年齢で胚盤胞になる確率は変わる?
☆胚盤胞とは?
胚盤胞は卵子と精子を受精させたときを0日目として、培養5〜6日目のこと。
着床の前の状態。
胚盤胞は、内細胞塊(inner cell mass:ICM)と栄養外胚葉(trophectoderm:TE)からできている。
細胞数は約70〜100個からなる。
◆内細胞塊と胞胚腔とは?
・内細胞塊(inner cell mass:ICM)
将来、赤ちゃんになる細胞。身体のあらゆる細胞になる。
・栄養外胚葉(trophectoderm:TE)
将来、胎盤になる細胞。
◆胚盤胞への道のり
受精0日目 採卵、体外受精(ふりかけ法)・顕微授精
受精1日目 受精確認 正常受精は2つの前核
受精3日目 初期胚
受精5〜6日目 胚盤胞
☆年齢別の良好胚盤胞になる確率
・30歳以下 41.3%
・31〜35歳 38.1%
・36〜39歳 34.2%
・40〜42歳 27.5%
・43歳以上 22.9%
年齢が上がるにつれて胚盤胞になる確率が下がってしまう。
例えば、30歳以下で採卵で10個採れたとしても良好胚盤胞になる確率は平均で4個。
年齢が上がるにつれて卵子が採れる数も減って、良好胚盤胞になる確率も低くなる。
採卵を行って、なかなか胚盤胞にならなくて悩んでいる人は多いと思うけど
このくらいの確率だと思って望んでほしい。
なかなか胚盤胞にならなくて悩んでいる人は受精3日目の初期胚で移植も考えてほしい。
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