サボテンの可能性
メキシコといえばサボテン!
世界には約1,400種のサボテンが存在し、そのうちの約半数、669種がメキシコに生息しています。この中で、518種はメキシコ固有のものです。
メキシコでは、サボテンは主に以下の地域に分布しています。
チワワ砂漠とソノラ砂漠、およびイダルゴとケレタロのいくつかの谷に、メキシコのサボテン属の約60%が存在し、そのうちの25%はメキシコ特有のものです。
プエブラとオアハカにあるテワカン-クイカトラン地域には、少なくとも81種のサボテンが存在し、その25%がこの地域に固有です。
サンルイス・ポトシ州には、151種のサボテンが記録されており、多様性が豊かです。
【サボテンは食べもの】
そんなサボテンはメキシコでは普通に食べられているって知っていますか?主に食べるのはウチワサボテン。味はネバネバしてて、ミネラルたっぷりで、茎わかめに近い食感です。
・食用サボテンの入手方法
食用のサボテンはスーパーで売られている他、市場や道端などでも売っています。
▼果実
サボテンにも果物がなるのを知っていますか?サボテンの果物はトゥナと呼ばれ、そのまま食べたりジュースにしたりします🌵
【サボテンレザー】
最近ではサボテンを使ったレザーの商品も増えてきています。
【サボテンの種類】
サボテンは花を咲かせる植物の一種で、よく知られているウチワサボテンもこの一族に属します。このサボテン科はアメリカ大陸に特有で、大きく3つのグループに分けられます。
・ウチワサボテン族
第一のグループには、ウチワサボテンやショコノスルが含まれ、これらはラケット形の平たい茎を持ち、ツナと呼ばれる果実を実らせます。
・玉サボテン属、柱サボテン属
第二のグループには、細長いサボテン、低いものや丸いものが含まれます。これらは樽型やシャンデリア型をしており、中には500年以上生きる種もあります。
・クジャクサボテン属
第三のグループには少数の種が含まれ、葉を持つサボテンや「結婚の木」として知られるものがあり、これらは最も原始的なサボテンと考えられています。
【伊豆シャボテン公園】
大使館にはさまざまなサボテンが生えています。
これらは伊豆シャボテン公園さんに寄贈され、今でもメンテナンスをしていただいています。
またいくつかを刈り取り、大使が朝ジュースして飲むことも。
伊豆シャボテン公園には第5温室メキシコ館があり、オルメカ期の巨大頭像が設置されています。
【サボテンの街】
愛知県春日井市では「サボテンの街」として様々なPRを行っています。
トルーコ・メキシコ観光大臣が訪日した際に訪れています。
【サボテンの日】
10月10日は全国サボテンの日として記念されています。サボテンを購入する際には、その出所が合法であることを確認し、できるだけ自然の生息地で楽しんでください。
サボテンの世界を知りましょう!PODCASTはこちら▼
・MEXJAPON - 第49話- サボテンは世界を救う! ゲスト: 堀部貴紀(中部大学 応用生物学部 サボテン研究室)
・MEXJAPON エピソード107.- 「サボテンで四季を感じています。」/ゲスト:伊豆シャボテン動物公園 真鍋憲一 さん
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