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【構築記事】リース連ドラ【デュエパーティー】
デュエパーティーのオススメカード紹介はいくつか書いてきましたが、
今回は自分が実際に使っているレシピを紹介させていただきます。
火・自然・光・零で構築されたドラゴン満載のロマン型【リース連ドラ】
デュエパーティーのデッキをどう組むか、というのも合わせてご覧いただければと思います。
では早速参りましょう。
・ルール解説
デュエパーティーのデッキは
5マナ以上のクリーチャーであるパートナーカード1枚
メインデッキ59枚
同名カード1枚制限(※ツインパクトは別名カード扱い)
プレミアム殿堂は使用禁止
超次元、GR、禁断零龍ドルマゲドンは
使用不可
メインデッキにはパートナーと同じ文明のみを持つカードとゼロ文明のみ採用できます。
今回解説するデッキのパートナーは
『トップ・オブ・ロマネスク』
ですので火・自然・光・ゼロになります。
呪文面に水文明を持つ『天命龍装ホーリーエンド/ナウ・オア・ネバー』
火・自然・闇文明の『偽りの王 モーツァルト』
等は残念ながら採用できません。
以上のルールで構築します。
また、
同名クリーチャーは1ターンに1度しか出せない
追加ターンを得る効果、自分が特殊勝利する効果、相手を特殊敗北させる効果は全て無効になる
相手プレイヤーのみに影響する誘発効果は相手プレイヤーを1人選びそのプレイヤーにのみ適用する
等のルールが追加されているため、通常の構築では強力なカードも十全に活躍できない場合があります。
・構築のきっかけ
スタート地点として、自分が使いたかったカードが【運 命】でした。
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運 命
無色/10マナ/呪文
アタック・チャンス:「戦慄」の頂 べートーベン
(自分の「戦慄」の頂 べートーベンが攻撃する時、この呪文をコストを支払わずに唱えてもよい)
カードを5枚まで引く。その後、自分の手札を3枚、相手に見ないで選ばせ、それを相手に見せる。その中から好きな枚数のドラゴンをバトルゾーンに出してもよい。
10マナという重過ぎるコスト、それに恥じない強力な効果。5枚まで(0枚〜5枚)引いた後に対戦相手に手札を裏のまま3枚選ばせ、その中のドラゴンを全て出す。
必然的にデッキはドラゴンだらけになるのですが、
・このカード自体がドラゴンでない
・マナコストが重過ぎて唱えられない
・アタックチャンス元の「戦慄」の頂ベートーベンが使われていない・モルネクやモモキングNEXで捲った方が強い等々の理由により普通のデッキではなかなか見かけないカードです。
しかし、デュエパーティーの構築は夢と浪漫を求めるもの。そしてこのカードを使う場合
・デッキの殆どをドラゴンで埋める
・マナ加速を充実させる
・「戦慄」の頂ベートーベンも採用したい
ドラゴンは元々踏み倒しできるカードが充実しているため、【運 命】に頼る必要はないが撃てれば強いデッキの構築を目指しました。
・デッキレシピ
こちらが今回紹介する【リース連ドラ】
パートナーは『トップ・オブ・ロマネスク』です。
トップ・オブ・ロマネスク (画像略)
5マナ/パワー3500/火・自然・光文明
アポロニア・ドラゴン/アーマード・ドラゴン/アース・ドラゴン
ブロッカー
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から2枚を、タップしてマナゾーンに置いてもよい。
3ターン目までに1マナ加速(4マナ)
↓
4ターン目パートナー召喚(7マナ)
↓
5ターン目7or8マナから強力なドラゴンで制圧する
というのが理想の流れになります。
古の連ドラよろしくバルガライザーで突撃するもよし
鬼丸「王牙」で3枚捲って好きなドラゴンを出すのもよし
ヴァリヴァリウスでマジボンバーしながら革命チェンジしてもよし
さっき出したトップオブロマネスクにモモキングNEXを乗せてもよし
デッキから捲ったドラゴン軍団で勝利を目指す、
正統派連続ドラゴン突撃デッキです。
60枚ハイランダーということで通常のドラゴンデッキであれば4投必須の
『メンデルスゾーン』
『ボルシャック栄光ルピア』
も各1枚しか入れることができません。
デュエパーティーは
下位互換であっても同じ役割ができる別名のカードをどれだけ見つけられるか
も構築の楽しみの一つ。
デュエルマスターズ20年のカードプールには上にドラゴンがついているツインパクトの軽量マナ加速が7種類もあります。
さらに
自分でマナに行く軽量ドラゴン、ディグルピオン
単色3マナ呪文版栄光ルピア、龍の呼び声
加速して手札に戻せる、フェアリーの火の粉祭り
も加えてドラゴン関連の序盤マナ加速が12枚用意できます。
ドラゴンのコスト軽減としてコッコルピア(GS)、チャラルピアも採用候補です。
・デュエパーティーならではの強力なカード達
通常の構築ではあまり見かけないが、デュエパーティーではその効果を何倍も強力に使える
カードが何枚か存在します。
今回は、このデッキに入っているカードの中から4枚を解説させていただきます。
①インフィニティ・ドラゴン
