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入院生活をオンラインで充実させてみよう


※ 今回は「治療が一段落して体調が落ち着いている人」に向けた記事となっています。

 みなさんこんにちは!なかしょーです。
 突然ですが、過去記事「入院中、何してた?」シリーズを読んでくださった方はいらっしゃいますか? もし読んでくださった方は次へ、まだお読みで無い方は、ぜひこちらからどうぞ。

 さて、わたし自身、この記事を書いている時に思い出したのが、『治療はハードだったけど、治療が落ち着いた時は逆に暇を持て余していたな…』ということでした。特に血球数が安定してから一時退院するまでは、「退院はまだかな…?」とウズウズしていたことを思い出します。また同じ病棟に入院していた患者さんには、編み物をしたり工作をしたりして時間を潰していた方もいらっしゃるようでした。

 もちろん、治療や病状によっては「そんなタイミングないけど…」という声もあるかもしれません。考えなければいけないことがありすぎて、それどころではないこともあるかもしれません。

 しかし今回は、敢えて「治療から距離を取る」という選択についてご紹介させてください。

 具体的には、『入院生活を豊かにする』ことをコンセプトとして、美術館、博物館、図書館、それぞれの体験ができる4つのサイトをあげています。

「はあ…代わり映えしない入院生活。もういい加減、飽き飽きだぜ」とマンネリ気味のあなた。ぜひ一緒に、新しい世界へと踏み出してみませんか?

 

Google Arts & Culture
 世界各国、2000以上の文化施設の協力により、デジタル化された膨大な数のアート作品を閲覧することができるサービスです。また作者ごとのまとめページも準備されており、作品によっては、絵画と共に詳しい解説を読むこともできます。何よりも作品数が多いので、自分のお気に入りの作家を見つけるのに役立つかもしれません。

オンライン美術館 | HASARD
 「アートを、もっと身近に」をミッションとして運営されているサイトです。前述したGoogle Arts & Culture よりも、より実際の個展を回っている感覚に近い体験ができます。常設展示は限られますが、何より画質が良く、純粋に絵画に癒されたい方に特におすすめです。

おうちで体験!かはくVR
 国立科学博物館の展示を巡ることができるサイトです。「国内最大級の博物館を、貸切状態で鑑賞する」という素晴らしい経験を味わえます。日本列島の自然や生い立ち、生き物について紹介されている「日本館」と、地球規模の生命史や人類の知恵について学ぶことができる「地球館」があります。


青空文庫 Aozora Bunko
 著作権が切れた名作や著者が許可した作品を、無料で全文読むことができるサイトです。梶井基次郎の「檸檬」のような短編から、カフカの「城」のような超長編まで、幅広く取り揃えられています。教科書で読んだあの名文も、今読み返すと、また違った味わいになるかもしれません。


 以上、アートや科学、文学について、入院中でも楽しめるコンテンツについてご紹介しました。長い長い治療だからこそ、時々新しいことに触れながら、気分転換しながら、前に進めるといいですよね。

 また今回は、全体的に落ち着いたサイトをご紹介しましたが、きっと治療の日々の中で、1人1人違う楽しみ方を見つけていくのだろうとも思います。もしご協力いただける方は、『わたしなりの楽しみ方』について、ぜひ教えてくださいね。

 それではまた!

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