染色体異常があっても着床する事は妊孕力が高い?

【ご質問原文】

こんばんは、いつも興味深く読ませて頂き、治療への活力を頂いています。
今日はふと気になった事を質問させて下さい。

世の中には染色体異常を抱えながらも着床し、元気に育っているお子様がおられます。
辛い事ですが、 生まれる前に、また産まれてきても亡くなってしまうお子様もおられますが。

私の場合、グレードの良いものも全く着床しないのですが、そんな私からすると、染色体異常を抱えながらも着床する受精卵や母体はよほどの力強さがあるのでは?とふと思いました。

高齢になる方が染色体異常のお子様が産まれる確率が高くなると言いますが、高齢でも受精し着床する方はよほど妊孕力が高いのでは?と。

私はもうすぐ40歳なのですが、もし私がもっと若ければ染色体異常があったとしても着床し産まれてくるような強い受精卵が育つのか、または着床しなかった受精卵たちは若く健康な母体の子宮ならば着床したのか?

染色体異常での流産はとても辛い事だと思いますが、化学流産さえしないもう7回も全く着床しない私からすると、着床すると言う事がとてつもなく素晴らしく、また希望の持てる事だと思ってしまうんです。

【回答】

ご質問ありがとうございます。

何度移植しても着床しない事が続くと、治療に希望が持てなくなってしまいますよね。

確かに、染色体異常を持った胚が着床し、お子さんとして産まれてくる事があります。

しかし、それが「妊孕力の高い子宮か」と言われると、少し違うのではないかと思います。

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