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石坂産業さん見学(中編)

オリエンテーション
到着して最初に向かったのが、オリエンテーションを聞く建物。
移動の間も、森林や、その中に見えるシイタケ栽培に興味を惹かれつつ、目的地に着くと、笑顔の素敵なスタッフさんに席を案内していただきました。

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電車遅延のため、ちょっと遅刻して途中からの参加となりました。
机の上には、ビンに飾られた野花たちが置かれていて、気持ちがほっこり。
そして、パワーポイントに映し出されるのは、石坂産業の歩み、これからの取組み、事業のこと。そのどれもが興味の惹かれることばかりで、見学ツアーへの期待がどんどん高まります!

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見学は、大きく分けて「プラント」と「三富今昔村」を巡るツアーです。
「プラント」は、リサイクル率98%を達成した「全天候型独立総合プラント」
「三富今昔村」は、プラントに隣接する緑溢れるエリアで、石坂産業が三富地域の里山の保全活動としてはじめられた「五感で学ぶサステナブルフィールド」
スニーカーに帽子、リュックサックの完全遠足スタイルで、いざ見学に望みました!

リサイクル率98%の全天候型独立総合プラント
オリエンテーションが終わると、一行は、「プラント」へ。このプラントには、「焼却炉」がありません。なので、「煙突から煙がモクモク」ということもありません。
ここでは、同業者が受け入れに消極的な「建築現場の混合廃棄物」を積極的に受け入れていれて、それを焼却ではなくて、徹底的に「リサイクル」しています。

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窓越しに見たプラントの中では、コンクリートの瓦礫、ガラス、木片、プラスチック、土砂、ナゾな紐、とにかく色んなものが集まっていました(トラックでは畳がいっぱい運ばれてきてた)。
こうした「何かよくわからないモノ達」の98%を分別分級して、資源にするためのモノと人の技術は相当なもので、今も技術開発し続けているそうです。
こうして、ゴミから資源に姿を変えた「元・何かよくわからないモノ達」は、原料として販売され、「エコモアチップ」「エコセラブロック」などのリサイクル製品に生まれ変わっていくのです。

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そして、このプラントの感動ポイントは、最先端のリサイクル技術が詰まっていることだけではなく、地域環境にとことん配慮されている「設備」。

「全天候型」の文字通り、処理工程は全てプラント内で行われ、騒音や粉塵が外に漏れないように設計。さらに、大型集塵装置を稼働されて、粉塵が外に出ないように徹底されています。
そして、施設内で動いていたショベルには、上から太いケーブルが伸びていたのですが、これは業界初の「電動式油圧ショベル」。従来のエンジン式に比べて、年間64%のCO2を削減できたそうです!

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他にも、周辺道路を汚さないように、場外に出る全ての車両にタイヤ洗浄をおこなっています。この水も貯水槽に貯めた「雨水」を使用。
更に、防音壁に「壁面緑化」を取り入れています。この”緑の壁”には、向いている品種があるそうなのですが、敢えて地域の「在来種」にこだわったそうです。なぜなら、外来種を使うと、風で種が飛んでいき、地域も里山の生態系に影響を与えてしまうかもしれないから。

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プラント見学の途中には、壁面に皆でメッセージを書かせていただきました。
青の文字が見学者、赤が子供たち、緑が従業員。
見つけられなかったけど、郷ひろみさんのメッセージもあるそうです。
私が従業員だったら、青や赤で書かれた見学者たちの生のメッセージを読んだら、気持ちが引き締まるだろうな。

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後編「三富今昔村」と「働く人たち」に続きます。

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