金融政策格差で当面はユーロ安基調

今回も為替の見通しについてお話しますね。

ご興味ある方はのぞいて見てください。

 ちなみに経済情勢等の変化により変わってくることもあるのでご理解ください。

金融政策格差がユーロ下押し要因に ・・・・・
 ユーロの対ドル相場は、6月上旬をピークに下落基調へと転換。遅れていた新型コロナのワクチン接種が急速に進展するなか、主要国の人出状況は総じて感染拡大前の水準へ復帰。もっとも、足許では、南欧などで新型コロナデルタ株の感染拡大への懸念などが台頭し、景気加速への期待が後退。
 加えて、米欧の金融政策正常化への格差もユーロ安に作用。米国では、着実に金融緩和が縮小に向かうとの思惑が強まった一方で、欧州では、ECBの金融緩和が長期化するとの観測に強まり。金融政策動向を反映しやすい米独の2年債利回り差をみると、6月中旬のFOMC以降、拡大。

ECBによる緩和は長期化へ ・・・・・
 ユーロ圏では、ECBによる早期の金融緩和縮小への着手は見込み薄。6月10日のECB理事会では、一部の当局者が資産買い入れペースの縮小を主張したものの、既往の金融緩和の維持を決定し、ラガルド総裁は会見で緩和縮小の検討については慎重な姿勢を強調。
 当面を展望しても、以下2点を背景にユーロ安基調が続く見込み。
 第1に、インフレ圧力は限定的。ユーロ圏のインフレ率は年末にかけてドイツの付加価値減税終了の影響などから上昇ペースは加速するものの、労働市場のスラックの残存などから持続的なインフレ圧力が強まるには時間を要し、22年には再びECBの目標を大きく下回る見込み。
 第2に、資産買い入れの長期化。コロナ危機への対応であるPEPPは22年3月に終了するとみられるものの、インフレ目標の達成が見通せないなか、当面はAPPによる買い入れを続ける公算大。


✈✈✈✈✈✈✈

次回も為替の動向について触れていきますのでよろしくお願いします✨

最後まで見ていただいてありがとうございました🌹

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?