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想像の先にあるもの

一緒に映画を見たり、
テレビで同じ場面を見ても、
同じスポーツの試合を見ても、

人の感じること、
考えることは、
さまざま。
 

人の言葉を聞いて、

「え! これ見て
そんな感想?」

「そんなこと考えたの!?」

「どこ見てそうなった?」

という驚きは、
よくあります。

というより、
むしろ、
まったく同じことを
感じたり、考えたり、
という方が
珍しいと思います。

人と自分は、
違う人間だから。

この二日間、
仮面心理学という
人相科学、脳科学、統計学
に基づき
体のつくりと
脳の働きの関係から
人の感情、
本能(無意識の行動)、
思考の傾向を考える分野を
お伝えする時間を
過ごしていました。

見たもの、
聞いたものを
どう感じ、
どう反応し、
無意識に動き、
どう考え、
どう表現する傾向が
あるのか。

普段そんなことを
細かく分解して
考えてみることは
通常ないでしょう。

仮面心理学を
知っている私でも、
常に考えるわけじゃ
ありません。

でも、

「なんであの時、
あの人はこう言ったんだろう」

「どう伝えたら、
理解し合えるんだろう」

「あの時、
どうするのが
一番よかったのかな」

とあとで
もやもやすることが
起きた時。

「私にはこんなふうに
見えてしまうけど、
あの人にはこう見えるかも」

「こう言われたら
こう感じてしまうかも」

「こんなふうに伝える方が
わかりやすいかも」

と考えるヒント、
考えを切り替える方法が
わかるのは助かります。

もやもやを長く
抱えたままにしておかずに、
早い段階で
すっきりさせられるから、
悩んだりしなくて済む。

どんなに仲良しでも、
血を分けた家族でも、
誰かとまったく同じように
感じたり、
考えたりすることは、
できない。

でも、
見ているもの、
感じていること、
考えるプロセスを、
想像してみることはできる。

その人のことを
考えること。
想像すること。

人と人がうまく
付き合っていくのに
必要なのは
同調や同情ではなく、
想像。

その人のことを
思う、考える。

それって、
愛だよね。

一人ひとりがそうやって、
思い合ったり、
考えたり、
想像してみることが
できたら、

コミュニケーションや
人間関係のトラブルや
誤解による行き違いは
ぐっと減るんだろうなぁ、
と思いました。

ちょっとだけ、想像する。

ジョン・レノンの
"Imagine" みたいな感じ。

誰かを思い合うことが、
日々の平和をつくっていく。

今日、あなたは誰のことを
想像してみますか?

最後まで読んでいただいてありがとうございます! ここで私の言葉をお届けできたこと、うれしく思います。 みちのえみこ