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地方「創生」各地から新たな取り組みは生まれるか

こんにちは、地元・滋賀県が大好きな田ケ原です。サムネは滋賀高島の白髭神社にしてみました。素敵な場所なのでぜひ。

さて、今回はそんな私が地方創生について考えてみます。

そもそも地方創生とは

まず、改めて地方創生について整理します。法的根拠となる「まち・ひと・しごと創生法」では、地方創生を推進する目的は以下のような記述です。

第1条
この法律は、我が国における急速な少子高齢化の進展に的確に対応し、人口の減少に歯止めをかけるとともに、東京圏への人口の過度の集中を是正し、それぞれの地域で住みよい環境を確保して、将来にわたって活力ある日本社会を維持していくためには、国民一人一人が夢や希望を持ち、潤いのある豊かな生活を安心して営むことができる地域社会の形成、地域社会を担う個性豊かで多様な人材の確保及び地域における魅力ある多様な就業の機会の創出を一体的に推進することが重要となっていることに鑑み、まち・ひと・しごと創生について、基本理念、国等の責務、政府が講ずべきまち・ひと・しごと創生に関する施策を総合的かつ計画的に実施するための計画の作成等について定めるとともに、まち・ひと・しごと創生本部を設置することにより、まち・ひと・しごと創生に関する施策を総合的かつ計画的に実施することを目的とする。

かなり長文ですね。
端的に言うと、大きく2つかなと読み解きます。

1:少子高齢化の進展に的確に対応し、人口の減少に歯止めをかける
2:地域経済を活性化する

それぞれの地域で住みやすい環境を確保すれば、「東京圏への過度な人口の集中を是正しながらも、将来にわたって活力ある日本社会を維持できる」といった見解でしょうか。

地方「創生」は進んでいるのか

2014年の取り決め以降、全国各地で、ときには官民連携でさまざまな政策が推進されています。内閣府主導で「地方創生図鑑」なんてサイトも立ち上がっているので、このサイトを一読するだけでも面白い取り組みを知ることができそうです。

地方出身の私としては、全国各地の魅力的な地域がさらに活性化することはとても嬉しく思っています。しかし、地方「創生」という言葉の意味通り、地方からはじめて生み出したりつくったりする取り組みは、実際どのくらいあるでしょうか

いくら各地に魅力的な場所やコトがあっても、昨今の行政に求められる業務の多様化で、そこまで手が回らないといった悩みを抱えている状況も見受けます。

どうすれば地方創生は成功するか

こうした課題の解決策の一つとして、最近では地方自治体を支援・活性化する複業人材の登用プロジェクトが全国各地で実施されています。昨年は特に神戸市の事例が話題になっていました。

他にも、日本で二番目に小さな町・奈良県三宅町では、規模の小ささをハンデではなく利点と考え、複業人材登用プロジェクトを実施していました。悲観せず、できることから前向きに取り組む自治体があるのは素敵ですよね。

期待できる成果

外部人材の登用は、最適な方法が分からず改善できなかった課題に第三者視点からメスを入れたり、新しいプロジェクトを推進したりするために有効な手段の1つです。また、参画する民間人材と職員相互のスキルシェアの場となり、それぞれが新たな知見が得られることもメリットでしょう。

実は先日、滋賀県守山市でも複業人材の公募があり、私はご縁あって広報アドバイザーとして参画することになりました。地元に貢献する意味合いで、「ふるさと複業」と呼ばれたりしてます。私が参画に至った複業クラウドでは現在も全国各地で人材を公募しているようですので、気になる方はぜひ。

地方自治体に都市部や民間で働く外部人材を登用すれば、移住/定住や観光とも異なる「関係人口」の増加にもつながります。こうした出会いから従来のやり方に囚われない面白い取り組みが生まれることも期待できそうです。私自身も民間の立場からこのトピックに取り組めることをすごく楽しみにしています。

「地方創生」にまつわるテーマは今後も調査してみようと思っています。気になる方はnoteやTwittterをフォローして続報をお待ちください🙏

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