雑談_「繊細さん」とのお付き合い

前回の投稿では「さびしさ」をちょっとはぐらかしてしまった感じに。今までにあまりなかった感情なので、どこから来るのか、ちょっと考えてみることにしました。

■「みんなとは違う」という出発点

「繊細さん」とも言われる、HSPの傾向があることが、最近だんだんとわかってきました。どうやら5人に1人いるらしく、この感覚を共有できる人がそんなにもいるのかと。ならば、ありのままを発信してみようと思うようになりました。

オリラジのあっちゃんのYouTube大学でも取り上げられていることを知り、さっそく視聴。コメント欄を見ると、もう共感の嵐。あるあるだらけで、読んでいて、仲間意識が芽生えたほどです。「繊細さん」シリーズは人気があるのか、関連動画もいくつかありました。その中の一つです。

「みんなと違って、普通じゃない」感覚が学生時代からありました。だから「人に迷惑をかけないように」「嫌われてしまわないように」と、いつも考えていたんです。そのため、本来の感受性に加え、いろんな本を読み、試行錯誤しながら、対人スキルを身につけ、表向きには社交的に振る舞っていました。(好奇心旺盛でもあるので、HSS型寄りかもしれません)

その甲斐あって、まわりからは話しかけやすいとも言われていましたが、その反動で、家に帰るとドッと疲れ、ひとりの時間がとれないと、ストレスがたまり、回復できない感じでした。社会に適応しようとして、完全に空回りしていました。

気心の知れた友人2,3人ほどで深い話をするのは好きだけど、大人数での集まりはかなり苦手。なのに、「友だちは多い方が良い」という従来の価値観にしばられ、自分もそれに合わせなきゃいけないと、そういう場に出向き、神経をすり減らしていました。

私の場合、人見知りはあまりしない方ですが、言葉や態度に敏感なところがあります。付き合いが深まるにつれ、言動で相手の思いや考えが読みとれるようになり、勝手に一喜一憂していました。ちょっとめんどくさい人ですね 笑。(年を重ねるごとに、だいぶと弱まってきましたが)そんな気質だからか、今年に入ってからのリモートワークがとてもしっくりきています。ひととある程度の距離が保てるからです。

■自分を出すと、自分に合う人にも出会える

ひとに合わせていい人ぶるのは、お互いにとって良くないと、試験勉強やコロナ対策を口実に、居心地のわるい飲み会などのイベントの参加を断るようになりました。さらに、学生時代の同級生のグループLINEもスクールカーストの名残を感じ、ちょっと苦手なのでスルー。むかしはこういうゲスな部分をオモテに出せなかったので、めちゃくちゃ苦しみました。(好きな人よりもむしろ苦手な人のことが頭の中を支配していました)

だから、あっちゃんの動画にはとても救われました。いろいろと吹っ切れました。「だれにでもやさしく」ではなく、好き・嫌いの感情を大事にすると、そのぶん大切なひとが見えてきますね。今回のコロナのあれこれで、そんな大切な仲間と、久しぶりに会って、リアルで話をする機会が絶たれることが、「さびしさ」につながったのかもしれません。こころを閉じて、始めから約束していなければ、付き合いが続いていなければ、仕事や勉強で時間を埋め尽くしていれば、きっと「さびしさ」も味わっていなかったのかなと思います。

じつは、職場にも「わたしと同じような気質かも?」と思える人がいるのですが、相手にもわかるのでしょうね。仕事を振られやすく、打ち解けやすいです。というわけで、長々と書きましたが、これからもこの脳のセンサーとうまく付き合っていきたいです。


ここまで読んでいただき、ありがとうございます!まじめに、やさしく、おもしろくをモットーに、もりもり学んで、育んでいきます。