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インフィニティ・ドラゴン
7マナ/パワー7000/火文明
アーマード・ドラゴン
自分のドラゴンがバトルゾーンを離れる時、自分の山札の上から1枚目を墓地に置く。そのカードがドラゴンまたはファイアー・バードであれば、自分のドラゴンはバトルゾーンを離れるかわりにとどまる。
W・ブレイカー
(公式サイトのテキストはエラッタ前のものであるため)
相手プレイヤーが3人いるデュエパーティーでは除去も最大3倍撃たれるということ。
いくら盤面を展開出来ても、3人がかりで壊滅させられては展開し直すのも一苦労です。
殿堂カードである『インフィニティ・ドラゴン』は、
自分のドラゴンがバトルゾーンを離れる時デッキトップを墓地に置き、それがドラゴンかファイアーバードなら離れるかわりに留まる、という強力な耐性を付与します。
メインデッキ59枚中55枚
約93%がドラゴンのこのデッキにおいて、こいつを退かすのは至難の業。
場を離れない無敵のドラゴン達で一気に勝負を決めてしまいましょう。
※
『インフィニティ・ドラゴン』の耐性は強制効果です。
『インフィニティ・ドラゴン』がいる状態でバトルゾーンのドラゴンがパワー0以下になると、デッキからドラゴン以外のカードが出るまでデッキトップを墓地に置き続ける状態になります。
ですので、耐性を100%にするためにデッキをドラゴンのみで構築することはオススメしません。
また、革命チェンジのルール変更により『インフィニティ・ドラゴン』がバトルゾーンにいると革命チェンジが宣言はできますが何も起きずに失敗するのでご注意ください。
②神聖龍エモーショナル・ハードコア
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/97363735/picture_pc_4482725efccb333eda4984fc43027bba.png?width=1200)
神聖龍エモーショナル・ハードコア
7マナ/パワー9500/光文明
オラクル・ドラゴン/オラクリオン
ブロッカー
W・ブレイカー
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、《神聖龍 エモーショナル・ハードコア》以外のクリーチャーの名前を1つ選ぶ。
選んだ名前を持つクリーチャーの能力をすべて無視する。
相手がクリーチャーを選ぶ時、バトルゾーンに自分の他のオラクルがあれば、このクリーチャーは選ばれない。(ただし、このクリーチャーを攻撃またはブロックしてもよい)
元々は相手デッキのキーパーツを宣言することで機能不全に陥らせる(零龍♡と宣言し尊さで零龍を爆破させ勝利する)
ために使われるカード。
デュエパーティーは各プレイヤーのデッキに60種類のカードが入っている都合上宣言する対象が分散してしまい、効果が薄いように見えます。
しかし、パートナーはゲーム開始時から公開されているカード。確定宣言が可能なのです。
除去と違い“永続の効果無効”のため出し直しても効果は無効のまま。
『星龍パーフェクトアース』を宣言すれば、
虹色に輝くトリガーの山だったシールドは頼りないいつもの盾に戻り。
『強奪者テラフォーム』を宣言すれば、
ブーストしたかった得意げな顔が歪み。
『流星のガイアッシュカイザー』を宣言すれば、
こちらの踏み倒しに対して出しても何の旨味もありません。
そしてこのデッキにおける最大最悪の天敵、『「修羅」の頂 VANベートーベン』に対する抑止力として有効というのが最高の評価点です。
またその性質上、エモーショナルハードコアを巡った交渉も有効だったりします。
プレイヤーAが『ジウォッチ』をサーチした次のターン、自分が『エモーショナルハードコア』を召喚、『ジウォッチ』を宣言してターンを終えました。
ここでプレイヤーBが除去を撃つ時にこう囁きましょう。
「え、こいつ(エモーショナルハードコア)退かすの?別にいいけど、次Aのターンでジウォッチ出てくるよ?」
と。B視点で除去できるわけないんですね。
悠々とターンを回してもらって、ドラゴ大王を出した後に革命チェンジで手札に戻して使い回してしまいましょう(笑)
※
『エモーショナルハードコア』の効果無効は“全員”に有効です。
『「修羅」の頂VANベートーベン』を宣言した場合、自分の『VANベートーベン』も無効になってしまうので注意しておきましょう。
③超竜バジュラズテラ
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/97364991/picture_pc_2b39a6fa676855ef2859f1bad4930e87.png?width=1200)
超竜バジュラズテラ
9マナ/パワー12000/火文明
進化クリーチャー
アーマード・ドラゴン
進化-自分のドラゴン1体の上に置く。
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、各プレイヤーはドラゴンではないカードをすべて、自身のマナゾーンから墓地に置く。
T・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを3枚ブレイクする)
