【Eme】2023/09/14 耳読書、村上春樹、咀嚼


オーディブルを入れてみて数日。村上春樹の著作を耳からも楽しめて嬉しい。


少し前、私がnoteに書いていた書店イベントはこちらだったのだが、その内容を整理するとともに、その中に昨日シーシャ屋さんでマヴィが初めに振ってくれた話題について考えるための視点があったな、と今思い返しながら考えている。
上記イベントは現代文学における、特に対人の関係性に関わるどのような経験がどう描かれているか、あるいは著者が物語を、登場人物が経験や過去を「語る」ということがどんなことであるか、それを読者はどのような社会文脈の中でどう受容するのか、といった問いをクィア理論で捉え直す試みだった。作中表現に対するヘゲモニックな過程や記号性・象徴性の見出し方や読み取られ方、またクィア理論そのものの文脈や基盤的態度についても言葉が割かれており、非常にフラットな視点で作品を読み解こうとするとても興味深く良い内容であった。
クィアの視点はもっともっと深く学んでいきたいと思っている。自分の理解を整理していきながらまたマヴィと話したい。

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