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湘南ベルマーレ・横浜FC・横浜Fマリノスのサポーターの皆様! 皆様の愛するチームが献血応援プロジェクトやってますよ!

(本記事は無料公開とさせていただきます。)


また大きな地震がありました。

大きな災害が起こったときに、何かできることはないだろうかといつも考えます。

阪神大震災のときには家族や友人がたくさんの人たちに助けられました。


そのとき私は大学一年生で、東京に住んでいました。すぐに駆けつけたかった。でも駆けつけられなかった。何もできなかった。

そんな後悔があるからこそ、何かあるたびに、すぐできる何かを探してやるようにしています。とはいえ、募金以外での災害の直接支援はなかなかままならないものです。


ということで、コロナ瑕でなかなか献血協力者が集まらず困っているということを知っていたこともあり、災害時にはもっと献血が必要だろうと思って、先週末に最寄りの献血ルームに行ってきました。


みなさんは献血に行ったことがありますか?

興味をもったことはあるけど何となく行くきっかけがなかったり、献血カーに出会ったときに時間がなかったり、献血できる条件が揃っていなかったりで、まだ体験したことがないという人も多いのではないでしょうか。

そんな方に、献血ってどんな感じかをお話したいと思います。

献血を受ける場所や種類によって少し違うところはあるかと思いますが、ふんわりと雰囲気を知ってもらって、興味を持ってもらえれば嬉しいなと思います。



1. 献血する場所を探す

日本赤十字社のHPには、常設の献血ルームと献血バスの巡回予定表があります。

初めての献血におすすめなのは常設の献血ルーム。行けそうな常設献血ルームがあったら、そこのHPにいって、場所と開いている時間を確認しておきましょう。

献血ルームと巡回バスにはそれぞれよいところがあり、常設献血ルームは待ち時間も飲み物食べ物がいっぱいある室内でのんびりできますし、献血を受ける場所も広々しています。多くのルームでは成分献血も可能です。巡回バスは待合室が外のこともあったり(室内のこともあります)、バス車内は狭かったりしますが、常設ルームにも増して赤十字の職員の方のチヤホヤしてくれる感が高い気がします。あくまでわたしの感覚ですが。めちゃくちゃいいことをしている気分になります。


2. 実際に受付まで行ってみる

勇気を出していってみたら、結構たくさんの人が出入りしているのにびっくりするかもしれません。「協力者求む」と言われて足りないのかなと思っていても、なんだかんだでたくさんの人が献血にきています。みんなえらい。わたしもえらい。

休日の夕方にいったら、ほとんどが一人客でした。だからぼっち参戦でも心配いりません。

まず最初にデータを記録します。献血カードを作り、個人情報を登録します。健康状態に関して、必要な質問をうけて回答したりします。

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こういうカードつくります。2回目からは時間が大幅短縮!


受付の赤十字の職員さんや、問診のお医者さん、採血担当の看護師さん、みなさんほんとうに優しいし、きっと疲れているだろうにずっと優しくサポートしてくれます。とにかく大事にされている感が半端ないです。

なんというか、扱いがお姫様です。もしくは王子様。 

受付の時点で、自分がなんかものすごく素晴らしい人みたいな気分にさせられます。余っている血を、血をちょろっとだけ出すだけでものすごく大事にしてもらえます。

仕事やプライベートがうまくいってないときもここまで大事にしてもらえると自己肯定感が上向きます。

3. 問診と血液のチェックに進む

そもそも誰でも献血ができるわけではありません。

年齢制限もありますし、血液の比重だったり、体重だったり、飲んでいるお薬、住んでいた場所などのたくさんのハードルを乗り越えた「恵まれしボディの持ち主」が献血可能なのです。ちょっとだけ採血して、ヘモグロビン濃度を確認し、医師の問診を受けて、今回も自分が恵まれしボディだということを告げられます。ありがたい


そんな大枠として恵まれボディの持ち主である私ですが、めちゃくちゃ自慢できるチャームポイントがあります。


とにかく私の血管は太くて美しいのです。
ちょっと手のひらをにぎっただけで、お手頃な血管がぬぬぬっとでてくるのです。


採血をする人みんなに「どんなに下手くそでも絶対にうまく抜ける血管」として毎回毎回褒められます。

臨床で20年間採血していない大学教授(採血前にはほんとうに嫌そうにしていた)が私の腕で自信を取り戻すくらいのモデル血管なので、褒められたときに「いつも言われます(ニッコリ)」って答えても決して嫌味にならない美しさなのです。

採血や献血をするようになってからずっと褒められ続けていますが、受付で上がった自己肯定感がさらに爆上がりします。私(の血管)は美しい!!!


そんなことはさておき、飲み物をたくさん飲んで、食事の間が空いている人は補食をもらって(ウエハースもらった)、献血のベッドが空くのを待ちます。多分初回だとドキドキも最高潮なはず。

4. 抜かれる

テレビなどがくっついた献血ベッドでくつろぎながら私の血が流れていきます。採血の針は結構太いのですが、痛いのは一瞬です。担当になったかわいらしい看護師さんと楽しくお話しているうちに何もかも終わっていました。

これまでの私の経験だけではありますが、常設の献血ルームの方は採血が上手い人が多いです。普通にうまいのレベルではなく、めちゃくちゃうまいのレベルの方がたくさんいます。夜帰ってから採血が終わったあとに傷口に貼ってもらうシールを剥がしたら、直径1ミリくらいの血液しかついていませんでした。健康診断の採血よりも痛くないし、痕もつかないなんてこともザラです。針太いのに!

