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全力を出し尽くすこと

テレビで音楽コンクールに臨む
音楽家のドキュメンタリー番組を見て、
ふと考えたこと。

私は、
中学の後半から大学まで、
吹奏楽やオーケストラで、
ステージで楽器を演奏する、
という経験をしてきました。

社会人になってから
日本舞踊を習って、
舞台で踊ることもしました。

で。

どれもプロでやっていけるほどに
特別抜きんでた存在でも、
すごく上手になれたわけでも、
飛び抜けた才能があったわけでも、
ないんだけど。

今はもう音楽とか踊りとか、
芸術方面のことは
何もしていないんだけど。

そういうステージに立つ経験が
今の私に生きているな、
と思うことが、
一つ、あります。

もし私に、
人に負けてないところが
あるとすれば、
「自分にあるもので
勝負する度胸」です。

人前に立ったり、
責任を背負う場面において、

絶対的に自分自身や
自分が培ってきたものや、
自分の周囲の人を
無条件に信じる力、

持っているものすべてを
出し切る集中力、

というのが、あります。

楽器の演奏をしていた頃、
夏のコンクール前の時期に
顧問の先生に、
「なんか知らないけど、
お前、貫禄だけはあるな」
と言われたことがあります。笑

たぶん、それです。

うまいとか下手とか、
技術や表現とか
そういうものはそこそこでも、
本番で勝負する勇気だけはある。

大丈夫、
って信じることができる。

そもそも、
人の体を触る仕事なんて、
ちょっとでも
不安や不信があったらできません。

お客様には、
一人ひとりに全力で
自分自身が持ってるもの、
全部を使って、のぞむ。

フルで脳みそ働かせる。

その時、
できることを
100%出し切る。

一回一回が、本番。

今の仕事って、
そういう仕事だなぁ。

完全に、素手で丸腰。

自分の中にある
知識と経験と技術だけで、
お客様の体の課題にのぞむ仕事。

どんな経験も、
無駄にはならないなぁ。

とふと思いました。

もちろん、
体に関する限り、
根拠となる知識や
技術の理論や
繰り返しのトレーニングが
あってこその自信と度胸、
ですけどね。

あなたはどんな場面で
全力を出し切りますか?


最後まで読んでいただいてありがとうございます! ここで私の言葉をお届けできたこと、うれしく思います。 みちのえみこ