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強くなるトライアスロンへの思い①

第1弾、第2弾の投稿はこちらです

初めてのインカレ

いよいよ9月、初めてのインカレ(全日本大学選手権)がやってきました。先輩方がこの大会に向けてどれだけの思いで臨むのか、その気迫がヒシヒシと伝わってきました。スタート前の「勝つのはどこだ〜?日大~!」とメンバー全員での声掛けは凄く迫力があり、全身鳥肌が立ちました。これがインカレか!こんな凄いレースに出るのか、もう後戻りできないな、と・・・。そんな私はと言うと、先輩方に勧められたのもあり、インカレの期間限定で金髪にしました!真っ黒に日焼けした身体に金髪ショートカットはまるでプロレスラーのよう(^^)残念ながらその写真は見つからずでした(笑)ホッ。

レーススタート前の入水チェックエリアで、康子さんが「エミ頑張ろね」と声をかけてくださいました。康子さんは優勝候補と期待されていましたし、プレッシャーもあったと思いますが、そんな状況でも後輩のことを気にかけてくださったことが凄く嬉しかったです。

スタート前とその康子さんの件ははっきりと覚えているのですが、肝心なレース内容は正直言うと忘れてしまいました(汗)出場していた1年生が少なかったこともあり、新人賞をいただくことができました。まさか私が!?と自分でも驚きの出来事でした。1年生の時しか貰えない賞なんだよ!と皆が喜んでくれて嬉しかったことは覚えています。

トライアスロンを始めて1年目が終了。しかし、来年はもっと上を目指すぞ!という感じにはならず、練習には参加するものの、それ以上にクラスメイトやサークルの同期、先輩方とカラオケやご飯を食べに行ったりと遊びたい方の欲求が強かったのです。春休みに免許合宿で山形にも行きました。不合格と食当たりでまさかの長期滞在(汗)なぜなら、高校生の時に授業が終わると放課後クラスメイト達が遊びに行ったりするのを見て、心底その生活に憧れていたからです。「エミ部活頑張ってね!」と皆は街へ繰り出し、私は急いで体育館に向かう。いつか私もそんな楽しそうな生活を味わってみたいと思っていました。

転機

練習にも参加しつつ、キャンパスライフも満喫していた私に転機が訪れたのは大学3年生の春でした。他大学の同学年の選手達が急成長しているのを目の当たりにして、私も負けてられない!と闘志に火がつきました。スイッチON。そうすると自分の実力も上がり、大会に出場すると表彰台に上がれる機会が多くなってきました。「トライアスロンって練習を頑張った分、結果となって表れるスポーツなんだ!」と知ったのもこの頃でした。

人生で一度の夢

大学3年生の6月、「第1回日本デュアスロン選手権若狭路大会」が福井県で開催されると知り、学生の中ではバイクとランは強かったというのもあって、学生代表で出場することになりました。この大会で上位に入ると、同じ年の9月にイタリアで開催される「ITUデュアスロン世界選手権」の出場権が与えられ、日本代表として出場できる予選大会でもありました。実は幼い頃から「人生の中で一度で良いから日の丸を背負ってみたい」という夢を持っていた私にとって、これは二度とないチャンス!が巡ってきました。日本選手権で3位に入り、世界選手権の切符も獲得することができました。イタリアまでの交通費・旅費は「自費」扱いでしたが、親にどうにか説明して頼み込み、協力してもらえることになりました。


2001世界戦

出発前日は、なんとあの9・11「アメリカ同時多発テロ」事件が起きた日でした。出国できるのかギリギリまで心配されましたが、影響もなくレースにも参加できることになりました。

念願の日本代表、世界選手権は第1ランから世界レベルの差を見せつけられ、全く勝負に絡むことなどできませんでした。しかし、世界のレベルを肌で感じ「もっと強くなって勝負してみたい!」という気持ちがより大きくなったレースとなりました。

朝スイム開始

大学3年生のシーズンを終え、残すはあと1年のみになりました。そろそろ卒業後の進路を真剣に考え、夢である体育教師の道に向けて準備を進めなくてはならなかったのですが、それ以上にあと1年もっと真剣に取り組んでみたいという気持ちが強くなりました。そこで、同期のメンバーも通っていた「アヤトトライアスロンスクール」の朝スイムレッスンに入会しました。スイムの実力も年々レベルアップできていましたが、更に上を目指す為には大学の練習だけでなく、もっと練習が必要だと思い、アルバイト代からスクール会費を捻出するのは痛かったですが(泣)・・・自己投資しました。スクールの名前の通り、コーチは「松山文人さん」、すでに通っていた同じ歳の平松弘道くん(現:サニーフィッシュ代表)もう20年前だね!笑、そして親友でもあり、長年のライバルとなった今泉奈緒美ちゃん(現:鷲津奈緒美)との出会いもこの朝スイムがきっかけでした!インカレでの優勝とお台場での日本選手権出場を目指し、最後の1年の挑戦が始まりました。

お読みいただきありがとうございました!次回は「強くなるトライアスロンへの思い②」を書きます。お楽しみに(^^)






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