私は冷え性で、採血が始まってしばらくすると血が出なくなってくるので、腕と手のひらをホッカイロなどで温め続けて採血してもらっています(あずきのチカラとかも貸してくれます)。わたしにそそのかされてはじめての献血に行ったけれどできなかった友人は「血管が細くて取りづらいので、夏に再チャレンジしていただけるとありがたいです」と言われたそうです。やはり温かいほうが出やすいっぽいので、初めてで不安がある人は暖かい季節のほうが良いかもしれません。

5. くつろぐ

おわったあとすぐ動くとふらつくこともあるので、ちょっと休んで帰ります。アイスやお菓子を食べながらボーッと待ったら、キャンペーングッズなどもらって帰宅します。

ちょうどバレンタインデーの日だったので、チョコレートもらっている人達をみかけました。でも私はラムネ。チョコレートがよかった。ほぼ閉店時間にいったのでチョコレート無くなっちゃってた可能性が高いです。しょんぼり。


6. ゆっくりやすむ

たっぷり水分とって、栄養とって、しっかり寝る。減ったぶんの血よ増えろと念じておきましょう。


私は池袋の献血ルームに行ったので、帰りに聖地バッカスによりたかったのですが、あいにくお休みの日だったので、次回は空いている日に献血に行こうと思いました。お酒はのめないけれど、美味しいものがそこにあるから!


7. 血液の情報がやってくる

赤十字からメールが来て、今回の血液データを教えてもらえます。
ラブラッドというwebサービスに登録すると、過去の記録も含めて健康状態をチェックすることができます。

こんな感じでデータを見ることができます。概ね健康。よしよし。

継続して献血すると健康状態の変化がわかるので、献血できる体を保つためにもちゃんとこのデータをチェックします。


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各項目ごとに説明が詳しく書いてあるので、赤文字(基準値外)があったら細かいところまでちゃんと読む! 2回前のコレステロール値が足りませんでした。多少少ない分にはまあ問題なし。

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コレステロールに限らず、わりと私の血はカスカスです。ほかの成分もまあまあ下限値すれすれ、地をはっています。


健康上ほぼ問題のない数字ですが、何にしても数値下限値ギリギリといわれるとなんか貧栄養ぽくみえます。実際、中学生の時にあまりにカスカスで「ちゃんとご飯食べさせてますか」と親が疑われたりもしたのですが、当時私は一日5食、大学生のときに自分用に作っていったお弁当は「高校球児のお弁当」と言われていたので、とった栄養がそのままでていっちゃうような体質のようです。だから栄養分いっぱいの濃そうな血の人(薄めても良さそうな人)のところに私の血がたどり着けばいいなと思います。



場所によって色々違いはあるかと思いますが、概ねこのような感じです。


日本赤十字社と各地域の赤十字支部・センターではいろいろなコラボキャンペーンを行っています。


タイトルに書いたようなサッカーチームと献血のコラボレーションのはかなりの頻度、かなりのチームで行われています。このような継続的な活動が地域に与えるポジティブな影響って、派手ではありませんが確実にあります。


派手じゃないけど大事なアクションを続けられるって本当に素晴らしいことなのです。サポーターのみなさん、周りの人に是非宣伝してください。

献血に助けられている人、感謝している人は口には出せなくともたくさんいます。病気とか事故って明るい話題じゃないから控えめにしている人もたくさんいると思います。私も家族のことで、とても感謝しています。

アイドルやアニメとのコラボレーションで、グッズが貰えたりすることもありますので、「推し」x「献血」でまめに検索しておくと良いみたいです。行きたくても献血できる条件が揃っていない方は、キャンペーン情報をお友達に伝えると喜ばれますし、結果沢山の人が献血に行ってくれたのであれば、自分ひとりが行くよりも何倍もの貢献をしていることになります。推しに!

湘南ベルマーレ、横浜FC、横浜F・マリノスサポのみなさま、よかったら以下のリンクにアクセスしてみてください。

(あいうえお順)

【合計1,000名様にプレゼント】赤十字×湘南ベルマーレ献血キャンペーン開催!

横浜FC×赤十字 献血応援プロジェクトのご案内

横浜F・マリノスと献血を応援!!ホームタウンで献血しよう!

神奈川赤十字とのコラボレーションは2月末までですが、他のチームでもちょくちょくコラボレーションしているので注目していてください。サポのみなさんが参加されることで、チームが地域においてさらにどんどん大切なもの、価値ある存在になっていくはずです。

わたしも献血できる体を保つために、ちゃんとワークアウトやらなきゃなと思います。ものすごく太った。←献血のためにおうちで体重はかって愕然としたということをここに告白しておきます。貧栄養なのにね!

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さてさて、本文おわり。


久しぶりにOWL magazineに投稿してみました。しばらく本業(大学で医療系の学部の先生をしています)が忙しかったためご無沙汰していましたが、デビューの際にはこんな記事を書いていました。当時と変わらず、旅にでられない今でも、旅するよりもわくわくする日常を少しずつ広げて、毎日機嫌よくやってます。

OWL magazineは有料マガジンですが、本記事は公共性が高く、ぜひ読んでもらいたい内容だったので無料としました。拡散していただけると嬉しいです。

毎日更新。月700円でいろいろな記事が読めます。まる2周年を迎えました!

今月のお気に入り記事をいくつか貼り付けておくので、気になったらぜひ読んでみてください!

はじめにさかまきさんのショートレター

珈琲買っちゃったから!またこの珈琲で記事書かなきゃ!(書きたい)


お次はさいおさん

いい匂いのする記事はいい記事ですが、危険です。お腹すく。飲みたくなーる。

さらにあすかさん!

だめだ、たぶん食べ物の記事に弱いんだ!

なのですずさんの妄想旅シリーズとかはいつもやばい。お店はちゃんとメモしてる!

今月の記事じゃないけど飯テロで高名な shaker。さんの

この記事を読んでひらめいたことについて今書いています。乞うご期待!(飯テロ的に)

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