無題

アムステルダムSite Visits予習 - Danone と Nationale Goede Doelen Loterijen -

来月参加するSmart Workspace Design Expoでは、Day0としてPre Conference Site Visitsが企画されており、アムステルダム近郊のオフィスを訪問できます。訪問先としてMicrosoftやWeWorkもある中で、私はなるべくヨーロッパらしいオフィスが見たいと思い、Danonと、Nationale Goede Doelen Loterijenというオランダのチャリティ宝くじ協会(たぶん)に申し込みました。

海外の大きなオフィスをじっくり見学できるなんて本当に貴重な機会、このチャンスを最大限生かすため、両オフィスについて見どころなど予習しておきたいと思います。

まずDanonのアムステルダムオフィス。こちらの記事を見つけました。

今年のQ1にできたばかり、Danon社屋としてゼロから建設されたようです。new baby food and medical nutrition事業のグローバルHQとのこと。スキポール空港の近くにあるそうです。(ちなみにSite Visitsはどれも現地集合現地解散。。ツライ)

LEED “Gold” certificationとWELL Building Standard Certificationを取得しているそう。どちらも日本語での説明がありました。

LEED -Leadership in Energy & Environmental Design-
LEEDは、非営利団体USGBC*が開発し、GBCI**が運用を行っている、ビルト・エンバイロメント(建築や都市の環境)の環境性能評価システムです。USGBC* : U.S. Green Building Council, GBCI** : Green Business Certification Inc.

LEEDの詳細はこちら。世界で最も広く利用されているグリーンビルディング評価システムだそうです。

「WELL Building StandardTM」(WELL認証)とは、空間のデザイン・構築・運用に「人間の健康」という視点を加え、より良い居住環境の創造を目指した評価システムです。

WELLの詳細はこちら。LEEDにWell-beingの観点が加わった感じ?

上のDanon社屋紹介記事中の動画によると、この社屋はDanonのビジョンである「One Planet. One Health」を体現していて、例えばほとんどの建築材料は再利用可能でサステイナブル、エネルギー循環なども考慮されているとのこと。自社ビル建てるレベルにならないとこのスケールでは真似できないけれど、DanonのオフィスではSustainability・Circular・Well-beingといったキーワードを意識して見学すると良さそうです。

次はNationale Goede Doelen Loterijen。こちらの記事を見つけました。

こちらは昨年12月にオープン。新築ではなく、誰も使わず放置されていたオフィスビルをリノベーションした社屋のようです。BREEAMという評価の仕組みでOutstandingを取得したとのこと。

BREEAM is the world’s leading sustainability assessment method for masterplanning projects, infrastructure and buildings. It recognises and reflects the value in higher performing assets across the built environment lifecycle, from new construction to in-use and refurbishment.

https://www.breeam.com/

Nationale Goede Doelen LoterijenのCore Valuesの1つにSustainabilityがあり、このオフィスもサステイナブルであるということが非常に重視されているようです。energy neutralを超えて、energy positive buildingを実現したとのこと。屋根のソーラーパネルでエネルギーを蓄えたり、雨水を貯めてスプリンクラー等に利用したり、建築素材も将来必要に応じて別の目的に再利用できるようなものを使っている様子。

また、Nationale Goede Doelen Loterijenの従業員は皆オフィスデザインのかなり初期から関わる機会があり、自分たちの考えなどを共有していたそうで、この記事では具体的なことは書いていないのですが、そのあたりはぜひ詳細を聞いてみたいところ。質問するチャンスがあったら聞いてみよう。

Sustainabilityというキーワードは世界中で既に浸透していると思いますが、ヨーロッパの最先端オフィスが実現するSustainabilityが具体的にどんなものなのかしっかり目に焼き付けて、自分自身の仕事に生かす学びをたくさん持ち帰りたいと思います!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?