志崎樺音に何があったのか

 8月15日にD4DJから渡月麗役の志崎樺音さんが降板されると発表されました。決まったことは仕方ないとして何故こうなったのか考察しましょう。

 まず、原因として「ブシロは声優を酷使されてるからだ」と憶測で批判されてるのですが、今回の場合にはそうとも思えないのです。他の事務所で専属的な契約を結んでる(と言われてる)Liella!の一般公募組の青山なぎささんと伊達さゆりさん(鈴原希実さんは置いておく)の個人名義の22年8月現在の主な仕事が

  1. ラジオや生配信番組

  2. 朗読劇

  3. 歌って踊らないソシャゲ数本

  4. .ローカルタレント(伊達)orイマドキガール(青山)

  5. 写真集

とざっとこんなところで、現在の所、アニメの仕事はラ!以外やってない状態ですが、それでもツアーが立て込んでいるときには二週間家に帰れないことがあったと吐露するようなスケジュール感です。

 で、志崎さんは個人名義の仕事がなくて、Roseliaの燐子とD4DJの麗役しかやってない状態で、ツアーが立て込んでいるという訳でも無く、そこまで忙しいのかな?と思ってしまうのです。確かにバンドリとD4DJは降板は多いのは確かなのですけど、それが会社の管理体制が悪いというのは一概に決めつけなように思います。

 もっとも、仮に進藤あまねさんが倒れたというなら「ブシロは酷使しすぎだろ」と私もいうと思いますけど。

 さて、志崎さんの場合は、数年前の写真と今を見比べても老け込んだというかやつれた感じがあるし、単純な仕事の多寡じゃなくて、精神的な問題が大きい気がするのです。喉の問題からドクターストップがかかったならそう書くと思いますし。書いたらファンに却って心配や憶測を招く事情で降板したような気がします。

 これは個人的な見立てですが、志崎さんはさほど社交的な感じじゃなくて、ハピアラのリーダーの西尾夕香さんが慶応大卒のインテリ気質で、対するRoseliaのリーダーの相羽あいなさんがプロレスラー上がりのヤンキー気質とまったく相反するタイプのボスの元で活動してるしてる中で板挟みに遭って精神を摩耗したのかも知れません。

 そうして考えると最近のバンドリが矢継ぎ早に響やエースクルーの現在の所属者に関係ない(こういうまだるっこい表現なのはバーチャルバンドの合格者は響に所属するため)新バンドを立ち上げたり、木谷氏が社長復帰したというのは何かバンドリに問題が発生しているサインであるように思えてきます。

 その問題のひとつが人間関係とするなら一番確実な方法は今ある枠組みを解体することです。しかし、仮に中心メンバーがトラブルメーカーとするならコンテンツ自体を解体する事にも繋がりかねないので非常に難しい問題を孕んでいるわけです。

 今回の件を見るに付けて予想外のダンスを強いることでグループ活動への熱意に温度差が生じたり故障者が出ていたμ'sを活動停止させてAqoursに移行さえたラブライブ!の運営は英断であったと言わざるを得ないし、仮にμ'sの延長線上に新一年生3人と新ライバルユニット6人を追加した新シリーズなんてことをしていたら、コンテンツ自体が空中分解していたのではないでしょうか。

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