トライアスロンへの憧れ

トライアスロンとの出会いは小学生、おそらく3年生頃だったと思います。小さい頃からスポーツ全般(特に観る方)が好きだった私は、野球やサッカー、マラソン、ゴルフなどの中継番組を良くテレビで見ていました。

何の大会かまでは覚えていませんが、日曜日の午後にテレビで見た、とあるスポーツに一目惚れ!ビビビときた(松田聖子風)・・・それがトライアスロンでした。昔はトライアスロンもテレビで中継されていたんです。腕に番号が書いてあることと(本気で真似して自分の腕にサインペンで書こうとしました 笑)日焼けして引き締まった身体、そして競輪選手が乗っているような、タイヤが細い自転車に私も乗ってみたい!カッコいいな〜!と初めてトライアスロンというスポーツを知った日のことは今でも覚えています。しかし、当時トライアスロンの事を知っている人どころか、トライアスロンをやっている人なんて周りにいなかったので、憧れはあったものの遠い夢。兄の影響でキャプテン翼とスラムダンクにはまり、中学生になると仙道くんに憧れてバスケ部に入部しました。もし女子サッカー部があったらサッカーをやっていたかもしれません。

中学高校時代は部活一筋の毎日、特に高校3年間は更なる高みを目指して全国大会常連校へ進学しました。今でも思い出すだけでゾッとしますが、練習はかなりハードなものでした。しかし超濃厚な3年間を過ごした時間はかけがえのないもので、今でも同期のメンバーとは交流があり、引退レースとなった宮古島大会にもサプライズで応援に来てくれました。大切な仲間たちです!

そういう訳で、トライアスロンの憧れもどこかへ行ってしまっていた時期。高校3年生の体育か保健の授業だったと思いますが、「新しいスポーツ」というビデオを見て、トライアスロンの紹介とともに宮古島大会の映像が流れました。再びビビビと来ました(笑)忘れかけていたトライアスロンへの憧れがまた思い溢れてきて、しかも宮古島でこんなに距離が長いトライアスロンをやっているんだ、凄いなあ〜いつか私も挑戦してみたい!と憧れが目標に変わりました。ただ、やってみたいけれど、どうやったら出来るのか分からないまま、いつかは宮古島トライアスロンに挑戦できればいいなくらいに思っていました。

部活を引退し、中学生の時からの夢であった保健体育の先生を目指す為に、8月末から大学受験の勉強を始めました。どうしても行きたい!という大学はなく、ぼんやりとしていました。大学でもバスケは続ける予定でしたが、半ば燃え尽きた状態になっていたのできっぱりと辞めて新しいことにチャレンジしようかと悩んでいました。大学生らしくラクロスとかもいいかなあ〜。そこで日本大学にトライアスロンサークルがあることを知り!そして、体育系大学の中では学費が安かったこともあり第一志望を日大に決めました。この時期が人生の中で最も勉強したかな・・親に迷惑はかけられないと思い、浪人だけは絶対にしないと心に決めて頑張りました。無事合格(補欠)汗

初めての一人暮らし、東京の生活は何もかもが新鮮で刺激的でした。電車では特急料金を払わなくても特急に乗れるとか(爆)コンビニでアルバイトを初めてまもなくして芸能人が買いに来たり。バスケを続けるかまだ悩んでいて、何度か部活の練習にも参加させていただきましたが、何か自分の中で燃え上がるものがなく、それだったらこれからの大学4年間は思い切って新しいことにチャレンジしようとバスケへの卒業を決心しました。

サークル活動の勧誘を色々な所で受けましたが、やはり一番気になっていたのはトライアスロンでした。近づきたいけどドキドキしてなかなかそのエリアに近づくのを躊躇っていた時に、先輩方から声をかけていただき、実は興味があることを伝えると猛烈アタックされました(笑)今では大分変わりましたが、当時はトライアスロンをやる女子は相当珍しく、貴重な存在だったのかもしれません。優しく声をかけてくれた先輩方も皆爽やかで格好良く、高校3年間女子達に囲まれた生活だったので、男性との話し方も忘れてしまい、しかもカッコいい人となるとどうしたもんか、どこを見て話せば良いか分からず終始緊張しっぱなしでした(笑)

そしてついに、小学生の頃からの憧れであったトライアスロンを始めることを決心しました!

つづく

読んでいただきありがとうございました!次回は「トライアスロンの始まり」編を書きます。お楽しみに(^^)



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