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『可能性って無限大』と思えるようになったお話

みなさん、こんにちは!!
GWはどのようにお過ごしでしたでしょうか。
私と旦那は、まあたんを母に預けて、北海道釧路方面へオオズワイガニを食べに行ってきました。最初は1匹2500円くらいのカニを2匹買い、その後1500円くらいのカニを1匹追加したら、カニの頭をおまけにもらいました!
家族全員揃ってバーベキューもできて、充実したGWでした。


人間の体は可能性に満ち溢れている

私は2017年から2021年、東京パラリンピックに関わるリポーターの仕事をしていました。担当競技はボッチャでした。

ボッチャのルールを簡単に説明すると
赤チーム青チームに分かれて、白い的球にそれぞれのチームの色のボールをどれだけ近づけられるかを競う、カーリングに似た競技です。脳性まひや進行性の難病の方が主な選手です。

ボッチャと私


取材をたくさんさせていただき、自分と同じ脳性まひの方が、自分の体と真剣に向き合っておられる姿を目にしました。

昔、脳性まひは筋トレをしてはいけないと言われていて、私も言われた経験がありました。現在は筋トレが勧められています。
ボッチャの選手が行っているトレーニングがあります。通称ボチトレ!
ほぼ全介助の選手がマットに寝て、制限時間内に自分の体をひねったり
立てる選手は、体幹を鍛えるために自分の車いすのハンドルにつかまって立位の練習
自分の体を研究して、スタッフの方と試行錯誤しながらボチトレを考えている様子を見て、人間の体は無限大だと思いました。

自分の価値観が変わった瞬間でした。

この人とならどこにでも行けると思った二人

私は神社巡りなどハード面のバリアがあるところに行くのがとても好きです。車いすだから行けないと、思っていたところに行かせてくれた人たちのお話をします。

一人目が旦那です。
SNSで知り合った旦那との初デートは湘南・江ノ島でした。
江ノ島の頂上まではエスカレーターで登るのですが、もちろん車いすでは行けません。
あー、行けないのかなと思っていたら「おんぶするよ」と言ってくれました。
おんぶされて頂上まで行きました。

そこから付き合うようになり、色んなところに一緒に行きました。
旦那が一番辛かったのは伊勢原市にある大山の神社だそうです。途中までケーブルカーで行き(ケーブルカーに乗るまでも大変だったらしい)そこから長い階段をおんぶで登りました。ガチ登山の山だったので本当に辛かったと思います。
私が足が不自由だから行けないと思っていたところにどんどんどんどん連れ出してくれる、この人とだったらどこにでも行けると感じた瞬間です。
これが結婚の決め手でした。

大山の神社で

二人目は東京で知り合った、妹みたいに可愛がらせていただいているヘルパーのMちゃん
Mちゃんは6歳年下で、高校卒業後から4年間私のヘルパーとして、東京での私の暮らしを支えてくれました。

帯広に帰ってくる前に、旦那・旦那の友達・Mちゃんとの4人でお出かけをすることに…
雨で予定していた場所には行けず、温泉に行くことになりました。
最初は旦那と貸し切り風呂に入る予定でしたが、
Mちゃんが「私一人で温泉介助できます」と言ったのです。
私は大丈夫かなという気持ちでいっぱいでしたが、信じて行ってみることに
浴場内は、許可をとり車いすにバスタオルをひいて移動しました。

当時からサウナが流行っていましたが、男女混合のサウナがなく(あっても値段が高かった)、私は入りたくても入れませんでした。
でもその日はMちゃんが「サウナあるよ」と言ってくれて、入ることができました。

サウナに必要不可欠なのが水風呂
サウナに入った後、
Mちゃんに「水風呂入らないとサウナ入った意味ないでしょ」と言われ、
Mちゃんに身を任せて、水風呂へ
寒くて凍えそうな私に、さらに肩から水をかけるMちゃん

その後外気浴へ。ととのうってこういう感じなんだ!
今まではサウナ後水風呂に入らなかったので、外気浴は寒さしか感じなかったけど、水風呂に入るとととのう感じが初めてわかりました。

Mちゃん

旦那とMちゃん、二人の優しさとやる気で、私はマンパワーや施設が整っていればできないことなんてない、可能性は無限大だと思えるようになりました。

可能性は無限大って思えなかった自分へ

なぜこの記事を書こうと思ったかというと、
先日SNSのアンケートで、「可能性は無限大ですか?」と聞いたところ、一部の方がそんな考え方はできないという回答でした。


私も、最初から可能性は無限大と思える人ではなかったです。
でも、この記事で書いたような良い経験を繰り返しながら、今の私があります。

たまに自分はできないからと思ってしまうこともあります。
まあたんを産んでからその思いが強く出ていました。
ですが、ホルモンバランスのせいなのでしょうか、産後2ヶ月目にして「諦める」を覚えたり、しょうがないと思える自分になりました。
育児に関してはこの繰り返しだと思っています。


私ができないことをできるようにしてきた方法の一つに、
やりたいことを口に出すというのがあります。言霊です。

もちろん口に出しても叶わなかったことがあります。でも叶ったことのほうが多いです。もし一歩踏みだす自信がなくても言霊を信じてみてはどうでしょうか。

次回は旧優生保護法について書きます。お楽しみに!

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