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そして、また1ヶ月。

前回の超超ネガティブな徒然を書いて約1ヶ月が経った。

あの時は正直どん底。では今は…
まだ仕事に行くには毎日「勇気」がいるし、気持ちのアップダウンもある。休日までカウントダウンして生きている毎日は続いている。家族も恋しい、ホームシックも変わらない。でも、多少、50cmくらいは浮上はした。

彬子女王の留学記「赤と青のガウン」にあったが、英語が上達するのは3週間、3ヶ月、3年と、3のつく周期らしい。それはあながち間違っていないように思う。異質なものに慣れる、という点でも3のつく周期というのはターニングポイントになるように思う。

では、私にとって進歩したと思えることはなんだろう。

まず、慣れた場所へは道に迷わず行けるようになった。当初はGoogle Mapがあってもなお道を間違えていた超方向音痴の私にとっては、大きな進歩である。そして、なんとなく、どちらの方向に向かって進んでいるか、という区別もできるようになった。未だGoogle Mapは移動のお供に変わりはないが、地図を得意とする人には全く共感してもらえないと思うが、多少「土地勘」ができたことによるストレス軽減は結構大きい。

スーパーで、お買得品を整理して上手に買い物できるようにもなった。
オーストラリアの2大スーパー、「Coles」と「Woolworth」はどちらも毎週水曜日にセール品が入れ替わる。セール品をチェックして、購入するものを決める、無駄なものは買わない。これによって金銭管理のストレスが減った。

湿疹は、アレルギーなのかなんなのかまだ続行中。ステロイド外用剤となかなか縁が切れないけれど、8月に比べたらましになった。

そして、生活上のトラブルもグッと頻度は減った。ドギマギしてもがいて過ごしたあの2ヶ月があったから、なのだと思う。よくやった、自分。

肝心の仕事は…まだまだ全然スピード感はないものの、一般的なものなら多少落ち着いて進めることができるようになった。英語も患者さんとも指導医とも「最初の頃に比べれば」コミュニケーションは取れるようになった。この辺りは、早口かどうかだけではなく、相手のアクセントや喋り方の癖によっても聞き取りやすさ・理解しやすさが全然変わってくるのが不思議なところである。まだその一定のルールは掴めてはいないけれど。電話も、それなりにプレゼンテーションをするところまではできるようになった。ただ、まだ相手の指示と意見を何度も、間違えないように確認する作業は必須である(泣)そして、何かとルールの違う土俵にいるので、まだこの国のルールに則って何が正解で不正解なのか、をじっと観察し続ける作業の日々は続いている。1つ1つ本当にやり直し。振り出しに戻ったので、何もかもをゼロから積み上げていく、そんな毎日である。

と、後退はしていない1ヶ月。前進しているようには感じなかったけど、書き起こしてみれば、頑張ってるかなと思えたりする。

ようやく、家族に会えるまで半年になった。少し前が見えてきたかな。
どこかで私みたいに一生懸命もがいてる人、一緒に頑張りましょう。

Natsu



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