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オフィス復帰許可が出たので出社してみた

今週からオフィスが再開され、出社したい人は出社してもいいよ(※) と言われたので、2ヶ月ぶりに出社してみた感想と、出社してみて感じたオフィスやオフラインで仕事をすることの意義について勢いで書いてみます。

※ 現時点ではソーシャルディスタンスの観点から全員に許可してるわけではなく、事前にオフィス復帰のアンケートで「出社」と回答した人に限定してる状態です。

オフィスってやっぱり良い!!

まず、オフィスに出社しての感想はやはりこれにつきます。

会社からオンラインの生産性補助を出してもらったため、自宅での作業環境はここ2ヶ月で大幅にグレードアップしました。詳しくは会社のエンジニアブログに記載してあります。

こういった有り難いサポートもあり生産性については均してみるとオンライン/オフラインでは顕著な差は出てない、というのが個人の生産性の観点での所感です。あくまで僕個人の話であるので、人によっては生産性が上がった人もいれば下がった人もいるだろうと思います。

特にネット上で話題に上がるような、子持ちの家庭におけるリモートワークの難しさは確実にあると思うので、どちらの方がより生産性が高いか?というのは正直ライフステージにも影響されると思います。どちらがいいかは僕はわかりません。

僕自身の話に戻ると、オンラインとオフラインで生産性に顕著な差は感じられなかったもののどうして オフィスの方が良い と考えるとかというと以下の点が大きいかなと思いました。

1. 仕事場として特化してる環境、それがオフィスであること
2. 開放的で広いこと
3. 誰かと一緒に働ける方がなんとなく楽しい

1点目ですが、在宅ワークは文字通り「家」で仕事をすることで、「家」というのはそもそも「住環境」なわけなので、「住むこと」に特化していて、仕事をすることに特化した環境ではないんですね。

先にも説明しましたが、仕事に特化した環境ではない反面、それをサポートしてもらっているので、言い訳がましくなるのも良くはないですが、少なくとも仕事場として使うにはモチベーションの観点からもちょっともの足りないな、と思うことがあります。

その点オフィスは当たり前ですが、仕事場なので在宅時とは明らかに気持ちを切り替えて作業することができます。この気持ちの切り替えが課題で、原則在宅を経ることで少しずつ在宅でも仕事モードに切り替える訓練はできていましたが、オフィスに行ったらやはり切り替えが早いので、場所で切り替わるタイプの人間にはオフィスは必要であると再認識しました。

2点目についてですが、これも結構単純な話で、自宅はオフィスほど広くないんですよね。広さが仕事に影響するのか、と言われそうなんですが、結論から言うと割と大きく影響しました。

自宅の仕事部屋がちょっと照明が暗めだったり、まぁゆうて6畳程度の部屋なので狭くはないけど、広くもなく、そして僕一人しかいないので、なんとなく狭く暗い部屋で孤独感を感じてると気分が鬱々としてきたりもするんですね。

現職のオフィスは非常に開放的な空間なので、そういったことを一気に解消して、本当に気分の話にはなるんですが、なんとなくオフィスの明るさにつられて開放的な気分で仕事をすることができました。

そして3つ目なんですが、まだまだ出社してる人は少ないとはいえ、自分以外の誰かいる環境というのがいいなと思いました。この1つの場所に集まってることの良さとかそこから生み出される組織の強さ、みたいなものがオフラインの良さなのではないかな、と思います。この感覚を CyberAgent の藤田さんがうまくまとめていて、とてもいいエントリだったと思いました。

あらためて考える「オフラインで働くことの意義」

ここまで個人の感覚をベースにまとめてみましたがあらためてオフィスで働くことの意義とか良さってなんだろう、というのを考えてみたところ今のところ以下の2つはオンラインでは難しいのではないか?という仮説を持ちました。

1. オフラインに人が集まることが生み出される組織の強さ・文化の強化
2. 1 によって生み出される120点のアウトプット

まず1つ目についてですが、上記の藤田さんのブログにも記載してありますが、人が集まることで生み出される組織の強さや、そこから醸成される文化そのものをオンラインのみで醸成するのは今現在では難しいと思います。

これは基本的には会社として「何を大事にするのか?」という話になるので、オンラインでこそ醸成されるだろう文化を大事にするのであればそれはそれでいいのだと思いますが、オフラインでこそ醸成される文化を大事にしてる会社では、根っこの部分でオンラインで全てを完結させるというのは向いていないことになります。

うまく言語化できないんですが、今までの自分たちの成長の源泉がその文化にある場合、それを壊すと同じような成長やアウトプットはできないんじゃないでしょうか?それは何か大切なものを捨てることと同義で長期的にみると組織そのものに悪影響を与えかねないと思います。

そして2つ目につながる話ですが、これを端的に表したツイートがあって、めちゃくちゃ共感したので載せておきます。

オンラインでの仕事では常に平均点を取ることは可能で、それを求められてるのであれば別にオフラインで仕事をする必要はないと思います。

ただ、組織として非連続な成長を目指すにあたって、どこかのタイミングで100点以上のアプトプットを出さないといけない状態になった時に、果たしてオンラインで120点のアウトプットが出るのか、と言うと主観ですが、難しいと思います。なぜ難しいのか?と言われると120点のアウトプットを出すには、上述した文化が強く関わっていると思うからです(全然論理的じゃないw)

業務が卒のない作業だけでいいなら、オンラインで完結させるべきでしょう。ただし、何かをガッと大きくするタイミングで100点以上のアウトプットが求められるケースでは、文化をベースにした組織の強さが必要で、その強さは面と向き合って仕事をしてるケースでこそ発生するから、と言う感覚の話です。

最後に

つらつらとオフィスで働くことの良さを再認識しました。

当面は在宅推奨であることは変わりないので、僕個人としてもマスク等の自衛をした上で週に数回出社する、ということを少なくとも夏が終わるまでは繰り返していくんだろうな〜と思っています。

特に真夏はうだるような暑さの中出勤したくはないですしね...笑

とはいえ、久しぶりにオフィスに出社してみて、オフィスで働く意義みたいなものをあらためて感じることができました。

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