

洗濯したてのハイキックジーンズを穿いて、公園へ行ってきました。連休明けの静かな公園で、思いっきりはしゃいじゃいました。

喜びの舞~♪

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伸び伸び~のポーズ!

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跳びます~!

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跳びます~!

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着地!

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ベンチに腰掛けてリラックスポーズ

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脚元が軽くて柔らかいと、気持ちががほぐれて気分も軽くなりますね~。

どんなポーズも楽々できるので、本当にストレスがありません。このジーンズ、本当に楽で心地よいことがよくわかりました。

まとめ

ずっと穿き続けてみて、感じたこと。

それは、これは若い世代だけでなく、いろんな人に是非知ってもらい、一度お試しで穿いてほしいなぁ~ということです。

例えば、子育て中のママさん、自宅で座りっぱなしの仕事をしている人、身体を締め付ける衣服が苦手になった更年期中の女性、身体障害をお持ちの人(車いすの方にもおススメです。かなり柔らかいのでリハビリにも穿いていけるし、ふくらはぎにフィットするので短下肢装具の装着も大丈夫そうです)、楽なズボンを探している高齢の方々、自転車&バイクが趣味の人、身体を動かすことが好きな人、旅や仕事で乗り物(飛行機や鉄道や車など)に長時間乗っている人…等々。

着心地のいい楽な服を探している方に、これはオススメです。

ちなみに、こちらのオールユアーズさんの読み物記事(下)を見ると、いろんな方がそれぞれに、自分らしい穿き方をして楽しんでいらっしゃるのがわかります。

「人から見てどう思われるか?」「人に素敵だと認めてもらえるか?」ではなく、「自分にとって心地よいもの」を自分の意思で選び、自分のために穿く。…そんな生き方に繋がる深いものを、私は感じました。

更に、このジーンズの快適さの秘密は、こちらの記事(下)に記されてあります。なるほど~!と納得の内容です。

確かに、この記事を書いている今も、私はハイキックジーンズを穿いていますが、本当に楽チンです。

パソコンの前にどっかり座り込んでいますが、お腹もお尻も全然苦しくなく、脚も自由に伸ばしたり、胡坐をかいたり…ができます。このまま「ストレッチ運動」ができちゃう快適さです。

今回は、28インチ・股下82cmで(「お直し」無しで)注文しましたが、今後、もし2本目を購入するならば、次はもう少し短め丈にしてみようかな…と思っています。

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新しい世界の扉を開いてくれる服

下は、着心地のいい服を生み出しているオールユアーズさんについての記事です。

こちらの記事で語られてあるオールユアーズさんの理念に、私は深く共感しました。

そして、これを読んで初めて知ったのですが、オールユアーズさんの服のファンのことを、その界隈では「共犯者」と呼んでいるのですね~。

私もこの春から「共犯者」の仲間入りを果たしました。オールユアーズさんのハイキックジーンズ、これから大切に穿いていこうと思います。

ジーンズを穿いたことが無い人も、あるいは、自分にはジーンズは似合わないと思っている人も、「ファースト・ジーンズ」にこのハイキックジーンズは超オススメです。ジーンズのイメージが大きく変わり、新しい自分に出会えるかもしれません。

また、私のようにジーンズが好きでよく穿いている人も、ちょっと変わり種のこのジーンズを、あなたのコレクションの中に一本入れてみるのも良いと思います。今まで体験したことがない、何か新しいインスピレーションを得られるかもしれません。

新しい世界への扉を開いてくれたこのジーンズを穿いて、今日も私は元気に生きていくのです。

この記事は、中川政七商店が運営する「大日本市」の企画で、暮らしの道具を実際に使用し、感想を記事にしています。
※バイヤー向け展示会「大日本市」のサイトはこちら
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