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グリーンバード大塚駅 × 大塚という街

グリーンバードは「きれいな街は、人の心もきれいにする」をコンセプトに誕生した原宿表参道発信のプロジェクトで、主な活動は「街のそうじ」。現在は全国各地、さらに海外へと広がっています。
基本は各チーム単位で運営されていて、中でも「グリーンバード大塚駅」は2020年10月に立ち上がったばかりの一番新しいチームです(2021年5月時点)。「ゴミを拾うことで整うのは、私たちの内面の部分だと思うんです」と話すチームリーダー小堀さんに、グループの活動や大塚の街への思いについて聞かせていただきました。

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グリーンバード大塚駅スタート!

大塚の老舗不動産「山口不動産」にお勤めのチームリーダー小堀さんは、神奈川県川崎市にお住まいで、これまで大塚と個人的な縁はありませんでした。グリーンバード川崎チームの活動に5年以上参加している小堀さん。現在小学一年生のお嬢さんも2歳の時から一緒にゴミ拾いを続けています。

そんな小堀さんが「大塚駅チームを立ち上げたい!」と考え、まず最初に相談したのが勤め先の山口不動産でした。「グリーンバードの活動は仕事の一環ではなく、あくまで個人でやっていく」という小堀さんの思い・活動に、「グリーンバード」を知らなかった社長も賛同し地域の知人に呼びかけてくれました。その輪が少しずつ広がり、大塚駅チームの発起会には、豊島区長はじめ多くの方が集まったのです。

自分の地元ではない「大塚」でチームを作ろうと決めた時、「最初は娘と二人でゴミ拾いをするとことから始めよう」と考えていた小堀さん。実際には、積極的な声掛けをしていないにも関わらず、スタートから毎回15人以上の人が活動に参加しています。

グリーンバード大塚駅さん写真1

この「積極的に声掛けをしていない(誘わない)」は、実は小堀さんが活動を始めるときに決めていた事の一つで、こんな風に仰っていました。
「ゴミ拾いって、“良いこと感”がすごいじゃないですか。だから、例えば企業さんをお誘いした場合、先方に“断りにくい”プレッシャーをかけてしまう。なのでお話するにしても、参加できるときは参加してくださいくらいの緩い感じにしています」
意図せずとも、ボランティアが「強制」になってしまわないように気配りをすることも、地域で長く続けていくために相手の立場に立った、素敵な配慮だなと思いました。
一方、「何かしたいと思っていたけどきっかけがなかった!」と言ってゴミ拾いに参加される人もいます。地域貢献活動って一人ではじめるのは難しいけれど、「グリーンバード大塚駅の活動に参加する」なら、ハードルがグッと下がるというのは、一参加者として私も気持ちが分かります。

ゴミを拾うとういこと

グリーンバードの活動の目的は、「ゴミを一つでも多く拾う」というような、その瞬間の成果よりも、ゴミを拾う活動を街の中で“見えるカタチ”で続けることで、「ゴミやタバコをポイ捨てする」ことに躊躇する人が増え、ポイ捨てが中長期的に減っていくことです。
なので、敢えて人目に付く場所で、旗を持ち、お揃いのグリーンのビブスを着て、目立ちながらゴミ拾いをしているんですね。

小堀さんは言います。「ゴミ拾い」という行為だけを切り取ると、拾ったゴミは殆どリサイクルできないものばかり。それに、拾ってもまた次の日には、同じ場所にゴミが捨てられます。ゴミ拾い自体は、エコかと言えないかもしれない。でも実は、ゴミを拾う活動を通じて、整ったりキレイになったりするのは、人の内面の部分だと思うんです。

グリーンバード大塚駅さん写真4

大塚という街

チームリーダーの小堀さんが働く「山口不動産」は、大塚の街の変革を仕掛けている、地元の不動産会社です。私の事務所も大塚にありますが、大塚駅は2018年に星野リゾート「OMO5東京大塚」がオープンした辺りから、どんどん新しくなり、魅力的なお店が増えて活気づいている印象です。今年リニューアルされた大塚駅北口の広場の「ironowa hiroba(ヒロノワヒロバ)」という命名権も同社が取得しています。
「大塚って、地味だったり、ちょっとイメージが悪かったり、誰かに話すとき、池袋の隣って説明したり、、。」そんな大塚の体温をあげていき、華やぎと誇りのある街に、更なるユニークな発展を目指されています。

グリーンバード大塚駅 × 大塚という街

仕事でも、深く大塚の街と関わっている小堀さんが、休日は「個人」としてグリーンバードのチームリーダーをしている。そのことで生まれる結びつきがとても面白いな、と思います。
例えば、大塚の老舗で行列のできるおにぎり屋さん「ぼんご」は、同じく地元老舗の山口不動産とはこれまで、直接の関わりはありませんでしたが、グリーンバードの活動に共感し、これまで何度か、参加者におにぎりを提供してくれています。私も、このおにぎりを、山口不動産の手掛ける「ping-pong ba」で2度ほどいただきました。具沢山でふっくらとしていて、とても美味しいです!

また、グリーンバード大塚駅の活動に参加すると、「まちのコイン」をゲットできます。「まちのコイン」は、面白法人カヤックが開発した地域で使えるコミュニティ通貨サービスで、使うほど地域の仲間と「つながる」ことが出来る仕組みになっています。

大塚の新しいプロジェクト、昔からある老舗、地域の住人、コミュニティ通貨、そしてグリーンバード大塚駅。色んな点が結びついて、今後一層いろどり豊かな「大塚」になっていくのを、一住人としてとても楽しみにしています。

グリーンバード大塚駅さん写真3

★チームリーダー小堀さんプロフィール
1979年川崎市生まれ。川崎市在住。
山口不動産株式会社在籍
グリーンバード大塚駅チーム チームリーダー

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★グリーンバード大塚駅
活動詳細:https://www.greenbird.jp/team/otsukaeki/activity
instagram:https://www.instagram.com/gb_otsukaeki
facebook:https://www.facebook.com/greenbird.otsukaeki
twitter:https://twitter.com/gb_otsukaeki

★参照ホームページ
グリーンバード:https://www.greenbird.jp/
ironowa ba project山口不動産:https://ironowa-ba.jp/
まちのコイン:https://coin.machino.co/

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