胚盤胞まで発育しない原因と対策の考察

【ご質問原文】

こんにちは。
私は採卵を4回しました。

1回目はロング法で4個取れて、2個胚盤胞になりました。

2回目はクロミッド法で6個取れて胚盤胞にならず全滅。

3回目もクロミッド法で6個取れて1個胚盤胞になりました。

4回目はpposで7個取れて胚盤胞は1個です。

1回目のみ違う病院で採卵してます。
今の病院は基本的に高刺激はしておらず、このような結果です。移植は3回、全て陰性です。
次、pposでできた胚盤胞移植予定です。

ほぼほぼ正常受精します。 4日目、5日目ぐらいまでは大体が順調に細胞分裂するのにほとんど胚盤胞直前で萎むみたいで培養停止になってしまいます。

卵子の質が悪いのかと、 サプリや運動、食生活の改善や鍼灸と出来ることは色々やっているつもりです。

始めたばかりじゃありません。もう何か月もそんな生活をしているのに胚盤胞到達率は悪いままです。

成熟卵は取れるし、未成熟卵もその後育って正常受精するし分裂も順調なのに、胚盤胞直前で萎みます。

考えられる原因は何でしょうか?
刺激法が合ってないのでしょうか?

今回の移植が陰性なら次はロング法での採卵を打診しようかと思ってはいますが、何か他に良い方法がありそうなら教えて頂きたいです。

よろしくお願いいたします。

【回答】

ご質問ありがとうございます。

「受精や3日目までの胚発育は順調だが、胚盤胞まで発育しない」

というご質問が他の方からも非常に多いので、少し私の考えをまとめてみます。

これは、個人的に私が提案できる原因や対策であり、他の医師や培養士は別の方法を持っていたり、提供できる治療法も異なると思いますので、ご参考までに。

まず、考えられる原因は主に以下の3点です。

1、卵子の質が悪い
2、精子の質が悪い
3、培養環境が悪い

順番に解説していきましょう。

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