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カヴァキーニョの教則本を出版しました

ブラジルのカヴァキーニョ奏者エンヒッキ・カゼス(Henrique Cazes)による教則本『Escola Moderna do Cavaquinho』(1988年刊行)の日本語翻訳版を出版しました。日本語のタイトルは『モダンなスタイルで弾くカヴァキーニョ』です。Amazonで紙の書籍(A4判、プリントオンデマンド)と電子版で販売しています。このnoteでは、この教則本の内容を紹介する記事などを書いていきたいと考えています。
初回の今回はまず、本書の原著者であるエンヒッキ・カゼスが演奏している動画を1つ紹介したいと思います。本人のYouTubeチャンネルにアップロードされている動画で、作曲者も本人です。

どうですか? 繊細で美しい曲ですね。
タイトルに"Estudo N 1"(練習曲第1番)とあるとおり、演奏技術の習得のために作られた曲です。この教則本にも楽譜が掲載されていて、ある意味ではこの教則本のハイライトと言ってよいかもしれません。
実はこの曲は2019年に刊行された楽譜集『Música nova para cavaquinho』にも掲載されており、YouTube動画はそのお手本と言えるものです。細かいところに違いはあると思いますが、同じ曲ですので、この教則本のお手本としても参考になりそうです。
こんなステキな曲がすんなり弾けてしまたらさぞ味気ないことでしょう。でも心配はいりません。次のようなステップでじっくり練習するように書かれています。

  1. アルペジオのパターンを開放弦で練習し、♩=80までスピードアップする

  2. 何かコードチェンジを組み合わせる

  3. 練習曲にチャレンジ

私は1のアルペジオのパターン練習で悪戦苦闘している段階なので、まだしばらくは楽しめそうです。死ぬまでに弾けるようになれたらいいなと思います。

次回からは数回に分けて本書の内容をざっと紹介しようと思います。

【2023/4/9追記】マルメラアダさんでも取り扱っていただけるようになりました。こちらはネクパブ・オーサーズプレスのサービスを使って印刷したもので、Amazon版とは色合いや紙質などが少し異なります。


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