現代DMでも『ブランド〈NEXT.star〉』で使われた実績のあるカードですが、マナに圧力をかける戦略は下火であり『メガ・マナロック・ドラゴン』とドラゴンデッキの『超竜バジュラ』以外あまり使われていません。
しかしデュエパーティーでは前述の2枚の効果で
3人中1人のマナしかロックor破壊できず、実はそこまで強くないカードになってしまいます。
逆に『バジュラズテラ』は凶悪そのもの。
着地したが最後、全員のマナからドラゴン以外のカードを吹き飛ばす様は圧巻の一言。
デッキによってはマナが全て無くなることも珍しくないのですが、自分のデッキは殆どドラゴンなのでマナが減るわけもなく。
2〜3マナまで減った皆さんが焦ってマナを貯め直している間に悠々と連ドラしていきましょう。
④光神龍スペル・デル・フィン
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/97365265/picture_pc_5c112f88c512ecb9842883f4ef924a8f.png?width=1200)
光神龍スペル・デル・フィン
9マナ/パワー6000/光文明
アポロニア・ドラゴン
W・ブレイカー
相手は、手札を表向きにしてプレイする。
相手の手札にある呪文1枚につき、このクリーチャーのパワーを+2000する。
相手は、呪文を唱えることができない。
E2時代(2012)に『偽りの王ナンバーナイン』
最近だとこのデッキにも入っている
『偽Re:の王ナンバーナイン』に役割を奪われたこともある不死鳥編(2006)のカード。
ナンバーナインには無い効果として
相手に手札を公開させる常在効果
相手の手札にある呪文の数だけパワーが上がる常在効果
がありますが、通常の対戦では呪文をマナに埋める、コストで捨てる等でケアされるため、素のパワーが高くコマンド持ちのナンバーナインと使い分けられています。
デュエパーティーは
相手が3人
公開される相手の手札は3人分
相手の手札に呪文がある可能性も3倍
というスペルデルフィンに都合が良過ぎる環境。
手札の枚数次第で、出てきた瞬間にパワー20000を余裕で超えてきます。
また“自分以外”全員に手札を公開させながらプレイできるため、ヤバそうな手札を持っているプレイヤーから攻撃することが可能。
「お前VAN持ってるじゃん!出てくる前に潰さないとマズいな!」
と、正当な理由をもって正義の鉄槌を下すというド外道プレイングができます。
呪文ロックは自軍の攻撃を強力にサポート。
パワーが上がる効果は『龍装者ジスタジオ』と相性が良く、12000を超えるとバトルゾーンから離すのも困難になります。
もちろん『インフィニティ・ドラゴン』との組み合わせも◎。
・構築のポイント
このデッキを使うにあたって天敵となり得るのが
とこしえの超人
「修羅」の頂 VANベートーベン
代表的なものがこの2枚です。
・とこしえの超人
とこしえの超人は手札以外からカードを出せなくする効果で“パートナーゾーンからの召喚”に対応するために入っている可能性が高い1枚。
デッキから捲って展開するこのデッキはコイツの効果をモロに喰らってしまい、ほぼ全ての連ドラギミックが機能不全に陥ります。
対策として
マッハファイターで倒す
効果で焼却する
手札から展開する効果を使う
等のカードが何枚か入っています。
『ボルシャック・秘伝・ドラゴン』
『ボルシャック・フォース・ドラゴン』
『次世代龍覇グレングラッサ/「ここは任せて、お姉ちゃん!」』
『爆流奥義 紅蓮NEXTREME』
『煌龍サッヴァーク』
『メガ・マグマ・ドラゴン』
『リュウセイ・天下五剣・カイザー』
『龍騎旋竜ボルシャック・バルガ』
このあたりが該当します。
改造案として『ボルシャック・スーパーヒーロー/超英雄タイム』の投入も検討してみてください。
・「修羅」の頂 VANベートーベン
このデッキを使う上で避けては通れない最強最悪のカードです。
ゼロ文明故にどのデッキにも入り
ドラゴンが場に出ない効果で一切の展開を許さず
召喚に成功したらこちらの盤面が更地になり
エターナルΩで除去に強い
一応の対策として
『龍装者エスカルデン/マクスカルゴ・トラップ』
『爆流奥義 紅蓮NEXTREME』
で場から離すことは可能ですが、エターナルΩで手札に戻るためそのターンでトドメまでいく必要があります。
ドラゴンデッキを使う以上仕方ないことですが、コイツが場に定着したら終わりだと思っていただいて大丈夫です。
他のプレイヤーに期待するか、夕飯のことを考えながら時間を潰しましょう。
・余談
このデッキには他にも
・NEXバルキリー革命チェンジ
・ハンデス対策のリベット永遠リュウ
・速攻対策のスパーク3種、革命ゼロトリガーとニンジャ3種
等々細かなギミックはありますが、最後に
『「戦慄」の頂ベートーベン』に関する小技とエピソードを解説して終わりとしましょう。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/97388232/picture_pc_0b500b2d62d8098cfe448a30dfc36523.png?width=1200)
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